若い力

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IMG_6418ようやく揃ったナクラを牽引して、またまた和歌山にやって来ました。ナショナルチーム選考真っ最中の和歌山セーリングクラブは、リオや東京を目指す若い選手たちでいっぱい。いやー、若いっていいな。夢に向かうエネルギーが漲ってますね。

僕らが青島で乗ったナクラJPN-157は和歌山に保管されます。ここに2艇揃ったナクラを使って、東京を目指す若いチームがガシガシ練習に励んで欲しい。手塩にかけた愛艇だからこそ、早く次の主に乗ってもらいたいと願っています。49erやFXが熱いレースをしているのに、ナクラのレースが行われていないのは寂しいじゃないですか。

明日は折角なので最終日のレースを観てから帰ろうと思います。

Crash Crash Crash

カテゴリー SAILING

エクストリーム40が9年の歴史に幕を下ろします。こうして見ると、よくいままで死人が出なかったなとw

以前も書きましたが、このエクストリーム40クラスは、セーラーからしたら最低のデザインと言わざるを得ません。ただし観客やメディアにとってはそれがいい。派手なクラッシュやノーズダイブが頻繁に起こるから。

皮肉なもので、不完全だったからこそエクストリームは話題を呼び、今に続くカタマラン隆盛の礎となりました。役目を終えたエクストリーム40は、先日のソフトバンクのクルー選考でも使われたGC32にその座を奪われます。GC32のイベントも別に開かれるので、今後はこのクラスがプロフェッショナルセーラーの登竜門になるでしょう。

できるかな

カテゴリー SAILING

思い立って工作タイム。さぁ何ができるでしょう?

頭の中で思い描いたものが現実になるのって楽しい。その意味で、創作と修理は全然別の作業です。修理のゴールは前の状態に戻すこと。でも創作の場合はどこまでもいいものを追求できるので、ゴールがありません。

究極はやっぱりフネを自作するのが最高の贅沢なんだろうな。古谷さんがいつまでも元気な理由が分かる気がします。ポッとアイディアが湧いて、それをどうやって実現するかを考える時間が至福だもん。そして実現したら試したくてウズウズ。モス乗りって、いい年こいても、少年のようにピュアなんですw

大忘年会

カテゴリー PRIVATE

IMG_6416凛子のヨット同期で大忘年会。会場はもちろんゴトウランド。んもー酔っ払い過ぎて、何がなんだかまったく覚えておりません。とにかくリビングで目覚めたら、顔が落書きだらけでした。写真たくさん撮ったけど、公開できるものが一枚もありませんw

今日は朝からソフトバンクのクルー発表に沸きましたね。吉田雄悟と笠谷雄希の2名がチームに加わることになりました。年明けにはバミューダに移住してトレーニングを開始するそうです。

吉田選手はリオの選考に惜敗し、そこから這い上がって掴んだチャンスです。ぜひ新しい舞台で成り上がっていってもらいましょう。リオに行ってたらこのチャンスは無かったんだから、人生どう転ぶか分からないものですね。

和歌子も今月中にメルボルンに引っ越してしまうので、しょっちゅうここに来てダベっていた二人が居なくなるのが寂しいようなホッとするような不思議な気分です。行くからには簡単に帰ってくるなよ!などとプレッシャーをかけてみたりしてw

AC back to NY

カテゴリー SAILING

ACワールドシリーズの通算第5戦が、2016年5月6-8日にニューヨークで開催されると発表されました。マンハッタンの目の前で6艇のAC45が飛び回るなんて、すごいイベントになりそう。

最後にニューヨークでアメリカスカップが開催されたのが1920年代なので、80年以上の時間を経てアメリカスカップが戻ってくることになります。アメリカ人はこういう何年ぶりとか何回連続とかのイベントが大好きなので、きっと多くの観衆を集めて盛り上がるんじゃないかな。

あぁそれにしても良かった。2週間空けば大丈夫です。ACニューヨークが5月6-8、葉山ワールドが24−29、そしてACシカゴが6月10-12。完璧だ。ありがとうラッセル・クーツ。さぁ野郎ども、どんどんエントリーして来いや〜!

メダルハンター

カテゴリー SAILING

発表から数日経ってしまいましたが、オーストラリアセーリングチームが以下のリオ五輪代表チームを発表しました。

470男子 マット・ベルチャー/ウィル・ライアン
49er ネイサン・アウタリッジ/イアイン・ジェンセン
ナクラ17 ジェイソン・ウォーターハウス/リサ・ダーマニン

470男子については、まったく異論がないでしょう。絶対王者ベルチャー/ライアンは金メダル候補の大本命です。49erはロンドンのキャンペーンと違い、ライバルを追いかける立場になりましたが、それでもこの2人が代表に最も相応しいのは誰しも認めるところ。

ナクラについては、ベテランのダレン・バンドック/ニーナ・カーティスも活躍していたので、どちらが選ばれるのか注目されていました。結局3つのメダルを持つベテランペアよりも、若い才能が選ばれたんですね。ジェイソンとリサはまだ24歳。ワールドで2位、プレオリは優勝ですからこの2人も押しも押されぬメダル候補です。おそらく今回選ばれた3チームは全員リオでメダルを獲得するでしょう。

光あれば影あり。あんなに速かった他のナクラチームたちはどういう気持ちでこの発表を聞いたのか、思いを馳せずにはいられません。イギリスもオーストラリアもこのように代表決定を突発的に発表するので、選ばれなかった選手には酷なシステムだと思います。

そういえばイギリスの470男子代表に既に決定している、ルーク・ペイシャンスのクルー、エリオット・ウィリスに、なんと大腸ガンが発見され、暫く治療に専念すると発表されました。驚きです。彼とは一緒に飲んだことがあるんですけど、イギリス人らしからぬマイルドな物腰で、とても印象のいいナイスガイでした。

このタイミングで癌が見つかるなんて、代表に選ばれないよりもさらに過酷な運命です。なんとか頑張って欲しい。治療の成功と早い回復を心より祈っています。

VSR整備

カテゴリー BUSINESS

IMG_6404マンマユートチームのVSR5.8Rがメンテナンスのためにドックインしていて、この2日間かかりっきりで作業しています。

これから国内最速のセールボートであるGC32をサポートするために、フルスロットルで相模湾を走り回ることになるでしょう。そのためにも不安要素は取り除かなければ。

VSRは構造的にも工法的にもオーバースペックの固まりです。これでもかというほど頑強だし、ユーザーの目に見えない場所でも手を抜かず、非常に丁寧に作られています。逆にあまりにきっちりしているので、何かあったときにその問題部分を切ったり開いたりするのに泣くほど苦労するという側面も・・・

この5.8Rのコンソールを取り外すのに、社員と2人で丸一日がかりでした。輸入して売るだけではなく、ずっと長く使ってもらうために、頼りになる存在でありたい。そのための苦労は自分たちの財産です。

苦労したぶんだけ、最後のシーリングが外れたときの達成感は格別でした。こんな日のビールは美味いんだなこれが!

2016年のACワールドシリーズ第1弾が、2月27-28日にオマーンで開催されると発表されました。あと2ヶ月ちょっとしかないけど、間に合うのかなw

今年は全6戦を予定していますが、2月のオマーンの後は、6月のシカゴ、7月のポーツマスしか決まっていません。とにかくお願いだから5月のモスワールドとかぶせないで欲しい。神様仏様クーツ様どうかご配慮を。

どうせなら5月前半に日本で開催してくれないかなぁ。そうすればACセーラーのエントリーも増えるし、メディアの注目も桁違いになるのに。

また一人、仲間が増えました。梶本くんと同じ愛媛出身、渡部雄貴くんが国内41艇目のMach2オーナーです。なんとまだ20歳!

OPの頃から彼を知っているので、それなりに乗れるようになることは分かっていました。でも試乗したこともなく、全くモス未経験のまま購入したので、さすがに進水初日はドタバタと苦労するだろうと予想していたのです。その予想はいい意味で覆されました。

沖で乗り変わって1分もしないうちにあっさり飛んだ!おおすげえ。これは久々の逸材ではあるまいか。

VSRで一緒に見ていたお父さんが「あんな笑顔ひさしぶりに見たな」と言っていたのが印象的です。ホントいい笑顔でした。本人曰く、「ヨット続けてきて良かったw」

うん、いい感想だね。雄貴おめでとう。ここが地獄の一丁目です。ようこそ蛾地獄へ。

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