ソフトバンクチームジャパンの挑戦が終わりました。チャレンジャープレーオフのセミファイナルでアルテミスレーシングに3勝5敗。内容的には善戦していたのですが、それでも全体を俯瞰して見れば完敗としか言いようがありません。

最後のレースはそれを象徴するような内容でした。スタートでリードを奪ったにも関わらず、1マーク回航前のほんの些細なコントロールミスでスピードをロスし、2ゲートの回航でもバランスを崩して一気に差を詰められ、長いスターボを走ったあとの同時タックで逆転され、そのまま抜き返せずにゲームオーバー。

今日のレース内容に限らず、全体的にハンドリングミスが目立った印象でした。これはレガッタ全体を通じて克服できない弱点だったように思います。レガッタ序盤よりも、クリスのコールが荒々しくなっていったのが印象的でした。

2レース目のジャイブミスとか、7レース目の上マークのケースとか、あれさえ無ければという大きなミスもありますが、全体的に安定してスピードを維持していたのはアルテミスの方でした。残念ながらネイサンとグーブスのコンビの方が一枚上だったようです。

明日から始まるファイナルは、結局ピーターとネイサンの対決になりました。49erでも、モスでも、ACでも、彼らは永遠のライバル。ラウンドロビンでも丁々発止の素晴らしいバトルを見せてくれました。個人的には日本を倒したアルテミスに頑張って欲しいかな。

敗れたとはいえ、ソフトバンクチームジャパンは僕らファンにたくさんの夢を見せてくれました。やはり自国のチームがいるといないとでは大違いですね。早福さん、ディーン、クリス、ジェレミー、デレク、ルーク、雄悟、勇希、スコット、ジェイソン、そして多くのサポートメンバーたち。どうか胸を張って、このチャレンジを誇りに思ってください。願わくば次回も挑戦を継続して欲しい。そしてその際は何か自分に出来ることで役に立てたらなと思います。お疲れさまでした!

リンコスター

カテゴリー PRIVATE

おかげさまで毎日のようにザイクのチームオーダーをいただいています。素材によってプリントに出したり、刺繍に出したりですが、ヒートプレスが使える場合は自社で内作しています。

今日は戯れに娘のビブスを作ってみたら、これが最高にいい出来!ちょっとこれ、売れるんじゃない?アップルに怒られるかな?

Keep on Flying!

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先週末の動画の中でフォイルタックの映像だけまとめてみました。こうすると、まるでタックの達人じゃないかw

もちろん実際は毎回こんなに上手くいきません。まだまだ成功率は2-3割といったところ。せめて4-5割には上げたいので、成功したイメージを体に刷り込むのが大事なのです。

一番難しいのが、切り始めのティラーの舵角と体重移動のタイミング。これが上手くいけば8割は成功なんです。あとはどこまで回すかと、それに合わせてメインシートをしっかり緩めること。あらためてACボートのフォイルタックは驚異的です。特にエミレーツのは異次元!

タックの質の高さが勝敗に与える影響は甚大です。ガルダワールドに向けてもっともっと練習しなきゃ。

Big capsize!!!

カテゴリー SAILING

チャレンジャープレーオフセミファイナルの2日目は波乱の一日でした。ウインドリミットギリギリの22ノットで行われた初戦はソフトバンクがアルテミスをスタートから差を広げて圧倒。アルテミスはポート側のダガーコントロールに苦労しているようで、2レース目にも不安が残る負け方でした。

続くエミレーツ対BARですが、エミレーツは事前練習でウイングを破損。急遽ベースに戻ってウイングを建て直しての慌ただしいスタートでした。そのせいもあってか、プレスタートでベンにコントロールされ、先行を許します。マニューバの確実さと走りの安定感で勝るエミレーツは第5レグで逆転。もう一度抜き返す力はBARには残っていませんでした。

ソフトバンク対アルテミスの第4レースは、やはりアルテミスのダガーコントロールが怪しく、最初の1マークからベアできずに大きくバウンダリーを通過してしまいます。その解消の仕方をジュリーが認めず、ジャイブが少なくて済んで逆にゲインしたと捉えられ、いつまでもペナルティーのランプが消えません。またも吠えるイアン・パーシー。ようやくペナルティーを解消できた時にはもうソフトバンクに届く距離ではありませんでした。選手たちはジュリーに怒ってましたが、あの不安定なダガーコントロールではどのみち結果は一緒だったと思います。

そして最終のエミレーツ対BAR。またもスタートで完全にベンに置いて行かれたエミレーツは、少し焦りがあったのか加速の段階で高く飛び過ぎ、強烈なノーズダイブからそのままキャプサイズ!まるで破片が飛び散るように海面に落ちるサイクラーたち。深刻な怪我が無かったのは不幸中の幸いでしたが、レースは当然これでリタイア。明日からのレースに復帰できるのか?破竹の快進撃を続けていたチームニュージーランドの底力がここで試されます。

さぁ面白くなってきました。ソフトバンクは今日のレースで2勝すればファイナル進出。寝不足の夜が続くなぁ・・・

昨夜の最終便で沖縄入り。待ちに待ったVSR6.45とVSR5.8Rの納品立ち会いです。性能検査を兼ねて、宜野湾から25マイル離れた慶良間諸島を目指しました。

この動画で僕の興奮が伝わるでしょうか?このニューモデル、VSR6.45のシリアルナンバーは0002です。0001は試作体なので、まさに量産1号艇。それをいの一番で輸入し、徹底的にこだわり抜いた艤装を施し、こうして沖縄の海を突っ走る日をずっと夢見てきました。

抵抗の少ない船型とVSR共通の波切りの良さのおかげで、ヤマハ製130馬力4ストローク船外機の圧倒的なパワーを余すところ無く使い切ることができます。5人乗って最高速は35ノットを記録。波辺りはソフトで、スプレーも巻き込みにくく、これなら何時間乗っても苦じゃありません。

高速域でのステアリングの反応の良さ、大きなうねりや三角波の中でもまったく恐怖を感じさせない船体の剛性の高さ、スロットルにリニアに反応するエンジンの吹き上がりの良さ。すべてが予想以上の仕上がりです。コンソール前のサスペンションシート、立ったまま操船するボルスターシート、その後ろに並ぶ硬めのクッションのベンチシート。どこに乗ってもホントに快適で、思わず笑みがこぼれてしまいます。素晴らしい!!

このVSR6.45を使って、沖縄の海を遊ぶツアーがこの夏スタートします。公式にリリースされたらこちらでもお知らせしますのでお楽しみに。

いやー、東京オリンピックを3年後に控えたタイミングで、素晴らしいボートが出てくれました。興奮の余り、帽子も被らず、日焼け止めも塗らずに終日過ごしてしまいましたよ。おかげで太股が恥ずかしいくらい真っ赤。ホント小学生かと。

ネズミの海

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運動会の代休を利用し、千葉方面のネズミの海へとくり出した小学生2人と母。社員1号もまだ長崎出張から戻っていないので、社長はお留守番です。洗濯物を干し、ゴミを出し、店の前を掃除し、貯まりに貯まった受注の山とEメールの山を片づけなくてはなりません。

そして思い知るのです。我が嫁さんがいかにハードワーカーかを。拙者ごときでは彼女の代役はまったく務まらないのでありました・・・

かろうじて優勝

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迎えた2日目も風に恵まれ、スプリングレガッタ2017は素晴らしいコンディションの中で全8レースを消化しました。

2レース目と4レース目はいい走りができましたが、1レース目はスタートを大失敗、3レース目はフィニッシュまでずっと藻をひっかけたまま走ってしまい、成績表が出るまでずっと負けたと思ってました。それでも辛うじて優勝できてホッとしています。

足掛け半年の大改造を施したはいいのですが、その成果はほとんど出せませんでした。練習してないんだから当たり前ですね。新しいセールもマストも、バウスプリットも、使いこなすにはまだまだ乗り込みが足りません。来月に迫ったガルダワールドに向けて、これからスロットルを上げていくぞ!

それにしても相変わらずモスのレースは楽しい。地元ワールドの成果か、間違いなくフリート全体のレベルが上がったのを感じます。スタートがだいぶ全艇揃ってフォイリングできるようになりました。来月にはこれが230艇ですよ。一体どうなるんだろうw

早いもので葉山モスワールドから1年が経過しました。この土日は久しぶりにモス馬鹿が葉山に集まります。スプリングレガッタ2017の開幕です。

去年ワールドの4日目が子供たちの小学校の運動会と重なり、風待ちを利用して中抜けしたのを覚えておいででしょうか?同じ轍を踏まないで済むようにと、今年のスプリングは1週ずらして6月に開催したのに、なんと今年も運動会と重なる悲劇。なんでやねん・・・

幸い今日も朝は風が弱い予報だったので、再び中抜けして運動会に顔を出しました。我が子の活躍を目に焼き付けながらも、木々が風で揺れるのが気になって仕方ありませんw 案の定、いいシーブリーズが入って出艇したそうです。ま、1レースくらい捨てても仕方ないや。

父の存在をきちんと見せ終えると、タクシー呼んで葉山新港にとんぼ返りし、2レース目から参加しました。でも今日は何かがおかしい。どうもラダーのリフトが弱くてケツが下がり、スピードが伸びません。波間でバウが上がって、クローズなのにノーズダイブする始末。なんだなんだ?

それでもなんとか2-1-2で終え、ハーバーに戻りながら気づきました。ラダーガントリーのボルトが緩んでガントリーがぐらぐらです。去年のワールドでワンドぶらぶらして6レースを捨てたくせに、成長が無いというか・・・情けない・・・

スプリング前夜

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今週末は葉山新港でモススプリングレガッタを開催します。その準備でVSRやチャーター艇を運んだり、備品や必要な書類を準備したりと慌ただしい一日。しかもレース前日というのに、僕のブームは先日の練習でクラックが入り、真っ二つのままという状況です。

結局夜なべして、再接着と再積層。バイアスクロスとUDを交互に9枚も巻いたので、今度こそ大丈夫なはず!

ところでバミューダではオラクルがエミレーツに直接対決で勝ち、クオリファイヤーズ優勝を決めました。これでAC本戦での貴重な1勝を手にしたことになります。前回マイナス2から戦ったことを思えば、夢のような話でしょうね。

チャレンジャートップで通過したエミレーツは、プレスカンファレンスの席でプレーオフの相手にBARを指命しました。英国王室からのバックアップを受け、ACワールドシリーズを制し、意気揚々とバミューダに乗り込んできたサー・ベン・エインズリーにしてみたら堪え難い屈辱に違いありません。この雪辱は海の上で晴らすしかないのですが・・・いまの2艇の実力差から考えたら、BARには殆ど勝ち目が無いのが現実です。

必然的にソフトバンクの相手はアルテミスに決まりました。手強い相手ですが、エミレーツに指命されるよりはマシでした。5戦先に勝った方がファイナルに進みます。オラクルに2勝したのにフランスとBARに負けるという、相変わらず波の激しいアルテミスなので、まだソフトバンクにも勝機ありではないでしょうか。

オーバーフロー

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夕方から体調に異変があり、ベッドに倒れ込んでしまいました。長期不在から戻り、通常業務に加えて納期がタイトな仕事が重なり、さらに心理的に追い討ちをかけるような業務上の大きな決断を迫られ、オーバーフローしてしまったかも知れません。

もともと一点突破型の集中力を発揮するのは得意ですが、並行処理が苦手なタイプです。ちょっと立ち止まって、身の周りをシンプルに整理整頓する必要がありそう。体は1つだし、1日は24時間しかないんだから、やることを増やし続けていれば、どこかで限界が来るのは当たり前っちゃ当たり前の話。

今夜はラッキーレディーの仲間たちが、ノルマンディー成功を祝ってくれる宴だったのに、当の本人が欠席してしまってホント申し訳ない。行きたくて最後まで悩んだけど、きっと無理して行ったらぶっ倒れてたと思います。この無礼はいつか必ずお詫びの宴で返さねば・・・

9日から19日までバミューダ行きを予定してましたが、これもキャンセルすることにしました。やりたいことや行きたいところを全部網羅してたら、カラダが持たないと気づかされたからです。残念だけど、今回のACは日本から観戦することにします。

やっぱり元気なカラダとココロが一番。自分と家族の健康より大事なものなんてありません。そのことを再認識できたという意味では、とてもいい一日だったと言えるのかな。

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