いまらさながら今年のA-catワールドの動画を見つけました。
DNA-F1に乗るオランダのミーシャ・ヒームシュカークが全レーストップで圧勝。そしてナクラの選考で惜しくも敗れたオーストラリアのダレン・バンドックが2位。彼はA-catワールド初出場っていうんだからやっぱスゲー。
それにしてもこのZボード+Lラダーは素晴らしい。波がある時にどんな挙動になるのか興味あるなぁ。この動画を見るだけで、未来はこの方角だと思わせるに充分です。ナクラもファントムもGCも、いずれはこのZボードに移行していくんじゃないでしょうか。
ロシア陸連所属の選手が国際陸連（IAAF）から資格停止処分を科されていた問題で、スポーツ仲裁裁判所（CAS）がその処分を支持し、選手の訴えを退ける裁定を下しました。ロシアの陸上選手はリオ五輪に出場する道を閉ざされたことになります。
それだけではありません。世界アンチドーピング機関はロシアの組織的なドーピングに対する制裁として、ロシアの全競技の選手をリオ五輪から排除するよう勧告しています。IOCはCASの裁定をふまえて判断すると言っていたので、ひょっとすると本当にロシアの全選手がリオに出られないことになるかも知れません。
なぜそこまで厳しい措置が取られようとしているかというと、スポーツ省の指導の元で、ドーピング検査の検体をすり替えていた実態が明らかになったからです。地元であるソチ冬季五輪でも、国ぐるみのドーピングによって多くのメダルを獲得したと見られています。とんでもない話です。
とんでもない話だけど、それで全競技の選手をリオから無条件に排除するというのも、またとんでもないですよ。たとえばセーリング選手では男子470が今年のワールドで3位に入っています。メダル候補といっても差し支えありません。当然ドーピング検査にひっかかったこともない。陸上競技がクロだからって、彼らも連帯責任で除外するというのは、あまりに暴論ではないでしょうか。いますぐにでもロシアの全選手を厳密に検査して、シロだった選手には参加の道を残すべきだと思います。
このままロシアの政府や国民が黙っているとは到底思えません。新たなテロや紛争の種になりかねないと危惧しています。IOCには現実的な妥協点を見いだして欲しいと切に願います。
実は5月末にミュンヘンでザイクのディーラーミーティングが行われていたのですが、モスワールドと重なっていたために出られませんでした。仕方ないと諦めていたんですが、クロアチアでの休暇中にザイクからメールが届いたんです。曰く、なんとかして7月中にシドニーに来れないかと。そこまで言うならと苦肉の策で思いついたのが、この0泊3日の強行軍だったのです。
朝10時にザイク本社に到着し18時までノンストップでミーティング。2017年発売予定の新商品サンプルを試着し、リオ五輪や4年後の東京五輪に向けた戦略など、どれも中身の濃いこと濃いこと。社屋はどんどん大きくなり、スタッフは増え、ムンムンと熱気で溢れています。ここに較べたら、我が社のなんとノンビリとしたことか・・・
短いながらも、とても濃密な時間を過ごせました。無理してきた甲斐があったってものです。ザイクの勢いに負けないように、ネジ巻いて頑張ろう。
海の日には恒例の江の島葉山ヨットラリー。先日の逗子のお祭りでバッタリ会ったユースACチームの森嶋ティモシーくんとフライングファントムにて参戦しました。
結果はもちろんダントツのトップフィニッシュです。当たり前だけど。ただ内容はもうボロボロw 修正も5位と、まだまだこのじゃじゃ馬を乗りこなすには修業が必要なようです。とはいえ楽しかった！ティム君つきあってくれてありがとう。
OPの部ではなんと凛子が優勝。3年前のこのレースからずいぶん成長したものです。どんな草レースでも優勝は優勝。よく頑張りました。
そして最後のお楽しみ、じゃんけん大会では最も人気の高い「海狼」のランチ券をなんと晴人がゲット！できた娘と息子を持ってお父さんは幸せだ〜！
この夏最大の注目商品、アヴレアトップの販売を開始しました。各販売店およびオンラインショップからお買い求めいただけます。
僕の感想はもう聞き飽きたと言われそうなので、最近届いたユーザーの声から。
”アヴレア最高でした！！！！ まじで感動です！ありがとうございます！”
早稲田大学ヨット部 岡田奎樹
”ありがとうございました。全然濡れなかったです！”
日本大学ヨット部 木村直矢
”早速試しましたがやばいですね！かなり弾いてます。耐水性だけなく、通気性も保温性も備えます。”
SAILFAST パドリングアドバイザー 内田直人
このアヴレアはまさにウォーターアパレルのゲームチェンジャーになる商品です。ディンギー、キールボート、ウインド、カイト、カヌー、カヤック、SUP、サーフィンなど水辺のスポーツならなんでもあり！ぜひこの驚異の新素材を体感してください。
パッケージもお洒落！
店番を終え、学校が休みなのでヒマで仕方ない子供たちを連れて逗子のお祭りへ。
こういう時にどこからともなく現われるテキ屋の人たちって、普段何してるんですかね？ずっとお祭りを転々としてるのかな。大事なお小遣いを使い過ぎて、しょーもないピストルばっかり4丁も手に入れた長男よ。後悔も人生勉強だ。社会は甘くないのだぞ。
逗子のお祭りは怪しいテキ屋ばかりじゃなく、地元の商店街が日頃の感謝を込めて露店を出しているので、そうめん一杯100円とか、氷結一本150円とか、目を疑うような良心的な価格設定で想定外にお腹いっぱいになってしまいました。これも社会勉強っす。うっぷ。
このブログに書くべきことではないのかも知れませんが、一人の学連ヨット部OBとして、どうしても納得がいかないので書きます。学連仕様ってもう機能していなくないですか？学連が自分たちで決めた申し合わせ事項ということになっていますが、実際は大人の事情に振り回されてるだけで、学生がかわいそうでなりません。
なんで急にこんなことを言うかというと、最近の学連470の値段を聞いてひっくり返ったからです。180とか190とか、そんなの信じられない。いくらなんでも高過ぎるし、しかも注文内容によって値段が違うだなんて、もう当初の理念も何もないじゃないですか。まったく同じ物を供給するという建前はどこに行ったんですか？
もはやガバナンスがまったく機能していない学連仕様は、きっちりと約束を決め直すか、もう無しにするかどちらかにするべきだと思います。そりゃ学連ヨット部も減っていきますよ。そんだけ出すなら社会人の中古艇を買った方がよっぽどマシじゃないですか。
僕らが学生の頃はヤマハの提携工場から大きなトラックが各水域に配送に来て、ただその積んである順番でランダムに自分たちのフネが決まったものです。だってどれも同じだから。それが本来の姿だし、そうじゃなければ学連470の意味がない。
世界の常識からかけ離れたナンセンスな取り決めは、学生を苦しめるだけでなく、市場が縮小して最終的にみんなが苦しむことに繋がります。
学生セーラーは日本のセーリング界の宝です。彼ら彼女らがこの先セーリングを続けてくれるかどうかにこの国の将来はかかっているんですよ。もっと大事にしましょうよ。
これはあくまで一人のセーラー、一人の学連OBとしての意見です。輸入艇を入れてビジネスにしようとか、そういう考えは一切ありませんのでご承知おきください。
カテゴリー SAILING
あのクレイジーなレース、R2AKを覚えておいででしょうか？シアトルの近くポート・タウンゼントからアラスカのケチカンまで750マイルを走る冒険レース。優勝したM32のマッドドッグレーシングに友人が乗っていてビックリしました。
イアン・アンドリューは僕らが最初にナクラで出場したウェイマスの大会で知りあい、意気投合して一緒に居残り練習した仲間です。サンタンデール後にナクラを降り、現在はカナダチームのコーチをしています。まさかこのレースに参加してるとは！
そして注目のシースケープ18もスタートから18日あまりでようやくフィニッシュしたようです。かなり無風に悩まされたらしく、潮に流されてバックしたり大変だったって。動画では自転車を改造した船外機で人力で進んでる様子も見られますこの人すごいなぁ。クレイジーだわ。
トラッキング見てると、夜はほぼ毎晩アンカリングして寝てるんですよねw その緩さがいい。ヴァンデグローブみたいにほとんど寝ないで世界一周するのも変人だけど、ヨットなのにペダルを漕いで2ノットでフィニッシュを目指すのもかなりの変人です。
こういう緩いレース、日本でもありじゃないですか？瀬戸内あたりで。あれば僕も18で出たいぞ！
いよいよリオ五輪まで一ヶ月。日本代表選手たちは現地で最終調整に入っています。
北京、ロンドンに続いて今回もオリンピック本番用のウェアを準備しました。厳しいレギュレーションに適うロゴサイズのオリンピック特別バージョンです。もちろんアヴレアも入ってます！
リオの海で4年間の集大成を見せてくれるのを楽しみにしています。頑張れニッポン！
