2人暮らし

カテゴリー PRIVATE

嫁さんと息子2人が、保育園仲間たちとキャンプに行ってしまい、娘と父は2人で留守番です。朝から晩までOPの練習につきあいました。

それにしても凛子は逞しくなったなぁ。20ノット強の風と高波の中でも力強くクローズを走ります。たまに目の覚めるような素晴らしい走りをしたかと思えば、タックでそのまま沈したりもしますが、父としてはこうして強風を楽しめるようになってくれただけでも十分満足です。

疲れも見えてきたので、もう上がる?と聞いても首を横に振って練習を続ける姿には感動しました。普段まったく見てもらってない自分のセーリングを父親に見せたい気持ちがあるのでしょう。また連休明けからいなくなっちゃうし、この週末はたっぷりつきあってあげようと思います。

夜は2人で焼肉デート♡嫁さん以外の女性と2人で食事なんて久しぶり・・・だと思ったら和歌子がいたわ。忘れてたw

ついにVSRの最新、最強モデルの6.45が日本に初上陸しました。シリアルナンバーは002。プロトタイプをのぞいた量産1号艇です。見てくださいこの雄姿を!

巨大なV2コンソールの前には特注のダンパーシート。ドライバーとナビゲーターは、これまた特注のボルスターシートで視界を確保しました。その後ろにゲスト用のベンチシートを2列並べています。

ここから国内で130馬力のエンジンを搭載し、GPSプロッター、夜間航行灯などの電装品、ビミニトップ、スイムラダーなどの外装品を取り付けます。試運転が待ち遠しい!

マスト、マストスタンプ、フロントウイング、ブームに続いて、ついにプロッダーも切りました。このあと角度を変えて、カーボンの板を差し込んで接着。周りにUDとバイアスのカーボンを交互に巻いて完成です。

プロッダーはもともとワールド前に折れて修理した経歴があり、しかもそこにまたクラックが入ってたので、どうせこのままでは使えませんでした。いい機会だから反対側も切って角度を変えてやろうという訳です。

いよいよホントにもう切るとこ無くなってきましたw

昨年7月に放送されたNHKドキュメンタリー「漂流アドベンチャー」の続編が5月6日に放映されます。俳優の池内博之氏が江戸時代の漂流記を題材に、実際にヨットで漂流する冒険紀行番組です。

蒲郡から小笠原を経て、黒潮に流されながら2週間。ヨット経験の浅い池内さんや取材クルーの方々を寒さや荒天から守るために、弊社が衣装提供をいたしました。ヨット好きにはとても興味をそそられる番組です。放映はBSプレミアムで5月6日の21:30から。ぜひご覧ください!

久しぶりにコソコソと積層してます。このブームにどれだけ手を加えてきたか。いまさら他のブームには変えられません。

ブームとプロッダーの改造が終われば、バウスプリットを装着してレッツゴー!待ち遠しい!

遅れてきた本命

カテゴリー SAILING

エミレーツ・チームニュージーランドが遂にバミューダで練習を開始しました。なんじゃこいつら。なんじゃこいつら。えげつないぞ!?どんだけ自由自在なんだ??

衝撃の映像です。これまで足漕ぎグラインダーばかり注目されましたが、その豊富な油圧で何を得ているかについては追求されていませんでした。注目すべきはウイングトリムです。メインシートが無いってことは、ウイング内部から油圧でトリムしてるってことなんですかね?

とにかく他のチームでは考えられないくらいウイングトリムが速い。まるでラジコンヨットかのように瞬間的にあの巨大なウイングが動いてるじゃないですか。これはまったく想像以上だわ。そのおかげか、せわしなくタックジャイブを繰り返しても完全に飛びっ放しで、ほとんどロスがありません。

やはりエミレーツは脅威です。ダークホース、いや本命か。

FBでご覧になった方も多いかも知れませんが、シースケープチャレンジに参加していた社員一号から無事にフィニッシュしたと知らせが届きました。強風のためにスタートが1日延期になりましたが、ドン吹きからカームまで盛りだくさんの楽しい70マイルだったようです。

果敢にも140マイルのロングコースに挑んでいた東大生チームは、スタートの延期が響いて残念ながら途中リタイアとなりました。帰国の便に間に合わないと判断しての決断だったようです。それでも最高の経験が出来たとコメントしてくれました。そのリタイアの決断も含めての素晴らしいシーマンシップです。おつかれさまでした。元気に帰国してください。

こんなに敷居が低くて楽しいイベント、他にはそうそうありません。きっと今回参加していただいた3名にとってずっと忘れられない数日間になったのではないでしょうか。そしてこれからのセーリングライフにとって大きな影響を受けたのではないかと思います。僕も去年のクロアチアの旅に大きな刺激を受けました。

今年は国内でもこんな楽しげなイベントを社員一号が企画中です。すっかりシースケープの虜になった彼が繰り出す次の一手にご注目ください。

永遠の少年

カテゴリー SAILING

店番をしながらモスのマストを立てていじくっていると、愉快な爺さんたちが集まってきましたw 60代になっても70代になってもこうして少年のように楽しめるって素晴らしいことですよね。40代なんてハナ垂れ小僧だわ。

新調したセールはこれまでよりラフカーブが大きくて、レーキの設定に悩んでいます。クリューの高さを同じにすると写真のように激しくアフトレーキしてしまうんです。飛んでる時はこれでもいいと思うけど、微軽風だとタックの後にまったくフネがベアしなくなるんだよなぁ・・・平井さんがよくハマってる地獄で苦しむのはご免だしw

ようやく長い改造にも終わりが見えてきました。やはりプロッダーも切って角度を変えよう。それが終われば連休には飛べるぞ!

蘇った紺碧

カテゴリー BUSINESS

終日葉山マリーナと葉山新港で作業でした。基本的に修理作業は嫌いじゃないんですが、ときに自分の見通しの甘さに腹が立つときがあります。2-3時間もあれば終わると思ってた作業に7時間もかかってしまった今日なんて、軽い自己嫌悪モード。次からはもっと効率良く、早くできるようにならなきゃ・・・

ふと桟橋を見ると、冬に長期入院していた早稲田大学ヨット部の紺碧が綺麗になって浮かんでいました。聞けばあれ以来、エアも漏れずアカも入らなくなったと。その一言で救われました。まだ修理職人としては未熟ですが、こうして誰かに喜んでもらえるからまた次も頑張れるんです。

創業当初に進水したVSRが10年を越えても各地で活躍しているのは本当に嬉しい。今後もできる限りのサポートをしていきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

Smooth as silk

カテゴリー SAILING

世はまさに、大航海時代ならぬ大フォイリング時代ですが、一般に普及するような決定打はまだ出ていないのが現状です。モスは普及するには難し過ぎるし、値段も高い。そこをワスプが解決するかと期待されていますが、値段こそ半分というものの、難しさは半分という訳にはいきません。初心者がトライすると、安定してスピードを出すに至るまでに何度も何度も沈を繰り返し、そのうち体力と気力を失ってしまうケースが多いです。

とりあえず安定してスピードを出すだけなら、カタマランの方が安定しています。ハルが二つあるんだから当然ですね。ただしフライングファントムやA-CATは、これまたハードルが高い。おそらく最大の難関はトラピーズです。まぁ普通の人は25ノットで飛びながらトラピーズになんて出られません・・・

その点このエッセンシャルは画期的です。トラピーズの代わりにサイドウイングを採用してトラピーズと変わらない復元力を確保しています。Zボードだからフォイルの上げ下げもいらない。フライングファントムに乗ったら分かりますが、何がしんどいってダガーボードを下ろすのがしんどいんです。しかもLラダーなので落水した時にラダーフォイルにぶつかるリスクも少ない。

ハルはGRPだしマストもアルミなので、重量のハンデが大きいかと思われがちですが、6-7ノットでも飛べるそうです。ホントかなぁ。値段もA-CATより安い。これで二人で遊べるなら普及する可能性はありますね。フォイリングナクラのトレーニングにもなるし。誰か買ってくれませんか?艤装なら任せてくださいw

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