オーフス情報

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IMG_5794オーフス4日目にして、ようやく海に出ることができました。まるで湖のようにフラットな海面はナクラにはありがたい。チョー乗りやすい。ただし風のシフトと強弱が激しくて、ホント琵琶湖で乗ってるみたいな気分です。ここで最終選考をする470が少し気の毒に思えてきました。

ここオーフスは今後も世界のセーラーにとって重要な場所になります。リオの次、2020年の東京オリンピックの国枠取りは2018年にここオーフスで開かれるISAFワールドで始まるからです。

まず覚悟しておくべきは、物価が高い!こと。大して豪華でも美味しくもない外食で、目玉が飛び出るほどの料金を取られます。なんといっても消費税25%の国ですからね。スーパーでもよーく値札を見て買い物をしないと、レジで腰をぬかすことになります。

季節柄、夜は12時くらいまで明るくて、しかも3時くらいから明るい。日は沈むんだけど、北の空が暗くなることはありません。日中の気温はけっこう暖かい、でも水温は低い。当たり前かw

なぜか宿泊だけは相場が安くて、Airbnbで探すと一軒屋をまるまる借りても1泊1万円もしなかったり、そんな掘り出し物件も見つかります。田舎道なので、多少距離が離れてても車ならあっという間。高いお金を払ってクラブの近くや街中に宿をとる必要はないんじゃないかな。2018年の参考になれば幸いです。

さぁいよいよ明日から470のレースが始まります。特に男子470は大接戦。お互いに悔いのないレースをして欲しいものです。日本チーム全艇の健闘を祈ります。

修理完了

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IMG_5793積層も成形も終え、見た目以外は問題なくなりました。塗装はせずに、ワールドはこのまま戦うことにします。塗装する道具もないし、見た目にこだわるヒマがあったら早く練習再開した方がいいからです。

スターボ側にはサンタンデールでぶつけた傷、ポート側にはクラックの積層とわずか船齢1年の我が愛艇は傷だらけです。かわいそうに。ごめんよ、主が下手なばかりに・・・

マストも立ち、練習再開しようかと思っていましたが残念ながら今日は無風。明日はいい風が吹く予報なのでオーフス初練習に出ようと思っています。

Solid wing Rocket

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積層が終わったハルをひたすらペーパーで削って成形する地味な一日でした。

久しぶりにモスの話題を。イギリスのストークスベイではUKナショナルが開幕しました。初日を終えてトップに立ったディラン・フレッチャーのフネを見てください!(動画43秒から)

彼の乗る特別仕様のロケットは、なんと一体成形のソリッドウイングです。まるで海中を泳ぐエイのようなフォルムが近未来っぽい。狙いは空気抵抗の削減だそうです。アイディアは画期的だけど、輸送はどうするんだろう?

イギリス勢はエクソセットもロケットもバウスプリットが標準になって広まってきました。確かにバウスプリットはワンドが中心に来るし、より遠い海面の高さを見ることで波に反応する時間的余裕も生まれるので有効でしょう。僕もいずれ自分のMach2に付けたいと考えています。

やっぱりモスは自由でいいなぁ。ワンデザインの理想も分かるけど、どのクラスでも結局道具の優劣の問題が無くなることはありません。レーザーでも49erでもナクラでも。自分で選ぶことができないから、たくさん買ってその中から選ぶしかなく、結局余計にお金がかかってしまうというのが現状なのです。ナクラのハルなんて、全艇が割れても不思議じゃないですよ。そうなってしまうと、もうセーラーもビルダーも誰も得しないんですよね。

かといってモスがオリンピックに相応しいかと問われればノーです。まったく相応しくないし、協会も選手も望んでいません。進化をとるか普及をとるか。それぞれのクラスで役割も違いますが、セーリング全体の未来を考える時に避けては通れない大きなテーマです。

モスが切り開いた理想を、普及のために落とし込んだ新しいフォイラーが待ち望まれます。近いところまでは来ているようですよ。続報が入ったらまたお知らせします。

いやー、また大変な一日でした。目的地オーフスまでは非常に順調な道のりで、お昼過ぎには到着。マリーナには前入りしているナクラが所狭しと並んでいます。その片隅で地元デンマークのアランがハルをひっくり返してグラインダーで削っていました。練習中にバリッと大きな音がしたので、上がってチェックするとボトムにクラックが入って開いてたそうです。まだ進水して2週間の新艇なのに!

普通のヨットのようにデッキとハルをガンネルで合わせた構造じゃなく、最近のカタマランはハルを縦半分に割ったモールドで作っているので、ど真ん中に合わせ目があります。波の衝撃などにより、そこの接着が剥離すると、最悪の場合くす玉みたいにフネがぱっくり開いてしまうのです。

前から聞いてはいたけど、本当にナクラってハルが開いちゃうんだな。お気の毒に。念のため自分たちのフネもチェックしてみよう・・・ん?あ、あれ?んんん?割れてる?割れて・・・るな、どう見ても………orz…

なんと僕らのハルにも1m以上の細いクラックが走っているじゃないですか。マジですか、マストの次はハルですか。そうですか。

IMG_5785それからが大変でした。デンマークで直すべきか、出てきたばかりのドイツに戻って業者を探すべきか。いろんなプランの中で最適な対策をとろうと模索。結果、幸いにして地元業者にここのマリーナで修理してもらえることになり、ハルを預けてきました。夜通しで作業してくれるそうで、ありがたいことです。

そう、考えようによっては僕らはラッキーです。あのまま気づかずに海に出てたらもっと深刻な事態になるところでした。幸い傷はまだ浅いし、ここで修理してもらえれば最短で練習に復帰することもできます。もちろん費用はナクラからの保証になるでしょう。だからネガティブに考えるのは辞めて、むしろポジティブに捉えるべきなんです。だってワールドの本番中にフネが真っ二つに開きましたなんて、シャレにならないじゃないですかw

もう何があっても驚かないぜ。ついてるね、乗ってるね、ラッキーガール!

キールウィーク最終日。メダルレースを生中継で観戦していると、出られなかった無念さが蘇ってきますが、そんなことを嘆くよりも映像から何かを学ばなければいけません。優勝したポール/カロのダントツの走りの安定感はどこから来るのか?メイントリム?ステアリング?リグセッティング?

タックジャイブの後のトラピーズに出る早さも全然違います。同じような動きができるように、彼らと同じトラピーズシステムに早速改造することにしました。

IMG_578049erやナクラではトラピーズアジャスターをダブルにせず、リングに直接つけるのが主流です。この方がトリムが早いし、揚げた時の余りのロープが少ないから。僕は470クルー時代もこうしていました。難点はクリートを切るのが重いことですが、ロープによってクリートへの食い込みが違うので感触もさまざまです。

いろんなロープを試してきましたが、コンパクトブレイドの4mmを折り返して2重にしたものが、クリートの切りやすさ、手触りの柔らかさ、丈夫さのすべてにおいて至高です。太さは4mmロープの2重だから5.7mmくらいになります。これを使い出すとダブルからシングルに変えても全然苦に感じないほど。470時代にもこのロープに出会いたかった!

千里の道も一歩から。どんなに遠い目的地でも、一歩ずつ歩いていくしか辿り着く方法はありません。いまできることを集中して一つずつやり遂げていきます。明日はいよいよワールドの舞台、デンマークのオーフスに移動します。

敗退決定

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キールウィーク4日目。引き続き軽風のシフティーな海面で2レースが行われ、14-10というスコアで12位に後退。明日のメダルレースの出場すら逃す最悪の結果になりました。非常に受け入れ難い、辛い現実です。

昨晩、夜中に目が覚め、ベッドの上で悶々としながら、ふと考えついたアイディアがあり、忘れないようにノートに書き留めました。それを今日海の上で試してみると、感触が良い。ひょっとしてこれでいろんな問題が解決するんじゃないか?と期待するほどに。

残念ながら今日のレースではそれを実証することができませんでした。でも今日の成績が悪かったのはこのアイディアを試したのが原因ではなく、スタートとコースが悪過ぎました。反省するべきことばかりですが、その中でも何か学んでいかなければ、前に進めません。こうするべきじゃない、これが失敗だったというネガティブな教訓も大事。ただしポジティブな要素もその中に隠れているのできちんと拾い出してあげないと、キールウィークに出た意味を失ってしまいます。

今回アジアのライバルであるシンガポールにも完敗しました。前から軽風ではやられぎみでしたが、今回は中風でもやられてしまい、余計にショックを大きくしています。これが青島じゃなくて良かった。まだ僕らには時間が3ヶ月弱残されているし、やれることが沢山あります。

この敗戦を次のワールドにどう活かすか。この経験の真価が問われるのはそこです。ぶつかっている壁を壊して、次のステージに上がらなくちゃ。

上達に近道なし

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キールウィーク3日目。今日も軽風の中で3レース。11−10−7で暫定10位と落としてしまいました。自分がもし自分のコーチだったら目を覆いたくなるようなヨットレースをしているんだと思います。

スタートはいい。行きたい方に伸ばせてます。走りがイマイチだから、トップには立てないけど、それでも5番くらいで上マークを回っています。ただ風が落ちた時のフリーが良くない、っていうかメチャ悪い。ティラーを使い過ぎて、パフをスピードに変えられていません。

アップウインドもダウンウインドも、ティラーを極力使わないようにしないとマルチハルではスピードに繋がらない。そう分かっちゃいるけど使っちゃう。メイントリムもしないでティラー持ってるだけだから、ついつい動かしちゃう。唯一の仕事であるステアリングすら、極力使わないように努力するんだったら、ヘルムスマンの仕事は何なんだろう?走らせるのは専らクルーの仕事なんじゃないかと思います。僕はもっとステアリングを安定させて、カニンガムを常に最適にトリムし、あとはもっとコースとコンパスを見た方がいいのかな。

和歌子との役割分担をもっと効率的に考え直した方がいいのかも知れません。下手にティラーを動かすくらいだったら、じっと走らせて風やマークや相手艇を見た方がよっぽど役に立つだろうし。

あーヘタクソだな。どんだけヘタクソなんだ。去年から全然上手くなってないんじゃないかとすら思えてきます。きっとまた白髪が増えてるぞ。

課題がたくさんありすぎて眩暈がしそうですが、それでも毎日海にでて少しずつ新しいことを学んでいます。下手なんだったら人より努力して、たくさん頭と体を使って、弱点を克服していくしか道はないんです。ここが正念場。変なこだわりやプライドを捨て、自分としっかり向き合って、前に進まなければいけません。そして毎日必ず何かをつかまないと。上手くなるにはそれしかないんだから。

Speed is king

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キールウィーク2日目。風が弱く、朝マリーナに着いた段階で3時間の延期が示されていました。3時間経っても状況は変わらず、長い風待ちが続き、ようやく出艇してレースが始まったのは午後4時過ぎ。そこから軽風で3レースを行い、10-10-6で暫定9位変わらずです。

久しぶりの軽風のレースで、パルマの最終日を思えばまだ大分マシになったとも言えます。少なくともビリじゃありません。でも望むような順位を取れないのは、まだアップウインドの戦闘力が低いのが最大の原因です。

現在ダントツのトップを走っているのは、ドイツの若手チーム、ポール/カロで彼らもマークのコーチングを受けています。もともと僕らよりはだいぶ速かったけど、今シーズンからまったく違うレベルに急成長しました。彼らの走りは今回のフリートの中では完全に抜けていて、遠目で見てもどれがポールたちか一目でわかるほどバランスが安定しています。

あんなにスピードが違えば、頭を使う必要もありません。僕が国内のモスのレースで前を走れるのと同じです。少々スタートを失敗しようが、シフトを外そうが、スピードこそが最大の武器。逆に前を走れないのはスピードがないからなのです。相手艇にもまれて角度をギスギスとって走ってる時間が長過ぎる。もっと自由に自分のグルーブで走れるようにならないと。

僕らもあのスピードが欲しい!あれが他の競技で言う国際標準のA記録みたいなものです。幸い同じコーチの教え子だから聞きまくって盗みまくってやろうと思います。いまに見てろ。絶対に追いついてやるぞ。

魔の第1レース

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伝統のキールウィーク初日。12-15ノットの絶好の風で3レースが行われました。

そしてその第1レースから波乱が起こります。 スタート良く飛び出して1上を4位で回り、その後少し順位を崩しましたが6位でフィニッシュ。と思っていたのですが、なんとまだレースが続いていることに気づきませんでした。LA2という本部船の表示は確認していて、間違いなく2ラップ回ってフィニッシュしたのですが、今回の帆走指示書でLA2は3ラップ、LA1だと2ラップだというのです。他のチームからそう聞いた時には時すでに遅く、またもDNFとなってしまいました。

言い訳はできません。いつもと同じだろうという思い込みで、帆走指示書を確認した時に気づかなかった自分たちが悪い。ちなみに正しく3ラップを回ったのは5艇だけ。3ラップを回っていれば初戦から優位に立てただけに残念です。帆走指示書はよく読みましょう・・・

2レース目はシフトに翻弄されて10位、3レース目は逆にシフトにうまく対応できて4位で暫定9位です。フリートは予想通り、我々とレベルが大差なく、艇数も少ないので練習環境としては理想的。明日以降もいい風が吹き続ける予報なので、吸収するべきものを最大限吸収し、大きく成長して最後のワールドに繋げたいと考えています。

Kieler Woche 2015

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IMG_5765第3戦の地、キールへやって来ました。この町に来るのは9年ぶりで、キールウィークに出るのは15年ぶりになりますが、まったく何も変わっていません。6月も後半だというのに寒いし、水は冷たいし、さすがは北緯55度です。

さっそく明日からレースが始まります。エントリーは20艇ほどと少なく、レベルもあまり高くなさそうですが、それも青島のアジア予選に向けてはいい練習になるでしょう。海にすら出られなかったウェイマスから気持ちを切り替え、笑顔で最終日を迎えたいものです。24日まで、なんと合計16レースが予定されています。

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