ヘルシンキ空港のラウンジで昨日のブログを書き終え、バタンとパソコンを閉じたら何か雰囲気が違う。辺りを見回すと、あんなにたくさんいた日本人が全然いなくなっています。あれ?ん?
あ!ヘルシンキって1時間早いんだっけ!?嘘だろ、ひょっとしてやらかした?
はい、完全にやらかしました。ゲートまで全力ダッシュしたけど成田行きはもう飛び立ったあと。マジで?乗り過ごし?洒落にならんぞそれ!さっきまで呑気にビールなんぞ飲んでたくせに。んもー助走つけてぶん殴りたい。
急いでトランジットカウンターに行き状況を訴えました。でもなかなか僕の熱意は伝わりません。
「明日のフライトじゃダメなの?」
「ダメダメ。明日テレビの収録あるし。」
「じゃ、夜の便で香港までなら行けるわよ。そこから先をインターネットで探してみたら?」
そう言われて調べましたが、香港から福岡に飛ぶ便には時間的に繋がらず、かといって羽田に行くのもかなりの時間のロスがあります。JALに電話したりエールフランスに電話しても解決しません。17日の夕方に福岡入りすると約束してあるのに、このままだと18日の夕方になってしまう!テレビ東京に多大な迷惑をかけるので、それだけは避けなければいけません。
1時間ほど策を講じましたがヘルシンキからでは選択肢が少な過ぎます。最後の望みで、ヘルシンキ空港からの最終便でパリに行こうと決意しました。それに乗れれば、パリ発の最終便の羽田行きにギリギリ繋がる可能性がある。もうそこに賭けるしかない。手荷物を引き取って、チェックインカウンターへ猛ダッシュ!
「パリ行きに乗りたいんだけど!」
「チケットは?」
「いま買うから」
「チェックインなんてとっくに終わって、もうボーディング始まってるわよ?」
「お願い、なんとかして!」
お姉さんがなんとかしてくれました。高かったけど、もはやお金の問題じゃありません。パリに着いたら一旦荷物を引き取り、広大なドゴール空港をまた出発フロアまで全力ダッシュ!
「羽田行きに乗りたいんだけど!」
「チケットは?」
「いま買うから」
「嘘でしょ?」
「本気」
「あと3分でシステムが閉じちゃうわ」
「お願い、なんとかして!」
またもなんとかしてくれました。ギリギリでエールフランス羽田行き最終便に滑り込み成功。チケットは死にたくなるくらい高かったけど、死ぬのは日本に帰ってからだw
羽田からの福岡行きは各社とも満席だったので、期せずして一度帰宅することになりました。散財したけど、子供たちの顔を見てゆっくりお風呂に浸かれたからよしとしよう。明日の始発で福岡に飛びます。
今日の一言「忘れないでね♥ヘルシンキ」