いやー酔っぱらいました。モスの集まりはいつもですけど、今回はホストの清水の方たちが輪をかけてお酒が大好きで、ずっと笑いっぱなし、しゃべりっぱなし。結果、見事に声が潰れました。もうレクチャーも終わったし、まいっかw

IMG_31802日目も初日同様に風が弱く、飛べたのは30分ほどだけでした。しかもマークを打てない、本船航路のとこでしか飛べないので、結局一度もマークを回る練習はできずに終わってしまいました。ちょっと消化不良。

でも、相模湾にいたとしてもベタベタで、熱海レースは往復とも全艇DNFで機走だったなんて話を聞くと、まだ飛べただけラッキーだったのかな。きっちりサーマルが入れば、清水港はフラットでモス向けの海面だと感じました。次はもっと風のいい時に、またここに戻ってきてレースをしたいと思います。清水港ヨット協会のみなさん、2日間お世話になりました!

富士山と一緒に世界遺産に登録された三保の松原のほど近く、清水港ヨット協会に11艇のモスと13人のモス乗りが集まりました。モスサマーキャンプ2013 in 清水の開催です。

初日の午前中は、僕がフォイルのセッティングや、艤装の取り回し、タックジャイブのコツなどをレクチャー。普段みなさんが抱えている疑問難問の解決に務めました。

昼食後は午前の講義内容を実践するために海上へ。微軽風でしたが、短時間だけ飛べる風が吹いてくれ、全員が清水港のフラットウォーターを満喫しました。始めての試みとしては、上々の一日だったと言えるでしょう。

夜は清水のセーラーにBBQで歓待していただき、とても楽しいひととき。ここはまさに手作りのヨットクラブなんですね。素晴らしい。いつかこんな手作りクラブを葉山にも作りたいものです。

それにしても酔っ払いました。だって、だって、フォイルがまた割れたんだもん!うわーん。

昨日のブログを書いたあと、頑張って寝ようと試みますが、バンバン跳ねまくって、叩かれまくって、フネの中でポップコーン状態。まったく寝れたもんじゃありません。

仕方なくデッキに出たら、潮がぶつかって海面がささくれ立っています。右から左から波が来て、ティラーどっちに切ったらいいのかも分かりません。

それでもなんとか日付が変わる前に石廊崎を越え、駿河湾へ。風は20ノット程度で大したことないけど、台風の影響なのか、んもー波がヤバイ。そしてひたすらクローズ。しんどいなぁ、どんな苦行だよ…

リーフロープが切れたり、ガス欠でエンジン止まったりで、寝ようとする度に起こされ、結局明け方までほとんど眠れませんでした。でも夜中に見上げた見事な天の川と、足下で輝く夜光虫はとてもキレイで、少し救われました。ほんの少しだけ。

御前崎を越えるまで、ずっと大波は変わらず、時折滝のように降りかかって体温を奪って行きます。やっぱりヨットは夏でも冬支度しないとダメですね。寒い、眠い、しんどい、気持ち悪い、お尻痛い、もう何重苦なんだとw

明け方にようやく3時間ほどワッチオフで寝て、カッパ着たままデッキに出ました。するとまったく別世界!ピーカン晴れで波も収まり、風は程よく吹いているじゃないですか。相変わらずクローズだけど。

20130712-午後090732.jpgあまりにコンディションがいいので、カッパを脱ぎ、エンジンを止め、ジブを上げてセーリング。遠州灘をひた走ります。気持ちいい!

午後2時に伊良湖岬を回航。やっとクローズから解放され、ジェネカー張って最後の20マイルです。爽快にセーリングするこの楽しさも、真夜中の苦しさを味わえばこそ。かくして出航から31時間、午後4時半に無事目的地ラグナマリーナに到着しました。お疲れちゃーーーん!

20130712-午後090747.jpg車なら3時間で来れる蒲郡に、10倍の時間と、20倍の苦労を費やしただけあって、充実感は30倍。かな?苦しくも楽しい回航でした。ラッキーチームは明日から全日本ミドルを戦います。頑張れ!

僕は清水に移動して明日からモスサマーキャンプです。

20130711-午後065005.jpg現在下田沖、風速25ノット、波高3メートル、対地速度6ノット。ずぶ濡れでございます。なかなかの苦行であります。

そもそも予定では昨晩出航だったのですが、まさかのマリーナ休業日というオチで、半日遅れのスタートとなりました。この分だと蒲郡到着は明日の夜遅くになりそう。キッツイな〜w

夜に備えて少し寝ます。おやすみなさい。

早稲田大学ヨット部のVSR5.9チューブ修理のため、江の島に行ってきました。以前は2日がかりだった作業も、だいぶ慣れてきて1日で終えることが出来ました。

2006年以前にVSRを購入された方で、チューブ後端のエア漏れがある方はご連絡ください。構造上のミスがあり、エア漏れが発生しやすい点があります。2007年以降のモデルは大丈夫です。販売から7年以上経っていますが、責任を持って無償修理いたします。くれぐれもエアが抜けたまま使用しないようご注意ください。

さぁチューブも直ったし、古谷さんのお陰でフォイルも直りました。明日からはラッキーレディー8を蒲郡に回航します。金曜の夜到着予定です。そしてそのまま土日は清水でモスキャンプです。どっちも楽しみ!

科学警備隊

カテゴリー SAILING

lunarossaレースには出なかったくせに、翌日練習に出たルナロッサの写真。なんじゃこの格好!ぶわははは!

どっからどう見ても科学警備隊です。ありがとうございました。ジュワッチ。

ついにアメリカスカップ2013が開幕しました。挑戦艇決定シリーズ、ルイヴィトンカップの記念すべき第1戦、エミレーツチームニュージーランド対ルナロッサチャレンジは、ルナロッサのボイコットによりエミレーツが1艇でレースコースを走るという波乱の幕開けです。

1艇で走るエミレーツですが、それだけでも充分エキサイティング!最高スピードはなんと42.8ノットだそうです。クッソ速い!

安全委員会が提言したルール変更に異議を申し立て、レース委員会に抗議を提出しているルナロッサですが、だからといってレースに出ないのは意味が良く分かりません。同じ抗議を出してるエミレーツは走ってるんだから。

もともと10チーム以上の参加が期待されていた今回のアメリカスカップ。AC45ワールドシリーズには多くのチームが集まりましたが、結局AC72を建造できたのは、防衛側のオラクルを含めてたったの4チーム。しかも挑戦艇代表チームのアルテミスは、1号艇とアンドリュー・シンプソンの命を失い、2号艇はまだ浮かんでもいません。ただでさえ現在ルイヴィトンカップにはエミレーツとルナロッサの2艇しかいないのに、そのうち1艇がボイコットだなんて、グダグダにもほどがあります。

昔から権謀術数が渦巻くアメリカスカップ。前回の第33回大会も海の上の戦いよりも、陸の上の裁判の方が遥かに長かった。世界中のセーリングファンが待ち望む、セーリングの未来を切り開くマッチを早く見せてほしい。そう願って止みません。

SOS

カテゴリー SAILING

今日は七夕。大志の短冊には「サッカー選手になりたい」と書いてありますが、僕の願いは、「フォイルが直ってほしい」これに尽きます。

モスの国際大会では、連日多くの修理が発生するので、MACH2が沢山の予備パーツと職人を準備します。この職人さん、名をサイモン・オーウェン・スミスと言い、その頭文字をとってSOS。緊急事態をSOSに助けてもらう選手は連日あとを断ちません。

そして日本でのSOSと言えば古谷さんです。日本でカーボンを扱わせたら、古谷さん以上の職人さんはいません。多少の傷なら自分で直しますが、フォイルは古谷さんに頼んだ方が安心です。

思ったよりも傷は深く、サンドイッチ内部のフォームまでグズグズになっていましたが、悪いところを綺麗サッパリ取り去って積層してくれました。あとは削って塗装すれば元通りです。さすが古谷さん。僕なら躊躇して削らない所も、元に戻せる自信があるからバッサリ行きます。

週末は清水でモスキャンプ。それまでには何事もなかったように直っているでしょう。神様仏様古谷様ありがとうございます。

ここ数日の強い南西風で相模湾は大荒れ地獄。それは同時に、本栖湖が天国になることを意味しています。毎日天気予報を眺め、ライブカメラを眺め、最高のコンディションを狙っていました。そして今日!今日しかない!と思い、ひとり本栖湖へと旅立ったのです。

片道2時間半の道のりも、世界記録更新をイメージしながら走れば、まったく苦ではありません。ブログやFBにどういう報告をしようかと考えると、それだけでニヤニヤしちゃいます。僕の頭の中ではもう33ノット出してました。しかし、現実はそう甘くありません。ときに現実というのは残酷なものです。

IMG_2996狙い通りのいい風が入っている本栖湖。今日はモスを組んだままトレーラーで運んできたので、下ろしやすいドラゴンビーチに向かいました。そしてこの選択が明暗を分けたのです。出艇してわずか2秒、思いっきりオンザロック!!!フォイルが割れた!!!ギャーーーーーーース!!!

実は僕、一昨年にも同じドラゴンビーチでオンザロックしてフォイルを割っています。あの時は出艇して10分程度で29ノットの最高記録を更新し、その興奮を誰かに伝えたくて、一度ビーチに戻りました。そして「よし、30ノット出してくるわ」と息巻いて出艇したらゴツン!

あの時も辛かったけど、今回は更にヒドイ。飛んでもない。割れたフォイルを見た瞬間、現実逃避したもう一人の自分が囁きます。「大丈夫、見てない見てない。せっかくここまで来たんだから飛んじゃえよ」

IMG_2998一昨年はこれでムリに飛び、結果修理不可能なフォイルは廃棄処分になってしまいました。今回のフォイルは、手塩にかけて磨き上げてきた作品です。今日の苦労が無になるのは構わない。でも、この数ヶ月の苦労まで無になるのは絶対にイヤです。涙を呑んで、勇気ある撤退・・・

すぐにセールを倒し、着たばっかりのウェットを脱ぎ、通ったばかりの139号線を走って帰りました。まったく何しに来たんだか。フォイルを壊しに来ただけじゃないか。そう考えると泣けてきます。

家に着くと、家族と仲間が慰めてくれました。アルコールの海に溺れたので、あとのことは覚えていません。

教訓:美しい薔薇には刺がある。そして本栖湖には岩がある。

makinotakahashiデンマークのオーフスで開かれている49erのヨーロッパ選手権で、日本の牧野/高橋が健闘しています。参加90艇のうち、ゴールドフリートに悠々残って、現在25位。昨日崩して順位を落としましたが、それでもここの所、彼らは明らかに一皮剥けた走りを見せています。

今年の初戦、プリンセスソフィア杯で18位、続くイェールで16位、先月はウェイマスで7位、キールで10位と、世界のトップまであと一息という戦いぶりはもっと取りあげられてもいいんじゃないでしょうか?牧野/高橋は、これまでの日本の49erの歴史を塗り替える、素晴らしい活躍を見せてくれようとしています。

彼らの強みはなんと言ってもフィジカル。2人とも49er乗りの平均を遥かに上回る恵まれた体格を持ち、なおかつ非常に向上心が強いのが特徴です。トヨタ自動車東日本という所属先の手厚いサポートのもと、雨の日も風の日も黙々と練習を重ねてここまで成長してきました。

日本のセーリング界では、いつの時代も話題の中心は470です。僕も10年乗っていたし、いまでも470は大好きですけど、ちょっと日本の現状には不安を抱かざるを得ません。470は週末に江の島でフリートレースを企画するだけで70艇とか80艇とか集まるのに、49erは年に一度の全日本で5艇を集めるのがやっとです。オリンピックを目指して活動しているのは牧野/高橋のみ。リオから採用が決まった49er FXも、ようやく波多江/大熊が活動を始めたという状況です。

オリンピッククラスの中でも、コア種目である49erで活躍する2人に注目して下さい。彼らは、いままで日本人が辿り着けなかった高みでレースを繰り広げています。

そしてジュニア・ユースのセーラーは、たくさんご飯を食べて、大きくなって、彼らを越えるスキフセーラーを目指してください。我が家の長男、大志は将来49erに乗りたいと言っておりますよ。いいねぇ、少年よ大志を抱け!

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