羊飼い

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IMG_2341風に恵まれなかった昨日と打って変わって、いい風が吹いた一日でした。17艇のOPをグルグルグルグル羊飼いのように回して、子供たちからは恨みを買ったかも知れません。

子供って素直だから、何かアドバイスすると一生懸命それを実行しようとしますよね。朝できなかった事が、昼にはできるようになるんだから、教え甲斐があるってもんです。ヨットの町、葉山に生まれ育ったこの子たちの中から、世界のトップに立つようなセーラーが育ってくれれば、きっと町全体が盛り上がるでしょう。

我が子たちはどうかな?凛子がOPに乗るなんて、想像しただけで笑っちゃう。タイちゃんとハルちゃんで420とか乗るのかな。たまらんなーw

IMG_2338今週末は地元葉山でジュニアアカデミーの講師です。普段は葉山の海を所狭しと飛び回っていますが、今日と明日は葉山っ子のために人肌脱がせていただきやす。

葉山町ヨット協会ジュニアは、入部できるのが葉山在住の小学3年生、それも4月だけに限られています。そして凛子は、ついにその時を迎えるのです。僕らはいままで凛子にヨットをさせようという考えはありませんでした。本人が好きなことをしてくれればいいと。でも、ある日突然「私もヨットやりたい」と言い出したのです。

本人がその気になったなら、ヨット屋の娘なんだから、好きなだけやればいい。ただし、僕は子供のヨットのために自分のヨットを犠牲にできるような親ではありません。OPでエッチラオッチラ走る娘の周りを「うぇーい」と飛び回ってることでしょうw

もうすぐ入部する子の親なのに、招かれて講師をするというのは、なんだか奇妙な感覚でした。

塗装日和

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IMG_2335比較的暖かくて、気分が乗っていたので、満を持してフォイルの塗装をしました。メチャクチャ気合い入れて塗ったおかげで、かつてないほどキレイに仕上がった!

あースッゲーーーーーー速そう。これはヤバイ。35ノット出るな。間違いない。

宇宙パン

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8回目の誕生日を迎えた凛子のために、鎌倉の漁師であり、ステンシル職人としても活躍するムラキノボルが巨大なパンを焼いて持ってきてくれました。これはパンというより、もはや芸術です。

宇宙をイメージしたこの巨大なパンは、今日2月21日の太陽系の惑星配置を表しているそうです。12星座の位置も正確に再現されています。ホントに凄い。こんなパン見たことありません。食べ切るのに何日かかるんだろう。

春からOPを始めるという凛子のために、OPパンも焼いてくれました。しかもタイちゃんに鉄砲パンまで。ムラキ、毎年ホントにありがとう。

アジャスタブルワンドが完成しました。って言われても何のことやらだと思いますが・・・

モスにはワンドと呼ばれる棒がバウから垂れていて、このワンドと水中翼のフラップが連動しています。ワンドが海面を叩く角度で、海面からの距離を測り、飛びが低い時は高くなるように、高過ぎる時は低くなるようにフラップが自動で動いてくれるのです。例えるならオートマの自動車がスピードに応じてギアを勝手に変えてくれるように。

僕がモスに乗り始めた頃は、みんなオートマでした。出艇前やレース前にセッティングを変えるだけで、レース中はずっとオートマ。でも2009年頃からハイトアジャスターなる新兵器が出てきました。ターンバックルで連結部の長さを変えることで、走りながら手動で飛ぶ高さを微調整できるのです。これは便利!瞬く間に世界中のモス乗りに広まり、ハイトアジャスターは事実上の標準艤装になりました。

ほどなく一部のモス乗りが、高さのコントロールだけでなく、ワンドとフラップの連動する比率も変えたいと思うようになりました。これはまさに自動車のギアと同じ。海面がラフな時にはギアを大きくして、フラップの反応を敏感にしたい。逆にフラットなときはギアを小さくして、フラップの反応を鈍感にすることで、よりスピードを出したい。アップウインドとダウンウインドでもギアを変えた方が理想的。そこで2年くらい前からギアリングアジャスターが普及しだしました。

ハイトとギアさえコントロールできれば完璧です。僕も当然この2つを装備していました。でも今度は、ワンドの長さを変えちゃえば良くね?という考え方が出てきたのです。ワンドの長さを短くすれば、高さは低くなるし、ギアは高くなる。やりたいことが両方いっぺんにできる。そこで走りながらワンドを伸び縮みできるようにしたのがアジャスタブルワンド、という訳です。

いまや速い連中のモスは全然オートマじゃありません。マニュアルでコントロールするのは大変だけど、オートマじゃ勝てないのも事実。新艇の手元にはバング、カニンガム、アウトホール、ハイト、ギア、ワンドの6本のコントロールロープが並ぶことになります。いま僕はこの6本をパッと手の届くところにどう配置するかで頭を悩ませています。しかもすべてスターボとポートを繋いでエンドレスにしたい。あー悩ましい。なんて悩ましいんだ。ニヤニヤニヤ・・・

婦唱夫随

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ナクラ17でオリンピックキャンペーンを始めたアメリカのサラ・ニューベリー/ジョン・キャシー組のPV。楽しそうですねー。クルーのジョンは38歳だって!その歳で24歳の女の子とキャンペーンなんて、それだけで楽しそうじゃんか!ずるいぞ!

ナクラ17はオリンピックセーリング史上初の男女ミックス競技です。強制的に男女ペアじゃないといけません。じゃあ男女どっちが舵を持つのか?それは女性が持った方がいいに決まってるじゃないですか。夫婦と一緒ですよ。分かり切った話です。あっはっは。

あー乗ってみたい。マジで乗ってみたい。夫婦でリオ狙うか?

ナイフエッジ

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IMG_2332我が新艇、だーいぶマニアックになってきました。この写真だけ見て「おお」とか言う人は日本中で20人くらいしかいないと思いますがw 毎日、頭から湯気が出るくらい考えて悩んでニヤニヤしております。

今日は塗装の下準備でフォイル磨いてて、指切っちゃいました。必死に磨いてるうちにナイフエッジになってて、フォイルが赤く染まるまで気づきませんでした。大学4年のインカレ前に、スナイプのセンター磨き過ぎてザックリ指切って以来です。やばいなー、このフォイル危ない、危ないなー。でも、速そうだなー・・・ニヤニヤ。

そういえばこのフネと一緒に入ってきた兄弟艇は、さっそく進水して地元の清水でピュンピュン飛んでいるようです。国内19艇目のオーナー、鷲山さん、おめでとうございます!Welcome to 蛾地獄!

IMG_232821日が長女凛子の8回目の誕生日なんですが、少し早めにみんなでお祝いをすることにしました。

ガトーショコラを作ると決めた嫁さんから、字を入れたいとのリクエスト。おう、まかせとけ!こんなこともあろうかと、数十万円するプロッターを持っているんだ。全力でいくぜ。振り落とされんなよ?

ふー、これぐらいにしといてやるか・・・

オラクルの止まっていた時計が動き出しました。この映像を見る限り、修理前よりもだいぶ進化したみたいです。フォイリングもキレイですが、なにより驚かされたのはタック!72フィートのカタマランがこんなにロスの無いタックができるなんて信じられません。

エミレーツに比べれば、まだプラットフォームの剛性が足りなくてブヨブヨした印象ですが、2号艇ではそのあたりも改良してくるでしょう。なにせオラクルは前回のカップでも、アリンギ5のバウ形状やスターンの空力対策などを堂々とコピーしましたからね。カップを守るためなら、今回も手段を選ばずに相手のいいところをコピーしてくると思います。

ところでアルテミスは飛ばないフネ走らせてて虚しくならないのかな・・・?

fiveringsレスリングが2020年のオリンピック中核競技から外されて話題になっています。放映権料、観客数、競技人口、男女比率などの基準で判断されたとのことですが、この手の決定はいつの時代も、いやらしい大人の事情が見え隠れして、遺恨を残す結果になりますね。

近代五種やテコンドーが残ってレスリングが外れるなんておかしい!という論調を見かけます。それもそうだけど、僕はよくセーリングが外されないなと感じます。テレビ放映権?観客?競技人口?男女比率?どれもこれも我がセーリングの最も苦手とする分野じゃないですか。絶対にその基準で選ばれてないでしょ。

セーリングは全ての五輪正式競技の中で、開催に要する予算が2番目に多い競技です。風が吹かないと予定通りにレースが行われないのでテレビ中継に向かない。ルールが分かりにくい。途上国に普及していない。などネガティブ要素のオンパレード。

それでもセーリングが外されないのは、西欧諸国が強いから、王族が選手として出場することもある高貴なスポーツだから、現IOC会長のロゲ氏がセーリング出身だからなどと言われます。残るのは喜ばしいことだけど、なんだか釈然としないのは僕だけですか?

これからレスリング関係者は、実施競技残留に向けて必死のロビー活動を展開するでしょう。マイナー競技にとってオリンピックの実施競技であるか否かは存亡に関わる大問題です。他にも復活を目指す野球・ソフトボールや新規採用を目指すスカッシュ、空手、ウェイクボードなど7競技がふるいにかけられ、たった1つの枠を争います。9月のIOC総会は、開催地が東京になるかどうかと合わせて、何の競技が選ばれるかも注目です。

僕はかつて、会社を辞め、人生を賭けてオリンピックを目指しました。オリンピックに対する憧れは人一倍強いと思います。でも、オリンピック競技だからセーリングが好きなわけじゃありません。セーリングが好きだから、誰よりも速く走りたかった、その思いの延長がオリンピック挑戦だっただけです。

もちろんセーリングが今後もオリンピック競技であって欲しいし、そのためのすべての活動を否定するものではありません。ただ、オリンピック競技でなければ競技の存亡に関わるようなセーリングであってはならないと思うのです。セーリングを愛する我々が、それぞれのフィールドで心からセーリングを楽しんでいるなら、オリンピック競技であろうがなかろうが、仲間はきっと増えていくはず。

たとえば最近この近辺でやたらと盛り上がってるスナイプ。江の島では草レースでも70-80艇のエントリーを集め、年齢性別を問わずにセーリングを楽しんでいます。裏には関係者の努力もあるんでしょうが、なによりもセーラーたちが楽しんでいるのがよく伝わってきます。それで自然と人が集まってきてるんでしょう。スナイプ乗りはオリンピック種目じゃないことをまったく意に介しません。IOCやISAFに首根っこ掴まれて言いなりになるくらいなら、オリンピック種目になんかならなくていい。自分たちで楽しくやるんだ。スナイプにはそんな気概が溢れています。

そんな気概をセーラー全員が持っていれば、IOCの決定に一喜一憂する必要なんかないはず。鼻で笑ってやれい。ハッハッハッハ。

それにしても、ロビー活動をしなければ、古代オリンピアの頃から続くレスリング競技すら除外されてしまうというのは悲しい話です。セーリングにその日が訪れないように、僕は僕にできること、セーリングを誰よりも楽しむことを続けていきたいと思います。

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