森戸例大祭

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仕事を終えて森戸神社のお祭りへ。子供たちの年に一度のお楽しみです。

一人1,000円ずつ渡して使い方を見ると、姉弟の性格の違いが良く分かるから面白い。去年散々モデルガンで悔しい思いをしたくせに、また同じ罠にハマろうとする長男。怪しげなハンドスピナーにありったけの財産を注ごうとする次男。やっぱ男ってバカだなw

それにしてもくじを引いて番号を言うと、それは5等とか言われるシステムって・・・どこにも何番が何等なんて書いてないのに。そしてそんな理不尽なシステムに従順な我が息子たち。ホントにバカなんじゃないか?

それに引き換え、コツコツとすべてを食べ物に費やす長女。やっぱりお金の管理は女性に限りますな!

モスのセールデザインの進化について、とても興味深い記事がありました。

マイク・レノンへのインタビュー記事なのですが、その中でアップウインドのセールシェイプについては、ほとんど板が望ましいと。ドラフトは2−3%。この記事で使われているポール・グディソンとディラン・フレッチャーのセールの写真がまさにその通り。どこにもカーブがないくらい板なんです。

実はこれ、僕がガルダで購入して全日本でダントツ速かったセールも同じコンセプト。セールシェイプはもはや3次元ではなく2次元といっていい。ほとんどラフカーブしかないので、パネルを組み合わせる必要すらないんじゃないか?と思えてきます。なんでそんな「板」が揚力を生むのかと笑っちゃいますが、これが劇的に速いことは今年の全日本でも証明されました。

陸の上では完全な「板」ですが、セーリング中は風圧と体重でマストがサイドベンドして、軽くツイストしています。シェイプから生まれるツイストと、サイドベンドで生まれるツイストでは、リーチのテンションが違う。だから角度も取れる。

唯一の欠点は、微風で飛びにくいこと。カニンガムを緩めても深くなるのはラフばかりで、リーチはストレートなまま。それでは艇速5-6ノットのノンフォイリング時に充分なパワーを得ることができないんですね。フォイリングしてしまえば、一気に艇速が2倍になるので、ストレートリーチでも問題ありません。

海外選手が微風でなかなか飛べないのは、それが理由なんだと思います。だからビッグフォイルが必要になるんです。僕は体重75キロでも人より早く飛べるから、基本スモールフォイルだけで充分戦えてきました。でもフォイルの迎角を減らし、セールのシェイプを減らし、より高速仕様になればなるほど、微風でのパフォーマンスが犠牲になってしまうというジレンマを抱えています。

この問題を一気に解決するには、ハイアスペクトフォイルしかないのだ!そうなのだったらそうなのだ!

という訳で、古谷さんと一緒に世界をアッと言わせるフォイルを開発しています。ふっふっふ・・・お楽しみに。

2段積みテスト

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今後急増することが予想される、VSRを始めとしたRIBボートの輸送に対応するため、2段積みラックの試作と積載テストを行いました。

このラックは「ジャストヨット運送」でおなじみの丸玉運送さんと、アルミ船台のパイオニアとして知られるファクトリーゼロさん、そして弊社の3社で共同開発しました。これまで4トントラックでも1艇ずつしか運べなかったところを、このラックを使うことで輸送効率を倍にしようという目論見です。

実際に積んでみると、寸法は狙い通りピッタリで、ビーム材のたわみもまったく認められませんでした。これなら安心して2段目を積むことができます。地上高も道交法の制限に収まりました。

このラックを使えば輸送費が抑えられるのは勿論、ドライバーさんの負担も軽くなり、燃料消費やCO2排出量も軽減され、荷主と業者の双方にメリットが生まれるはずだと期待しています。10月に蒲郡で開催されるセーリングワールドカップや、その直後の江の島オリンピックウィークで早速このRIBラックが活躍するでしょう。

まだ日本に1台しかないこのRIBラック。作れるのはファクトリーゼロだけ。運べるのは丸玉運送だけです。RIBとディンギーの2段積みも可能ですのでお問い合わせください。

50回の記念大会ということで、レイラインメディアの中嶋さんに無理を言って撮影・編集していただいた動画です。大会直前の依頼だったにも関わらず、快く引き受けていただきありがとうございました。

あらためて、モスって絵になりますね〜。スタートの瞬間なんかゾクゾクする。そしてビーチスマリーナのロケーション!まるで日本じゃないどこかリゾートアイランドみたいじゃないですか?

いつかモスに挑戦したいと思っている方。どうぞ思い切って1歩踏み出してください。決して簡単な乗り物ではありませんが、苦労する過程もまた楽し。オリンピアンから後期高齢者までワイワイ賑やかにやってますw きっと後悔はさせません。保証もしませんが!

B1 Board Harness

カテゴリー BUSINESS

470ジュニアワールドが終わったばかりの江の島で、今月はRSXの世界選手権が開催されます。既に海外選手や日本のNT選手たちが早くから現地入りして合宿を繰り返していますが、そのハーネスにご注目ください。

鮮やかな蛍光ラインが目立つザイクB1ハーネスは、発売からまだ1年も経過していませんが、既にトップウインドサーファーたちのマストアイテムになっています。3本のアジャストラインでフックの位置を自由に調整できるのがいいそうです。そしてなんといっても軽さ。おかげで意のままにフックしたり外したりできるとのこと。

国内でもNT選手のみならず、学生ウインドサーファーにも徐々に普及し始めています。残念ながら供給がそれほど充分でなく、入荷するたびにゴッソリ無くなっていくような状況です。充分な在庫が揃えばオンラインショップでも販売しますので、購入希望の方はもうしばらくお待ちください。

王座奪還

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全日本モス最終日。朝からどんよりと曇り空で、風がなかなか上がってきません。何度か沖に出てみたものの、5−6ノット程度でフォイリングするに至らないまま、タイムリミットの15時を迎えてしまいました。残念だけどこれもヨットレース。5回目の全日本タイトルを完全優勝で手にすることができました。

風待ちの間も貴重な時間です。フォイルセッティングやセールセッティングの講習会を開き、自分が葉山ワールド以来なにを考え、どんな改造をし、その結果からなにを得たのかを余すところなく公開しました。これで国内のモスセーラー全体のレベルが上がれば、僕もまた一段高みへと上がることができるはず。

今年の全日本も、ビーチスマリーナの高橋家のみなさんには本当にお世話になりました。いつもありがとうございます。モス乗りはビーチスマリーナを心から愛しています。どうか来年もよろしくお願いします!

全日本モス2017が開幕しました。エントリーは22艇。おなじみのメンバーに加えて、リオ五輪470代表の土居一斗も初参戦です。

10-16ノットの最高のコンディションでたっぷり4レース消化しました。おかげ様で2位以下を大きく引き離してすべてトップフィニッシュ。ガルダのシルバーフリートで、屈辱にまみれながら手に入れたスピードと角度のおかげです。

成果はそれだけではありません。フラットで乗りやすい浜名湖だからか、フォイルタックも面白いように決まり、今日の2レース目はスタートからフィニッシュまで、Flytime 100%。ついに夢のドライセーリングを実現しました。あばらも肘も痛かったけど、レースになると我慢できちゃうものですね。

あらためてワールドに参戦して良かったなと感じます。自分が現地で得たものは、残さず周りのモス乗りに伝えないといけません。モスに乗り始めた2008年から、気づけばもう10回目の全日本。まだまだモスに夢中です。

不安MAX

カテゴリー SAILING

今年もモスの楽園、ビーチスマリーナにやって来ました。今日も浜名湖は10-12ノットのゴキゲンな南風が吹いています。さっそく艤装して練習だ!

う〜ん・・・やっぱり肘が痛い・・・大丈夫か?明日から戦えるのか、オレ?

夜はお決まりの民宿で大宴会。そしてお決まりの飲み過ぎです。

安全第一

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衝撃のニュースです。モスワールドを2度制し、ナクラ17のアメリカ代表でリオ五輪8位に入ったボラ・グラリが、ナクラワールドに向けた練習中のアクシデントで、右手の指3本の一部を失いました。いつかはこういう事故が起こるだろうと思っていましたが、まさかボラが・・・

全治4週間と診断され、早々にボラから「早く回復してセーリングを再開したい」と元気なコメントが出されたのが不幸中の幸いです。それにしても指3本って、シュラウドに突っ込んだ?グローブしてなかった?どういうシチュエーションだったのか気になります。

とどまるところを知らないスピードへの欲求と、反面こうした事故を防ぐための自制心のせめぎ合いですね。誰だって早く走りたいけど、指を失ってまで走りたくはありません。やっぱりハイパフォーマンスボートはインパクトベスト、ヘルメット、グローブとブーツは必須ですね。

とにかく親愛なるボラの早い回復を心より祈っています。

福山からさらに西へ200km。毎度おなじみの山口県スポーツ交流村へやって来ました。今回もチューブ修理のご依頼です。

VSRの販売開始から12年が過ぎ、各地でチューブ修理の依頼が増えてきました。その場数を踏むことで、我々の修理の腕前も上がってきています。長く安心して使っていただくために、ぜひ次の点をご注意ください。

VSRのチューブには空気注入口の横に減圧弁がついています。過剰に圧力が掛かった時には自動で抜ける装置です。(2007年以前のモデルを除く)パンクの心配はいりませんので、チューブは常にパンパンの状態でお使いください。2.5psiくらいが最適です。空気圧が緩いと振動でチューブとFRPの接着部分に不要な負荷がかかります。

耐紫外線性能に優れた素材を使っていますが、それでも長い目で見ればチューブは紫外線の影響を受けます。屋内保管でない限り、常にオーニングをかけていただきますようお願いします。係留することが多い場合は、係留用のオーニングもご用意できますのでお尋ねください。穴が空いたり破れたオーニングを使うと、確実にチューブの寿命を縮めます。

2艇の修理を終え、夜の新幹線で福岡へ。ナクラの時からお世話になっている、柳川カイロプラクティックに体のメンテナンスをしていただきました。壊れたモスは古谷さんに直してもらい、壊れた肘は木下さんに治してもらったので、なんとか週末の全日本モスは戦えるかな?

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