楽しくも苦しく、長いようで短い1ヶ月間でした。日本に帰れるのが嬉しいような悲しいような・・・すべてが微妙な心境です。
ああ今はとにかく早く帰って家族に会いたい!お土産たくさん買ったからねっ
移動3日目にしてようやくベルギーに着き、倉庫にナクラを預けることができました。マヨルカ観光も含め、ここ4日間ずっと車の運転ばかりで、いい加減イヤになって来たところ。長旅の疲れを癒してくれるのは、前にも紹介したテルマエホテルです。
イェールの枠取りを達成できず、当初の予定通り日本に帰ることになった訳ですが、落ち込んでいるヒマなどありません。与えられたこの時間を有効に使い、国内でしっかりと成長すればいい。時間は誰にでも平等です。5月に再びヨーロッパに渡る時には、もっと上のステージで戦えるようになって見せましょう。パルマでの屈辱が、いつか歓喜に変わると信じて。
カテゴリー SAILING
3週間を超えるマヨルカ滞在の最終日。夜のフェリーまでの時間を使って、最後の最後にマヨルカ島を満喫してきました。ここは海もキレイだけど、山も素晴らしい。ワインディングロードをひた走って、ソレールやサ・カローブラといった海沿いの町を散策し、最後は北端のケープ・フォルメントールまで。
ちょうど今はイースター(復活祭)の連休にあたり、どこに行ってもたくさんの観光客が溢れていました。マヨルカは暖かくて、海がキレイで、ご飯が美味しくて、物価が安くて、人々は朗らかで・・・まさに地中海の楽園です。
ディスマストに始まり、屈辱に塗れて終わった1週間でしたが、スケールの大きな景色をたくさん眺めて、いい気分転換になりました。今夜のフェリーでバレンシアに渡ります。
プリンセスソフィア杯最終日。トップ10の選手だけで行われるメダルレースをボートで観戦しに行きました。ナクラ17の優勝はメダルレースを前にして2位に40点以上の大差をつけた、フランスのビリー・ベッソン/マリー・リウーに決まっていたのですが、メダルレースでも手を抜くことなく1上からグングンと差を広げ、圧巻のダントツフィニッシュで優勝に花を添えました。
昨日の僕たちは絶望的な遅さでしたが、逆に彼らはトップ10の選手の中に入っても異次元の速さを持っています。アップウインドもダウンウインドも。そしてもちろんマニューバリングやホイスト/ドロップもメチャ上手い。特にクルーのマリーのジェネカーホイストは、他のどの男子クルーよりも速くて力強い。いやーバケモノだわ。
僕らはどんなにいいスタート決めても、いいコースを引いてもいい順位を取れませんでしたが、彼らは逆にスタートやコースで多少ミスろうが順位を崩しません。ナクラのような高速艇ではスピードこそが武器であり、ちょこざいな小細工はまったく通用しないのです。彼らの走りのどこに秘密があるのか、和歌子と二人で徹底的に研究しようと思います。いいもの見せてもらいました。
その後、男子470のメダルレースも観戦したのですが、みなさん既にご存じの通り、チームアビームの土居/今村組が2着に入り、スリーボンドの松永/吉田組と肉薄する総合5位と6位という結果に終わりました。決戦の470ヨーロッパ選手権は、6月末にデンマークのオーフスで開かれます。なんとその1週間後に同じ場所でナクラワールドが開かれるので、決着がつく瞬間も現地で観戦できそうです。
470女子も49erもレーザーラジアルもRS:Xも日本チームは全般的に好調でした。その波に置いていかれないように、ナクラチームも頑張らねばよ!
プリンセスソフィア杯5日目。明日はメダルレースしか行われないので、僕らにとっての最終日です。なんとか順位を上げてイェールの枠を取ろうとしたのですが、軽風の3レースをUFD-23-23という信じ難い崩し方で、総合46位に転げ落ちてしまいました。
イェールの枠どころか、シンガポールや香港などアジア勢にも抜かれる始末。正直言って、27年のセーリング生活でも、ちょっと思い出せないほどの屈辱感と絶望感に包まれました。この先もずっとこの日のことを忘れることはないでしょう。
とにかく今日は絶望的にスピードがありませんでした。パフが入ってもスピードに乗らないし、すぐ失速するし、あれじゃスタートとかコースとか関係ない。リコールしたレースすら着順はビリの方でした。まったくヨットレースになりません。モスに例えるなら軽風で自分だけ飛んでないような、手の施しようがない感じ。いやー参った。こんなにヨットが下手なのかと疑心暗鬼になって、頭がどうにかなりそうなくらい。
もちろん、だからといって挑戦を諦める訳じゃありません。より強い意志を持って前に進みます。言い訳もしません。世界中みんな一生懸命なんだから、そう簡単に行く訳がない。これくらいの試練を経験することもあるでしょう。思い当たる原因はいくつかあるので、しっかり対策をして、微軽風が多いと予想される9月の青島までに必ず克服したいと思います。
そのための動機付けになったなら、今日の経験にも意味があったと言えるはず。こんな僕でも応援してくれる沢山の方々、最愛の家族、そして一緒に乗ってくれている和歌子がいるから、きっと乗り越えて見せます。
よーし、まずはダイエットだw
プリンセスソフィア杯4日目。今日は早い時間から素晴らしいシーブリーズに恵まれ、予定通りの3レースを消化。でも残念ながら10−19−13で総合は42位に後退してしまいました。
毎日多くのことを学んでいます。昨日のレースで学んだことは今日のレースに活きたし、今日のレースで学んだことは明日のレースに活かせばいい。なかなか成績にはまだ反映されませんが、地力は確実に上がっています。
アップウインドはかなり安定して良くなりました。次の課題は波のあるダウンウインドです。今日は2レース目でもったいない沈をしました。でもその課題もマークが外から見た違いを指摘してくれたので、次はもっと上手く走れるでしょう。
イェールの枠は近いけど遠い・・・でも残り1日、最後まで集中して、いま持っている力を出し切りたいと思います。
カテゴリー SAILING
プリンセスソフィア杯3日目。終日強めの北東の風が入り、ゴールドシルバー共に順当に3レースを消化しました。僕らの成績は13-14-9で現在総合41位。このままだとまだイェールの枠に届きません。
シルバーでもその程度なのかと言われればそれまでなのですが、僕らの中では確かな手応えを掴んでいる最中です。最低限戦えるスピードとハンドリングになってきて、やっとヨットレースをできるレベルになったところ。もちろんまだまだ完成度は低いけど、以前とはレースの中身が全く違います。前を走っても後ろを走っても、マグレではなくなりました。
僕らのレースは残り2日。あと3-4番順位を上げないとイェールには行けず、帰国することになります。日本を離れて既に3週間。早く家族に会いたいけど、まだ帰りたくない。複雑な気持ちですが、いま僕がなすべきことは、できるだけナクラの経験を積むこと。明日も集中して挑みます。
カテゴリー SAILING
プリンセスソフィア杯2日目。11時スタート予定に合わせて9時にはマリーナに到着。昨日とは打って変わって全然風がありません。
1時間ほど陸上待機のあと、11時頃に入り始めたシーブリーズで出艇しました。昨日の2レースをリタイアしてしまい、ゴールド進出はだいぶ難しくなってしまいましたが、まだ不可能ではないラインのはず。今日が初日と思って、集中して挑みます。
でも今日はそこからが長かった。ホントに。風がコロコロとまったく安定せず、選手も運営も翻弄されっ放しで、全然レースが始められません。1時間が過ぎ、2時間が過ぎ、ようやく予選の第3レースがスタートしたのは、なんと午後6時過ぎです。
そこから2レースを終えてマリーナに戻ったら午後8時でした。9時間もナクラに乗ってたなんて初めての経験です。ブルーフリートの帰着は9時くらいだったはずです。とても長くてタフな一日でした。
僕らの成績は22-15で、残念ながらミラクルは起きず、明日からの3日間はシルバーフリートで戦うことになりました。じゃあ落ち込んでいるかというと、全然そんなことなくて、やっと、やっとまともに戦う土俵に上がったと手応えを感じています。
普通にスタートして、普通に走ってタックして、回航してホイストして、抜きつ抜かれつしながらコースを回れるようになりました。いままではたまにまぐれで前で回っても、とにかく抜かれるばかりで、一緒にヨットレースをしている感覚じゃなかったんです。最低限度のスピードとテクニックにたどりつき、ようやくナクラでヨットレースをしていると感じられるくらいに成長できたということです。
ゴールドフリートという目標は逃しましたが、頭を切り替えてシルバーフリートでのレースに挑みます。幸か不幸か、同様にディスマストしたチームがシルバーに落ちたので、普段ならゴールドじゃないと一緒に走れない連中と走れそうです。シルバーにもイェールの枠が7つ位残ってそうなので、最後まで集中して頑張ります。