Dramatic finale

カテゴリー SAILING

なんとか修理も終わり、風もほど良く、マンマユートチームはナクラとファントムで練習ができました。僕もモスで追いかけたんですが、今度は自分のフネに深刻な問題が発覚。大修理になりそうです。トホホ・・・

ところでリオの映像が徐々にYouTubeのオリンピック公式チャンネルにアップされています。ナクラの感動的なメダルレースをコメント付きで見られるので、まだご覧になっていない方はどうぞこちらから。

いやー改めてすごいレースだ。実況も最後の最後まで誰が勝ったか確信を持てていません。それくらい劇的な幕切れでした。2度のペナルティーターンをしても最後まで集中を切らさずに6位でフィニッシュした彼らはまさに王者に相応しい!

こういうドラマチックなフィナーレがこの競技の存続には不可欠です。メダルレース前にメダルが決まっちゃってると、どうしても盛り上がりに欠けちゃうのが残念。早くFXのメダルレースもアップされないかな。

ファントム修理

カテゴリー SAILING

IMG_7231朝から土砂降りの不安定な天気でしたが、合間を縫ってフライングファントムの修理。実は先週末にクロスビーム下のコンプレッションバーが折れてしまいました。

すぐにメーカーに交換部品をオーダーしますが在庫がありません。週末には乗りたいと言われてるし、うーん・・・

困った時は古谷さんに相談です。月曜日に頼んで、水曜日には内径21ミリ、外径26ミリ、長さ280ミリの注文通り、カーボンパイプを作ってきてくれました。ホントありがたい。

モスもそうですが、ギリギリまで限界を攻めた設計なので、どんなに気をつけてても壊れる時は壊れます。仕方ない。楽しい乗り物には、細かいメンテナンスがつきものです。

なんとか間に合いました。週末いい風が吹きますように。

大団円

カテゴリー SAILING

セーリング競技最終日。前日の鬱憤を晴らすかのようないい風が吹き、470女子、470男子、49er、そしてFXの順にメダルレースが行われました。

日本選手団の中で唯一メダルレースに残った470女子の吉田/吉岡組は抜きつ抜かれつの攻防の末、7位フィニッシュで総合5位入賞。メダル獲得こそなりませんでしたが、予選での2度のトップを含め、しっかり実力を発揮した大会だったといえるでしょう。

470男子はオーストラリアがギリシアチームとのマッチレースを制して銀メダル獲得。絶対王者ベルチャー/ライアンを破ったのは、あの恐ろしい青年ことシメ・ファンテラ/イゴール・マレニッチでした。母国クロアチアにとってセーリング競技初の金メダルです。あの小さな少年がついにここまで・・・

49erは既にピーター/ブレアが圧勝していましたが、メダルレースでドイツチームを逆転して銀メダルを確保したのはやはりネイサン/イアンでした。予想通り彼ら2チームがロンドンとは逆の形で金銀を分けました。ピーターとブレアはメダルレースもダントツ。実に2位と43点差ですよ。まったく異次元でしたね。

そして最も盛り上がったのがFXです。トップ4艇が2点差以内でメダルレースの着順勝ちという、ロンドンのときのラジアルと同じ状況。3回目のアップウインドで左から大きくゲインし、フィニッシュ僅か2秒差で逆転の金メダルを獲得したのは、地元ブラジルのグラエル/クンゼ!なんという出来すぎたドラマ!

手に汗握るすごい接戦でした。最後ジャイブをしてポートで前を切ってフィニッシュできるか、本当にギリギリの紙一重。そこで落ち着いて完璧なジャイブを決められるから金メダルが獲れるんですね。さすが英雄、トーベン・グラエルの娘、千両役者だわ〜

メダルの色が決まった瞬間、喜びを爆発させる2艇。勝ったブラジルは当然ですが、銀メダルのニュージーランドも喜んでるんですよね。日本人のメンタリティーとしては、あれだけ僅差で金メダルを逃したら落ち込みそうな気がしますが、驚くほど短時間に負けた現実を受け止めて、銀メダルが取れたことをポジティブに捉えている。少なくとも外からはそう見えます。

470男子のオーストラリアも、女子のニュージーランドも、49erのネイサンたちも、ロンドンの金メダリストでありながら、リオの銀メダルをきちんと自分たちのものとして受け入れて、喜んでいる。それが逆に彼らのメンタルの強さを表しているように思えます。

優勝以外はすべて負けだ、恥だという考え方は、不利な状況になった時に一気に崩してしまう脆さをはらみます。たとえ金メダルを逃すのが濃厚になっても最後までベストを尽くした彼らは、元金メダリストだからこそ銀メダルをとれたと考えることもできるのではないでしょうか。

折しも霊長類最強と呼ばれた、女子レスリングの吉田沙保里が決勝戦で敗れて4連覇を逃しました。そういう書き方をすれば、負けたというネガティブな捉え方になりますが、彼女は4つ目のメダルを獲得し、さらに彼女に憧れてレスリングを続けてきた選手たちが4つの金メダルを獲得した。そうポジティブに捉えることもできる訳です。

一発勝負のレスリングと、長丁場のセーリングを比較するのはナンセンスかも知れませんが、あまりにメダル至上主義な報道は、選手たちに余計なプレッシャーを与えるばかりです。オリンピックに行ったことのない僕からしたら、参加してる日本選手全員が勝者だし、羨ましい限りですよ。

吉田沙保里選手にはどうか胸を張って帰国して欲しい。そしてセーリングの選手たちも。それぞれベストを尽くしたんだから、堂々とドヤ顔で帰ってきてください。おつかれさま!

3時間も4時間も風待ちの末、結局昨晩予定されていた470男女のメダルレースは今晩へ延期になりました。ずっと待ち続ける方も、運営する側も、もちろん選手も疲れちゃいますよね。ホントこればかりは残念だけど如何ともし難い。あんな風の中で4年間の総決算を無理に決行されても困る訳で・・・

つくづくテレビ放映に向かない競技だなと痛感させられます。ルールは分かりにくいし、スケジュール通りに始まらないし。

風待ちの間の選手たちを見たいからもっと映して欲しいけど、ヨットの選手は突然オシッコし出すからなぁ・・・これ結構マジで大きな問題ですよね。選手は撮られてるって分からないし。絶対にお茶の間に流せない映像だもん。メジャー競技への道のりは遠くて険しいですね。

眠い・・・ホント地球の裏側でオリンピックやられるのは辛すぎます。でも昨晩は起きてる価値のある、劇的なメダルレースの数々でした。なかでもナクラは映画のように手に汗握るハラハラの展開。最後に笑ったのはリアルレジェンド!!

サンティアゴ・ランゲ、54歳。これまで5回オリンピックに出場して2つの銅メダルを獲得していた彼ですが、まさか6回目で金メダルを獲るとは・・・

2年前にも書きましたが、彼がナクラでリオを目指したのは、息子2人が49erのキャンペーンを始めたのがきっかけでした。例えるなら大志と晴人がペアを組んでオリンピックを目指すと。普通はじゃあコーチしようかとなるでしょう。でも彼はナクラにチャレンジして、一緒に遠征することを選びました。生き様を背中で見せる父親なんですね。

2014年のサンタンデールでは見事に2位で国枠を獲得し、レジェンド健在を印象づけられます。しかし・・・

翌年のプリンセスソフィア。レッドブルロゴのフネだけ置いてあるけど、ランゲを見かけません。あとで知ったのですが、ガンが見つかって、左肺を摘出したって。あーさすがに終わったなと思いました。元気でいてくれればいいなと。リオは厳しかろうと。

でも海に戻りたい、セーリングしたいという欲求が術後の驚異的な回復を助けたらしく、レースシーンに復帰してからは手術前よりむしろ高いパフォーマンスを見せ、この劇的な金メダル獲得へと駆け抜けました。これはセーリングのみならず、全競技の金メダリストを通じても、もっとも賞賛に値する快挙だと断言できます。勝利を確認し、息子2人と抱き合う姿はもう、涙無しでは見られません。信じられない。ホントすごいお父さんですね。禿げてるけどカッコイイ。

セーリング競技全体でも最年長の彼が金メダルを獲得するところに、この競技の奥深さが伺い知れます。健康体でもナクラはきつい乗り物です。がんサバイバーの54歳が乗りこなして世界一に輝けるなんて、あらためてセーリングは素晴らしい。

レーザーもラジアルもフィンも、それぞれにドラマのあるメダルレースでした。明日は470、そして明後日は49erと眠れない夜がまだ続きます・・・

Real legends

カテゴリー SAILING

リオ五輪のセーリングもいよいよ大詰め。今夜はナクラ17のメダルレースが行われます。

ここまで12レースを終えて暫定トップに立っているのは、なんと54歳のレジェンド、アルゼンチンのサンティアゴ・ランゲとクルーのセシリア・サローリ。しかし点差は僅かで、1位から7位まで金メダルの可能性を残しているという大接戦です。このメダルレースは熱い!

そしてレーザーでも、ブラジルの英雄ロバート・シェイドが5位でメダルレースに進出し、銅メダルの可能性を残しています。

ラジアルではモス仲間、アイルランドのアンナリース・マーフィーが3位。金もあり得る点差です。前回ロンドンのメダルレースで惜しくもメダルを逃したアンナリース。今回は持ち前のパワフルなセーリングでスカッとさせて欲しい!

あーもー、みんな頑張れ。49erと470女子ではメダルレース入りを賭けて予選最終日に向かいます。悔いのない走りで、それぞれの自己記録を更新して欲しい。眠れない夜が続きます。

今シーズンのザイクは、何はさておきアヴレアです。リオでも多くの選手が着ていますね。

既に手に入れた方々はみなさん共感していただけると思いますが、あれだけ薄くて軽いのに、驚異的な撥水と通気性の高さで、まったくこれまで経験したことのない快適さを実現しています。

以前も書きましたが、アヴレアの撥水は熱をかけることで活性化します。もし撥水性能が落ちてきたと感じたら、完全に乾いた状態からアイロンをかけてください。その際160℃を越えないことと、ロゴの部分を避けること。

非常にニットの密度が高いので、ほとんど汚れが溜まりません。軽く水かぬるま湯ですすげば日頃のお手入れは充分です。

IMG_7230

もし汚れが気になるほどになったら、これらの高機能ウェア用洗剤を使ってください。汚れが落ちるだけでなく、撥水性能も戻してくれます。どちらもアマゾンで売ってますよ。

アヴレアの素晴らしさを一人でも多くの方に体感して欲しい!まだの方は弊社もしくはお近くの販売代理店でご試着ください。

臨時コーチ

カテゴリー PRIVATE

IMG_72221年ぶりくらいに葉山ジュニアの練習に終日おつきあいしました。スタート前2分間しっかりフネを止めるというテーマで、みっちりとスタート練習です。

自分はどこから出たいのか。そのためには何分前にどの辺にいないといけないのか。そしてそこから何秒前にメインシートを引かないといけないのか。何度も繰り返しながら、距離と時間の感覚を体にしみ込ませます。

たった一日だけど、きっと子供たちは最後まで集中を切らさずに、いい表情でセーリングをしていました。それぞれに何か残るものがあってくれれば嬉しいです。

2週間後に迫った東日本選手権で、何人が全日本の切符を取れるかな?

センター獲得

カテゴリー PRIVATE

IMG_7217恒例になった葉山マリーナのサマーフェスタ。我が娘はフラダンスのセンターで踊るまでに成長しました。親バカなことは百も承知ですが、凛子のフラダンスは上手いです。ホントに。

森戸海岸の盆踊りにも行きたかったけど、モヒート飲みすぎて完全に酔っぱらっちゃいました。でも子供たちもサマーフェスタ楽しんでたから良しとしよう。うん。

5時から家族

カテゴリー PRIVATE

オリンピック中継をダラダラ観たり、ネットでナクラのレースを観たりしてるうちに、ハッと気がついたらもう夕方。いかん、このままじゃ貴重な一日を浪費してしまう!

zushibeachという訳で、やおら家族全員水着に着替えて自転車で逗子海岸へ。ちょうど海水浴タイムが終わってがら空きじゃないですか。波打ち際でプロレスごっこしたり、SUPでひっくり返しあいしたりw ニッポンの正しい夏の過ごし方ですな。

実は昨日の日帰り温泉も夕方5時からの行動でした。オリンピックが地球の裏だからしょうがないね。てへぺろ。

« 戻る次の記事 »