お仕事再開

カテゴリー SAILING

家族とのんびり週末を過ごし、本日からまたお勤めです。羽田からパリ経由でロリアンまでやって来ました。写真はパリ中心街のリヨン駅です。

明日からノルマンディーチャネルレースのスタート地、カーンに向けて回航に発ちます。まずはフランスの北西端をグルッと回ってロスコフまで。そこで僕は降りて、明後日から3日間はWS主催のシーサバイバル講習を受けます。その間に北田さんとジャンに進んでもらって、最後はカーンまで僕も回航に乗ってから帰国する予定です。

回航ですらワクワクするんだから、我ながらホントにヨットバカですなw

NEST進水

カテゴリー SAILING

晴れ渡って穏やかな小春日和の一日。シースケープ24の国内1号艇、「NEST」が葉山マリーナで進水しました。

これまでスロベニアやクロアチアで乗ってきたにも関わらず、やはり日本の海で走らせると感慨もひとしおです。ここまで来るには多くの困難もありましたが、担当の社員1号が良くやってくれました。

僅か5-6ノットの微風でも滑るように軽やかに走る姿は、改めていいフネだと確信させてくれます。手頃なサイズ感、走りの良さ、シンプルな艤装、広い船内空間、そして驚きの低価格。これをボートショーで多くの方々に直接見ていただけると思うと楽しみで仕方ありません。

菅原オーナー進水おめでとうございます。どうぞご家族と、ご友人と、かけがえのない楽しい時間をお過ごしください。その名の通り、このフネが大切な人たちの「巣」になることを祈っています。今後とも末長くよろしくお願いします。

Crazy Kiwi!

カテゴリー SAILING

遂にコンラッド・コルマンがフィニッシュしました。ディスマストから5日かけてジュリーリグを立て、再帆走を開始してから10日あまり。110日と1時間58分41秒で世界一周達成です。

もはや総合順位など関係ありません。オモチャのように小さなセールを張ったフォーサイト・ナチュラルエナジー号の帰還を世界中のファンが待ち望んでいました。どれだけ苦しかったか。どれだけ心細かったか。どれだけ落ち込んだか。そのマイナスの分だけ、フィニッシュの瞬間は感情が爆発しています。もらい泣きせずにはいられませんでした。

セーリングの醍醐味。スケールの大きさ。諦めない強さ。いろんなことを教えてくれる航海でした。素晴らしい。ホントに素晴らしい。

まだ33歳の若さですが、彼はフランスに移住し10年を賭けて、このヴァンデグローブに準備を進めてきました。つまり23歳の時に挑戦を志し、行動を開始したということです。日本の若いセーラーたちにも、ぜひ彼の挑戦から大事なことを学んで欲しい。そしてセーリングの奥深さ、計り知れないスケールの大きさを感じて欲しいと思います。Bravo! Conrad!

聖地巡礼

カテゴリー SAILING

420の納品で土浦工業高校へやって来ました。2019年には日本で2番目に大きな湖、霞ヶ浦を舞台に茨城国体が開催されます。

個人的にずっとこの納品を楽しみにしていました。なぜなら茨城は僕の大好きな映画「下妻物語」の舞台だから。作中に登場した下妻ジャスコはイオンになり、貴族の森も閉店してしまったので、ファンにとっての最後の聖地、牛久大仏を巡礼しにいきました。

高さ120mでギネスにも載っている世界最大の大仏です。あまりにも巨大で、肩口には航空機の衝突予防ライトが赤く光っています。どのくらい大きいかって、なんと奈良の大仏が手に乗るらしい!

この大仏をバックに、深田恭子扮する桃子の名ゼリフ「ワレいちびっとったらホンマいてまうぞ!」を叫んでペッと唾を吐くのです。あ〜堪能したw さ、愛する家族の元に帰ろう。

Man Over Board

カテゴリー SAILING

オラクルチームUSAのクルー、グラエム・スペンスが練習中にフロントビームから落水。ヒヤリとしましたが幸いどのフォイルにも衝突せずにサポートボートへ引き上げられました。

ジャイブ中に両方のボードを差した瞬間、高く飛び過ぎて一気に減速。ちょうどウイングの前を通って反対タックへ横断中だったグラエムは為すすべなく水中へ。これは危ない。あとコンマ数秒前か後だったら、どちらかのダガーに轢かれてたはずです。もしあのスピードでフォイルに轢かれたら五体無事ではいられません。

これまでもマニューバ中の落水は何度かありましたが、遠心力で外に持っていかれるパターンは、それほど危なくありませんでした。でもフネの前に落ちるのはまったく話が別です。レース本番で誰かがフォイルに轢かれて、それを全世界に中継してしまったりしたら・・・考えただけで背筋がゾッとします。

これは何か対応策を考えた方がいいんじゃないでしょうかね。ウイングの前を通るのは禁止した方がいいかも。ちょっと遠回りになるけど、真っ二つになるよりマシでしょ。あ〜恐ろしや。

ZHIK 2017

カテゴリー BUSINESS

zk2017coverいよいよ来週に迫ったボートショーの準備で目が回りそうな日々を過ごしています。2017年のザイクカタログを本日ようやく出稿しました。いや〜なかなかの達成感。

ブランドの勢いそのままに年々分厚くなるザイクカタログですが、今年はなんと96ページ!トップセーラーの写真やコメントも増えて、より商品のイメージを掴みやすくなっています。例年通りオンラインショップの会員のみなさまに郵送いたしますので、カタログをご希望でまだ会員でない方は、会員登録だけでもご遠慮なくどうぞ。ボートショーまでに登録された方には、もれなく2017カタログが届きます。

それにしてもカタログ製作は疲れ果てます。来年はいよいよ3ケタが見えてきたな・・・

凛子12歳

カテゴリー PRIVATE

IMG_8183今日で長女が12歳になりました。ランドセルとももうすぐお別れ。親の欲目かも知れないけど、素直で優しい娘に育ってるなと思います。2人の弟の面倒もよく見てくれるし。

春からは中学生。いよいよ青春真盛りです。お父さんのパンツと一緒に洗わないでとか言われる日も近いかw 悲しいけど、それが成長の過程なら受け入れましょう。凛子、誕生日おめでとう。

しつこいようですが、またまたエミレーツ。気になって仕方ありません。

2年ほどずっと極秘でペダルグラインダーをテストしていたらしいですよ。驚いたのが、このためにエミレーツの45Sにはウインチが無かったらしく、ウイングトリムすら油圧でボタン操作するんだと。ソフトバンクの45Sでは、確かにジブトリムは油圧でしたが、ウイングはメインシートとウインチで動かしていました。ついにメインシートすら無くなるというのは衝撃です。

だから両舷合計8台のグラインダーはすべて油圧に使えるし、しかもこの4人は手が余ってるからボタンが押せるんですね。フットスイッチよりも細かい操作が正確にできる訳です。確かに効率がいいように思えてきた。う〜ん・・・

もともとヨット乗りには自転車の愛好家が多いから、意外にすんなり普及していったりして。雄吾なんてきっと目がハートなんじゃないかな。

派手なフォイリングばかりに目が行きがちですが、フォイルジャイブやフォイルタックなんて、何もかも油圧で動かせるようになったからできる芸当なんですよね。地味で目立たないけど、ここ数年の油圧関係の進化は半端ない。

その油圧のプレッシャーを効率的に維持するだけなら、やっぱりどう考えてもペダルで漕いだ方がいい気がしますね。体重移動のタイミングなんて、もはやそれほど重要じゃないもんなぁ。

バミューダ本戦の開幕まであと3ヶ月ちょい。もう時間はあまりありません。エミレーツの賭けが吉と出るのか凶と出るのか?ほぼワンデザインになったと嘆いてたけど、やっぱりACは面白いですね。

食料難

カテゴリー SAILING

1週間前にディスマストしてしまったコンラッド・コルマンのフォアサイト・ナチュラルエナジー艇。修理したブームを使ってジュリーリグを立て、フィニッシュを目指しています。

セールは冗談みたいに小さくなってしまいました。それでも大会スポンサーSodeboのロゴを残してるのは、ペナルティーでもあるのかな?それとも彼なりのこだわり?

艇速は3-4ノットしか出ておらず、残り400マイルが果てしなく遠く感じます。ディスマストさえしなければ、とっくにフィニッシュしてたんだろうけど・・・スタートから100日を過ぎて、徐々に食料も深刻になってきました。ベジタリアンの彼は魚や鳥を捕まえて食べる訳にもいかず、空腹とも戦わなければなりません。

なんとか辿り着いて欲しい。世界中が応援しています。頑張れ〜!

葉山マリーナにて、ついにシースケープ24国内1号艇のマストが立ちました!

このために作ったアルミ製のAフレームが大活躍。簡単に人力でマストを立てることができました。艤装もシンプルなので、あっという間に完成。いまにも浮かべられそうですが、26日に予定している進水式までお預けです。

来週は2号艇も艤装を進め、ボートショーの準備にとりかかります。

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