ガチンコ幸吉塾

カテゴリー SAILING

朝5時起床で葉山ジュニアの子供たちと一緒に浜名湖へ。子供たちは5日まで三ヶ日青年の家で開かれるジュニアヨットクラブジャンボリーに参加します。無事に送り届け、チャーター艇を受け取ったら、僕は失礼してビーチスマリーナへ。

Photo by Kokichi Takahashi

手ぐすね引いて待っていた高橋洸志、永井喜彰とワールド前の乗り込みです。元モス乗りで全日本チャンプでもある高橋幸吉さんがコースを打ってくださり、ぶっ続けで9レース、18ラップの猛練習。もう最後はヘロヘロです・・・

幸吉さん、高橋ファミリーのみなさん、いつもありがとうございます。この連休は風が強過ぎて相模湾は乗れそうもありませんが、浜名湖なら乗れるはず。やはりここビーチスマリーナはモス乗りの天国です。

スピードノイズ

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ヴァンデグローブに向けてトレーニングを積むアレックス・トムソンからのオンボード映像です。うなりを上げるノイズが臨場感を伝えています。

GC32でもフォイリング中は同じ音がします。艇速が上がるにつれてこのノイズの音階が上がっていき、緊張を高めるんです。80日間ずっとこの音を聞き続けるなんて、それだけで気が狂うわw

IMOCA60のフォイリングによるライティングモーメントの増大とピッチングモーメントの安定は効果絶大。ただしその分トラブルも多い禁断の果実と言われています。それでも誰かが挑戦することで進化が促される訳で、HUGO BOSSにはぜひ彼のキャラ通りの攻めまくったレースを展開してもらいたいと願っています。

現実逃避

カテゴリー SAILING

へー、SUPまで飛ぶのか!フォイリング革命はとどまるところを知りませんね。ハイエースを家の前のポールに思いっきりぶつけて凹んでる僕には現実逃避に丁度いいっすわ。はぁ・・・死にたい・・・

5月に入るとモスばかりでまったく子供たちと過ごせそうにないので、4月最後の今日はシースケープでクルージングへ繰り出しました。

目的地は特に決まっていませんが、今日の目的は船の中で寝ること!そのためにカセットコンロと土鍋を積み、パソコンにはスターウォーズをダウンロードして準備万端です。

とりあえず鍋の材料を買い出しに、三崎のうらり桟橋を目指しました。出航直後は大はしゃぎだった子供たち。でもずっと単調なクローズをえっちらおっちら走ってると、徐々に機嫌が悪くなり、佐島沖くらいでついに帰りたいと大志が号泣。それにつられて晴人も号泣。あのー、まだ1時間も走ってないんですけど・・・

仕方ないので予定を変更して、葉山新港の桟橋で夜を明かすことにしました。ま、船で泊まることに変わりはないから良しとしますかw

ユニオンで買い出しをして、ブームにテントを張り、プシュッとビールを空けて晩ご飯。美味い!あんなに号泣していたくせに「ヨット最高」とか言ってやがります。そうだね、ちょっとお父さんたちが張り切り過ぎたよ。2年ぶりのヨットだもんね。ここからまた始めよう。凛子がたくましくなっただけでも、お父さんは嬉しかったよ。

EXOCETの悲願

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ヤンマーモスワールド2016の優勝候補の一人、イギリスのクリス・ラシュリーがアンディー・ライスのインタビューに応えながら、彼のフネをバウからスターンまで解説付きで詳細に見せてくれています。

質問では触れられていませんが、彼の最新のEXOCETには、フロントウイングにコンプレッションバーがありません。リアウイングと同様に1本のチューブだけでリグテンションを支えています。構造的にはコンプレッションバーがあった方が剛性が格段に上がるはず。それを犠牲にしてまで空気抵抗にこだわっているんでしょうか。リアウイングにステーがないのも、Mach2を見慣れた目からは不思議な感じです。

彼はこのワールドで勝つために、サイズの違うメインフォイルを3枚、ラダーを2枚持ってくるらしい。いちいちボルトを外して付け替えないだろうから、恐らくそれと同じ数のストラットも用意するはず。一体いくら金かけてるんだ?

ここまでして勝ちに来てるEXOCET勢を退けて、Mach2がワールド8連覇を達成することができるのか?葉山ワールドではコンストラクターズタイトルにも注目です。

Nacra17F

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イェールセーリングワールドカップが開幕しました。レースの成績も気になるけど、陸上展示されていたナクラ17の東京オリンピック仕様の方が気になる!噂通り、4本足のZボードにLラダーです。

ダガーケースはボードレーキを反対タックから動かせるようになっています。パッと見ると上からボードを差せないように見えるけど、きっとケースの中が広くて差せるようになってるのかな。ボードもラダーも、あのDNA-F1と比べるとダサさは否めません。

それでもフォイリングしてしまえば、あんなにベアでバウが刺さることもなくなるし、タックジャイブも動作が減るし、よっぽど乗りやすくなるような気がします。角度をゴリゴリ取る走らせ方じゃなくなるから、メインシートやカニンガムにかかるロードも今より軽くなるでしょう。あーきっと和歌子喜ぶだろうなぁ。始めるのが早過ぎたかw

このインタビューを読むと、既存のフネもキットを購入して取り付ければフォイラーになるらしい。詳しくは来週のISAFの会議で決まるそうです。

いまですらハルの強度不足が問題になってるのに、このままフォイラーに移行して大丈夫なのか?ナクラのクオリティーでは甚だ疑問ですよ、正直言って。でも東京はフォイラーになるという方向が決まった以上、細かい問題が起きてもお構いなしで突き進むんでしょうね。来週の発表を待ちましょう。

SLYLY

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VSR納品前の重要な仕事。それは船名貼りです。

船名ロゴもマスコットも多色使いの難しいものでしたが、5時間かけて仕上げました。そこまでしたのは、他ならぬ福岡県セーリング連盟の岡村理事長が購入されたF-10だからです。

岡村さんには470に乗ってる頃からずっとお世話になり続けています。ナクラで合宿してるときにもマークを打ってくれたりビデオを撮ってくれたり。情けない話、ウェイマスで現金が足りなくて困ってた時にお金を貸してもらったこともありました。青島に持っていくVSRも貸してもらい、さらには現地まで応援に飛んできてくれて・・・ここでさらにVSRを買ってくれるなんてもう、感謝してもしきれません。

その思いをせめて、このデコレーションに乗せて送ります。SLYLY号のご安航と、広島東洋カープ25年ぶりの優勝を心より祈念いたしております。

AVLARE test

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ついにアヴレアのトップスとスキフが到着しました。海に出るまで我慢できないので早速シャワーでテストするのだ!

すげー!水を浴びてる間は冷たいけど、中は濡れてないんですよね。厳密にはシームからは染みるし、ストレートでガッツリ水圧をかけると濡れます。でも生地は濡れてないから不思議。海で着るとどんな感じなんだろう?

タイトフィットなので、着るのはかなり大変です。水泳で一世を風靡したレーザーレーサーに似てるのかな。着てしまえば動きやすさはまったく問題ありません。太さのバリエーションがないと体形が合わない人がいそうでちょっと心配・・・海上で着たらまたレポートします。

13カ国72艇

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mwposterいよいよモスワールド本番の開幕まで1ヶ月を切りました。ポスターも刷り上がり、近隣の施設や各地のマリーナに配布を開始しています。

先日エントリーを締め切ったので、13カ国、72艇のエントリーで確定です。想定していたより少ないのは、ACセーラーの不参加が大きかったですね。ニューヨーク大会とシカゴ大会の狭間で、日程的には不可能じゃないんだけど、各チームのトレーニングスケジュールが詰まっていて、あれだけ来ると言っていたソフトバンクチームジャパンのクリス・ドレイパーすら撤回してしまいました。残念でなりません。

ただし!HOWEVER! 悲観するほど寂しい状況でもないのであります。2012年のワールド優勝で今年の全豪チャンプでもあるジョシュ・マックナイト。2014年のワールド2位で今年の全英チャンプ、クリス・ラシュリー。ヨーロッパ選手権2連覇中のロブ・グリーンハージュ。そして全米チャンプのブラッド・ファンクと、各地の王者がすべて集まっています。

しかも!2008年の北京オリンピックのレーザー級金メダリスト。現在はアルテミスレーシング所属のポール・グッディソンもやって来ます。他にもワールドトップ10常連のスコット・バベッジ、ロブ・ゴフ、ベン・ペイトンなどがエントリー。そして当然あの男もいます。モス界を牛耳る教祖アンドリュー・マクドゥーガル!いい加減そろそろ勝ちたいw

その手先の梶本恆平とその新妻ブウも来るらしいですよ。新婚のくせになんで我が家に居候するんだと問いたい。問い詰めたい。5月の葉山は賑やかになりそうです。

ユースAC選考会の2日目は同じ土俵から見ようとモスで出艇。懸命に追いかけたんだけど、全然追いつかないのね・・・モスで追いつけないヨットなんてGCくらいです。GC32恐るべし。

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