オルタ到着

カテゴリー SAILING

チーム貴帆が19艇中の12位で無事オルタにフィニッシュしました。途中ビリになったこともありましたが、イベリア半島沖の微風帯を避け、うまく低気圧に乗るコース取りで6艇をゴボウ抜き。なんとかリードを守り抜いた展開でした。素晴らしい!

北田さんにお疲れさまの意味を込めた写真を送ったら、すぐに帰ってきた写真がこれ。

ギャー!負けた。こりゃ絶景だわ。やっぱりノルマンディーじゃなくこっちにすれば良かったかも・・・

1週間かけてようやく辿り着いたのに、4日後にはもう復路のスタートだそうですよ。親愛なるパートナーに、心からの一言を送ります。ヨット馬鹿にもほどがありますよ!

Part-time father

カテゴリー PRIVATE

久しぶりに父親らしく、娘のOP練習につきあいました。どこにいても目立つリンコスターは、艇団に揉まれてなかなか這い上がれないレースをしています。成長した部分もあるけど、結果に表れるにはもう少し時間がかかりそう。

まーでも楽しそうだからまったく心配していません。しつこいようですが、僕は彼女がセーリングを好きになってくれるだけで充分です。レースで前を走るかどうかより、好きになってくれるかどうかの方がよっぽど大事。

前を走るから楽しい、好きになれるという人もいるでしょう。でもそれしか楽しめないから、前を走れなくなっただけで辞めてしまう。それではあまりにもったいない!勝った負けたの外にある楽しみに彼女が気づいてくれることを切に願っています。

TFW 17

カテゴリー SAILING

モスワールドに先立って、今年もフォイリングウィークが開幕しました。カイト、ウインド、カタマラン、トリマラン、パワーボートとフォイリングするなら何でもござれ。楽しそうなことこの上ありません。いつか参加してみたい!

ガルダ湖ではこのあとも、イタリアンモスナショナル、モスワールド、そしてワスプゲームとモスが埋め尽くすイベントが続きます。僕も10日後にはガルダ入りです。

午前中に打ち合わせは終わり、ザイク本社近くのカフェに社員20人程でランチに行きました。金曜の昼はこういう習慣だそうです。ビールなんか飲んじゃう。いい習慣だなぁ、我が社も採用したい!

午後には営業担当のジェイソンが、A-catを見に行こうと誘ってくれ、水上タクシーでシドニー湾奥に浮かぶコッカトゥーアイランドに向かいました。ここにはオーストラリアで唯一のプロダクションA-catを製造している、カーボニクスという会社があるのです。

社長のダリオとマニアックな話しをしていたら、奥からモス仲間が出てきて笑っちゃいました。アンドリュー・スティーブンソン!こんなところで働いてるのは、やっぱりモス乗りかとw

あー面白かった。A-catの他にもラジコンヨットやドローンなど、少年の心を忘れないオッサンは夢中になって、写真を撮るのも忘れてしまいましたよ。好きこそものの上手なれですね。

さぁ、愛する家族の元に帰ろう!

ZK meeting 17

カテゴリー BUSINESS

ザイクのディーラー会議に参加するため、シドニーにやって来ました。昨年CEOが交替し、クロウィー体制になってからまだ1年も経っていませんが、ザイクにはさらに多くの新しい人材が加わって、商品開発、生産管理、販売、マーケティングなど多岐に渡って体制強化が進められています。バイトが数人増えただけの弊社とはえらい違いです・・・

実はここに来るまで、2018年はそれほど多くの新商品は無いんじゃないかと話していました。いったん出尽くしたんじゃないかと。そしたらまぁ、勘違いもいいところです。あれもこれもそれも・・・オーマイガー、えらいこっちゃ。

ボルボオーシャンは香港に来るし、江の島にはオリンピックが来るし、オークランドにはACが来る。これから数年、アジアパシフィックが世界のセーリングの中心になると言っても過言ではありません。自分に課せられた役割の大きさに身震いします。さぁ頑張ろう。

嫁さんは今回も日帰りで帰国しましたが、僕はもう1日ここで打ち合わせして帰ります。

KAZI 8月号

カテゴリー BUSINESS

本日発売のKAZI誌8月号、弊社に関する記事がなんと延べ12ページも!

JORAの活動とノルマンディーチャネルレース参戦について、西村一広さんの記事が4ページ。僕の参戦記が2ページ。そして社員1号が主催したシースケープピクニックの模様が更に6ページに渡って紹介されています。

全国の有名書店、もしくはこちらのリンクからお買い求めください。よろしくお願いします。

しばしのお別れ

カテゴリー SAILING

愛艇をバラして箱詰めし、成田空港に預けに来ました。川田号と一緒に、葉山ワールドの時にも輸送サポートをしていただいた、JP山九グローバルさんに、現地ヨットクラブまで運んでいただきます。ありがとうございます。

モスで海外遠征を始めて8年以上経ちますが、こうして貨物として現地へ送るのは初めての経験です。あえてワスプの箱っていうのがいいでしょ?あいつ、ワスプでモスワールドに挑む気か?なんてね。

フネを送ったとはいえ、出国まで残り2週間あります。フォイルは送らなかったので、綺麗に磨いて手持ちで飛ぼうかなと。あとはトレーニングでもっと体の状態を上げて、いまよりも自信を持って現地に入らなきゃだ。

L-H-L Start

カテゴリー SAILING

2017年、チーム貴帆の第2戦になるレ・サーブル オルタ レ・サーブルがスタートしました。ヴァンデグローブのスタート地点として有名なレ・サーブルドロンヌから1,270マイル先の、ポルトガル領アゾレス諸島のオルタを目指します。

往路の北田さんのパートナーは志賀翔太くん。JORA期待の若手ホープです。復路は今度は大御所の西村一広さんが乗艇予定。こうしてパートナーを変えながら、1艇のクラス40を使って多くのセーラーが経験を積んでいます。

参加は19艇。レースのトラッキングはここからご覧になれます。頑張って!

Up wind battle

カテゴリー SAILING

おそらくガルダ出発前の最後の練習となる今日は、実戦的に短めのタックを刻みながら脇永さんとしっかり走り合わせしました。脇永先輩、胸を貸していただいてありがとうございます。動画の2分40秒あたりから、一瞬ですがウインドフォイラーも参戦してきます。

おそらく今日は相模湾全体が不安定な微風に支配されていたと思いますが、唯一の例外が映像にもある、森戸海岸の沖でした。ここだけは15ノットくらいのご機嫌なブリーズが吹き続けていたのです。風の通り道でもあるのかな。おかげでいい練習が出来ました。

これにて国内練習は終了です。今回はハンドキャリーではなく貨物輸送するので、火曜日には成田空港に持っていかなければなりません。葉山ワールドから何回練習できたかって、おそらく10回もないし、改造の成果がまだそれほど出ているとも言えない状態ですが、それでもこれからできるベストを尽くして、史上最大のモスワールドを楽しんできたいと思います。

カップの裏側

カテゴリー SAILING

至高の銀杯が22年ぶりにニュージーランドに戻ることが決まり、勝敗を決めた要素を各セーリングメディアが挙って探っています。見た目に派手な足漕ぎグラインダーだけでなく、いろんな水面下での戦いが繰り広げられていたんですね。とても興味深い。

エミレーツとしては、とにかく前回の轍だけは踏まないように徹底していたようです。前回もAC72がフォイリングできるという事実をあと1週間隠しておけば、オラクルは追いつけなかっただろうと言われています。だから今回は新艇をおろすまで足漕ぎを隠し続けたし、あのビッグフォイルも本戦ギリギリまで使いませんでした。プラクティスレースを重ねる他チームを横目に、一度もまともに走り合わせることもなく。徹底して秘密主義を貫いたのが大きな勝因になったようです。

今回エミレーツにとって最も危うかった日は、もちろんあのキャプサイズの日でした。幸いその翌日は荒天でレースが行われませんでしたが、もし行われたとしたらエミレーツの修理は間に合っておらず、レースを落としていただろうとグラント・ダルトンが告白しています。

そしてチャレンジャーファイナルの2日目。15ノットほどの風の中でビッグフォイルを使ったあの日、実は完全に設計強度を越える負荷が掛かってしまったらしく、かなり深刻なダメージを抱えていて、その後のレースでいつ折れても不思議じゃなかったそうです。あえてビッグフォイルを使ったのかと思ったら、完全に風の読み違いだったらしい。へ〜そんなこともあるんだなぁ。

そしてオラクルとの最終マッチ。やはりあのノールックジャイブは相当練習してたらしいですね。トリマーのグレン・アシュビー曰く、彼らだけウイングを引くだけでなく押すこともできるんだと。だからトリマーが風上にいようが風上にいようが、タックジャイブが可能なんだそうです。なるほど、緩めて出すだけでなく押せるのか。だから停止状態からの加速も速いんですね。

最後に次のカップで採用される艇種について、モノハルに戻すなんて噂もあるみたいですが、いや〜きっとそれはないと思いますよ。あれだけ最高の人材がデザイナーにもセーラーにも揃ってるんだから、カップを防衛できる可能性が一番高い艇種を選ぶに違いないでしょう。僕はきっと次もフォイラーだと思います。2021年ですかね。あと2週間くらいで何らかの発表があるでしょう。

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