IMG_6175昨日の日曜日は秋晴れの下、午前中に凛子のOP、午後は大志のサッカー応援と掛け持ち。それぞれに頑張る姉と兄を見て何を思う我が次男よ。

将来の夢は孫悟空だそうです。サイヤ人になる前に、まず一人前の人間になってくれい。

Transat Jacques Vabre

カテゴリー SAILING

2年に一度、奇数年に開かれるダブルハンドの大西洋横断レース、トランサット・ジャック・ヴァーブルが今日スタートします。フランスのルアーブルからブラジルのイタジャイまで、5400マイルを無寄港で走るレースです。

いつも以上にこのレースが注目されているのは、究極の単独無寄港世界一周レース、ヴァンデグローブのスタートを1年後に控えているから。このトランサット・ジャック・ヴァーブルはヴァンデグローブの重要な前哨戦なのです。その前哨戦に向けて、フォイルを備えた新艇が現われ、世界中のフリークを喜ばせました。

20艇がエントリーしたIMOCA60クラスのうち、サフラン、ロスチャイルド、バンクポピュレール、ヒューゴ・ボス、そしてサンミシェル・ヴィアバックの5艇がハイドロフォイルを持つ新艇です。最初に公開されたロスチャイルドの動画は腰が抜けるほどのド迫力!

フォイラーIMOCAは、ダウンウインドでのアドバンテージが大きいそうですが、逆にアップウインドではフォイルが抵抗になり、総合的に新型艇と旧型艇のどちらが勝つかは風次第だとのこと。ただしそれもこのトランサット・ジャック・ヴァーブルでの話で、南氷洋をダウンウインドでかっ飛ぶヴァンデグローブでは間違いなくフォイラーが有利だろうと言われています。

ああフォイラーIMOCA。たまらなくカッコイイと思いませんか?カンティングキールにハイドロフォイル、ツインラダー、そしてデッキスプレッダーと張り出したいろんなツノがセクシーで。特にヒューゴ・ボスの新艇は激烈カッチョイイ。

この黒いハルは、熱を放出する特殊な塗料らしいですよ。そこまでして黒にこだわるところがいい。バウデッキのハニカム模様もメルセデスのロゴもラダーの蛍光色もすべてが手抜きなくクール!たまらん!頑張れアレックス・トムソン!

レースの展開はここからトラッキングできます。

New age of 470

カテゴリー SAILING

先週の話になっちゃいますが、イスラエル・ハイファで開かれた470の世界選手権。あらためて動画を見るとロッキング半端ないっす。こんな風でO旗上がっちゃうんですね。僕が乗ってた頃とは、もはや別のスポーツだとすら感じます。

この風でもこれだけフィジカルの要素が高いということは、これより上の風域では言わずもがな。特にクルーには強靭でなおかつ持久力の高い肉体が求められるでしょうね。この時代に生まれなくて良かったw

逆に言えば、技術や道具の差を体力で埋めることも不可能ではないということです。ここ最近の中国勢の躍進は決してこのルール改正と無関係ではないでしょう。東京オリンピックの頃には日本勢にとってかなり手強い存在になっているのではないでしょうか。

かつての470はレーザーや49erに比べて、そこまで体格や体力をシビアに求められないクラスでした。それよりも繊細なセールトリムやバランス、そして道具の開発が重視され、日本のお家芸と呼ばれた由縁でもあります。

でも時代は変わりました。そのことを嘆いてもしょうがありません。新たなテクニックが生まれる過渡期ですから、チャンスは誰にでもあるとポジティブに考えましょう。東京オリンピックを目指す学生470セーラー諸君。今年の江の島インカレで目の覚めるようなロッキングを見せてください。楽しみにしています。

それにしてもベルチャー/ライアン3連覇。ベルチャーは6連覇って、どんだけ〜

Almost Flying!

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うっひょー!ほとんど飛んでるじゃんすか。やっぱりナクラかっちょいいなー。久しぶりに乗りたくなっちゃうわ。

ナクラに本気で挑戦したいと思う若い子たちへ。和歌山セーリングセンターに行けば試乗も可能です。フライングファントムのイベントもあったし、2017年にはAC本番の前にバミューダでユースアメリカスカップもあるんですよ。なんて恵まれた世代なんだ!心から羨ましい。君たちこそが日本の希望なんだよ。

モスは買えないけど、乗ってみたい、練習を積んでワールドに出てみたい。そんな若い才能のための施策も企画中です。近日中にモス協会から公式発表しますのでもうしばらくお待ちください。

途中下船

カテゴリー SAILING

ナクラ17の選考がまだ終わっていないイギリスは、各自が熱いトレーニングを重ねています。この動画に出てくるジョン・ギムソン/ハンナ・ダイヤモンド組は、レベルの高い同国の中でも2015年もっとも活躍したチームです。

強風の中、コーチボートをマークに見立ててジャイブセットの練習。何度も何度も繰り返しているうちに回航の遠心力とスプレーに持っていかれたのか、ヘルムスマンのジョンがジャイブと同時に落水してしまいます。でもクルーのハンナはまったく気づかずにタックラインを引いてジェネカーアップ!ホイストが終わり、シートを引き込むながら後ろを振り返ったら誰もいなかったとw

同じ光景を他のイギリスチームでも見たことがあります。ナクラって意外にティラー離しても真っ直ぐ走るので、クルーは気づかずにジェネカー上げちゃうみたい。でもそこから気づいて一人でジェネカー降ろして、すぐに拾い上げて戦線復帰してました。それもけっこうな強風の中で。さすが英国女性は強いですな。

見つけた!

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バミューダACワールドシリーズの動画を見つけましたよ!誰かがアップしてくれたみたい。ありがたや。注目のアルテミスの大クラッシュは2レース目のスタート直前です。

Viva Artemis!

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週末のバミューダACワールドシリーズはご覧になりましたか?僕は下田でのんびりしてて見てなかったんですが、アルテミスが勝ったと知り、全3レースのリプレイを観戦しました。

残念ながらこの映像はハイライトで、リプレイでも観戦するには専用アプリケーションから960円を支払わないといけません。しかも微風で1日しかレースが行われなかったので、同じ金額を支払うのはちょっと癪だったりしますw

それでも今回のバミューダラウンドは非常に見所の多いタイトなレースでした。ソフトバンクチームジャパンも随所に光るところを見せ、来年以降のレースに大きく期待できる内容だったと思います。特にアップウインドはかなり戦闘力が高い。問題はダウンウインドフォイリングの安定とジャイブにあるように見えます。

チームジャパンも頑張りましたが、今回の主役は完全にアルテミスでした。第1レースを途中大きくリードするも、フィニッシュ間際でオラクルに逆転され、意気消沈しそうなところに、第2レースのスタート直前にアンパイアボートと正面衝突!バウスプリットの先端が折れるほどの大クラッシュで、死人が出てもおかしくなかったと思います。スタートは延期され、大急ぎでダメージを確認するアルテミスチームは、折れたバウスプリットとステイを外し、コードゼロを降ろしてレースを続行する決断をしました。

そしてここからが凄かった。スタートから抜け出したアルテミスはダウンウインドでもリードを広げ、見事なフォイルジャイブを決めながら第2レースをトップフィニッシュ。そして続く第3レースでも最終レグでオラクルを逆転して4位フィニッシュ。僅差でこのバミューダラウンド優勝を決めたのでした。

ワンデザインのAC45Fでは、バウスプリットとコードゼロを降ろしたことによる軽量化と空気抵抗軽減の効果は小さくありません。アンパイアボートと正面衝突したことで、逆にアドバンテージが得られるなんて誰が考えたでしょう。勝負を諦めなかった彼らの見事なシーマンシップでした。

バミューダラウンドはアルテミスが取りましたが、2015年のシリーズ総合ではエミレーツがトップを走っています。モスの現ワールドチャンピオンで、49erで破竹の19連勝を続けているピーター・バーリング師匠の勢いはとどまるところを知りません。

2016年には4-6大会が予定されているそうですが、まだ公式にいつどこでとは発表になっていません。おそらく彼らACセーラーにとっての次の大きなイベントは、葉山モスワールドになるのではないでしょうか。恐ろしいことになってきました。プレッシャーでまた白髪が増えそう・・・

我慢できない

カテゴリー SAILING

IMG_6166天気も風も申し分なく、どうしても我慢できずに飛んでしまいました。昨日まで下田で遊んでたくせにと怒られそうですが、だからこそ余計に飛びたくて飛びたくて・・・

ここ1年くらいマストをレーキさせるのがトップ選手の間で流行っていて、いまさらながら僕もめいっぱいマストを倒して乗ってみました。確かにアップウインドは良かった。ブームが下がることで少しタックジャイブがしにくいけど、これくらいなら慣れれば大丈夫かな。

ただしやはりリグはもっと走りながらコントロールできた方が良さそうです。特にカンティングの量は大事。今日はいつもよりカント量を減らしたので、風が落ちてきた時にすぐにパワーが抜けてしまいました。カント量もレーキも自在にコントロールできるよう、改造を計画中です。この考えてる時間が一番楽しいんだなぁ。

無計画な下田旅行3日目は、唯一予約をしておいたシーカヤックツアーに参加しました。西伊豆のクルージング絶景スポットとしても有名な妻良湾へ。

いやー正直あまり期待してなかったんだけど、シーカヤック楽しかった!簡単でお気楽だし、断崖を縫うように進み、洞窟に入ったりするのはヨットには絶対にできない遊び方ですね。海の遊び方にもいろいろあるもんだと感心しました。

それにしても妻良湾のロケーションは最高。シースケープで西伊豆クルーズという夢がメラメラと燃え上がってしまいました。トレーラーで引っ張って来ちゃえば、妻良の浜なら下ろせそうだし。ここ出発で松崎や安良里をふらふらと2-3泊なんていいんじゃない?西伊豆は波も穏やかだし、潮もそんなに速くなく、民宿も温泉もたくさんある。うわー楽しそう!

葉山から3時間のドライブでこんなに素敵な場所があったとはうれしい驚きでした。無計画な下田旅行は、近い将来のさらなる楽しい旅につながりそうです。

石廊崎へ

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まったく無計画の下田旅行2日目。せっかく伊豆半島をここまで下ってきたんだから、端っこまで行ってみたくなり石廊崎灯台へ。

雄大な景色に子供たちは大喜び。でも僕は海面の荒れ具合に、モスでは無理だなとか、シースケープでも厳しいなとか、勝手に想像して勝手に意気消沈してました。ただ海を見て和むっていうことが、もうできない体になってしまったんですね。いっそのこと山にでも登ればいいのかなw

夜はホテルで海の幸、山の幸、大変美味しゅうございました。

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