葉山に移住して12年が経ちますが、来た当時に比べて明らかに海がキレイになっていると感じます。湘南エリアの海を専門に撮影されている葉山ドローンさんの動画を見てください。
まるでどこか離島の海のようじゃありませんか?最近は夏でも葉山新港の底が見えるくらい透明度が上がっています。セーラーの一人として海がキレイになることは単純に嬉しいものです。
きっとこれは数十年に渡る環境保全活動の成果なんじゃないでしょうか。たとえば90年代に大きく話題になったオゾンホール。極地を中心にオゾン層が破壊され、紫外線が透過してしまうと危惧されていました。しかし原因であるフロンガスの使用を国際的に禁止したことでオゾンホールは徐々に縮小していて、今世紀末までには消滅するといわれています。
車のエンジンや工場の排気などの環境基準が厳しくなったことで、「光化学スモッグ」も死語になりました。人間が破壊してしまった自然環境は、人間の努力で取り戻すこともできるんですね。こうして海や空がキレイになったと実感できれば、これからも努力を継続しようと思えるものです。
昨年のモスワールドでも、海外の選手たちが相模湾の美しさに驚いていました。イメージと違うって。2020年に向けて世界中のセーラーが集まってくるこの相模湾の美しさを、どんどんアピールしていきましょう。