後方警備隊

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IMG_5145セールメルボルン3日目。僕らは午後3時からの後発スタート組だったのですが、昼過ぎまでずっと風が無く、先発組のレースが終わるまで陸上待機でした。子供たちと海岸でフリスビーなどをしながら、今日はひょっとしてレースできないのかな、なんて思ってたところAP旗降下。午後5時からしっかり3レース消化しました。

コンディションは10-15ノットと強め。スタートが決まれば走りはそこそこ付いていける風です。上マークはそれなりに近い距離で絡みながら回りますが、そこからのダウンウインドの走りでジワジワと離され、結局終わってみれば定位置の5位。今日も全レースビリに終始しました。ただ前との時間差は縮まってきています。

成績だけ見ればずっと同じですが、毎日いろんな発見があります。ダガーの上げ下げのコツ、タックのティラーの返し方のコツ、カニンガムの手元へのリード方法を変えてみたり、ジャイブ時の中への入り方を変えてみたり。彼らとの間に確実に存在する差を埋めるために試行錯誤の連続です。ここにはいない、僕らと彼らの間にいる選手たちを抜いていると信じながら。

ビリばっかり取ってるけど、内容は同じじゃありません。この経験が来年の自分たちを強くするはず。だから焦らず、驕らず、諦めず、しっかりと積み重ねていきたいと思います。明日はシリーズで最も強い風が吹く予報です。

最高の練習

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セールメルボルン2日目。昨日より弱めの5-8ノットの風で3レースを消化しました。レースコースはクラブハウスの目の前にあるスタジアムコース。短めの上下レグを3周する、メダルレースと同じフォーマットです。

もともと軽風が僕たちの課題であるのに加え、ラップ数が増えることでさらに動作や回航による差が積み重なってしまい、今日は昨日よりも離されて5位でした。昨日争っていた4番手は軽風が得意なようで、今日は絡むことすらできず。分かっていたこととは言え、こんなに毎レースビリを取るのは悔しいですね。しかも僕らがフィニッシュしたら1分くらいで次のシークエンスが始まるので、休むヒマすらありません。

悔しいけどこれが実力。上手くなるための最善で最短の方法は、自分よりも速い人たちと練習することです。これ以上無いほどの練習環境じゃないですか。なんとか一矢報いるために必死に食らいつくことが、そのまま成長に繋がるのです。そうだ、そうなのだ。

IMG_5140子供たちは毎日元気に過ごしています。ビリばっかり取ってるけど、父は頑張っているよ。家族と一緒だから耐えられるんだ。さぁ明日もがんばろう。

安定の5位

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セールメルボルン初日。8-12ノットの風の中で3レースを消化しました。成績は全部ビリの最下位ですが、これは覚悟していたことです。僕ら以外にはオーストラリアの4艇しかおらず、しかもその内の3艇とは相当レベルに差があります。1艇だけ僕らとそんなに差がないチームがいるので、なんとかそこにだけでも勝ちたいというのがいまの目標です。

上マークは3位や4位で回ることもあるのですが、今日はダウンウインドでミスやトラブルが多く、順位を落としたり大きく遅れたりしてしまいました。レガッタを通じてきちんと成長できるよう、しっかりと前を向いて、多くの収穫を得るつもりで過ごしたいと思います。

なんとかビリから脱出してやるっ!

日の丸製作

カテゴリー SAILING

いよいよ明日からISAFワールドカップ、セールメルボルンが始まります。今日は受付と計測の日。しかしここで思わぬ問題が発生してしまいました。

ナクラのメインセールには通常、国旗のステッカーを貼ることになっています。ジョシュから買ったセールには当然オーストラリアの国旗が貼ってあったのですが、JPNのナンバーだけ用意して、日本の国旗は用意していませんでした。しかしワールドカップイベントとして国旗は厳しく義務づけられているらしく、国旗無しでは計測に通らないのです。

ジュリーに文書でリクエストを出したのですが、その回答はレースには出ても構わないけど、なんと毎レース1点のペナルティーが加わるとのこと。たった6艇のレースで毎レース1点も付いたら絶望的じゃん。

本来はナクラから供給されるステッカーでないとダメなのですが、もういまさら間に合わないし、明日になったら地元の看板屋にでもあたって相談してみろと言われました。ただし国旗が無い間は自動的にペナルティーがつくからねと。

困り果てた僕は、駄目元で地元の看板屋をGoogleマップで探し、手当たり次第に回ってみました。日曜日の午後6時なんてムリだろうな・・・と内心は思っていたのですが、なんと親切に対応してくれる人を見つけ、白と赤のステッカーを入手できたのです。ラッキー!

あぁ日本人に生まれて良かった!なんて簡単な国旗なんだ。これでなんとかペナルティーは免れそうです。

明日からのレースは僕ら以外は全艇オーストラリアのナショナルチーム。普通に考えればビリになる可能性が高い。でも僕らは失うものなど何もありません。合宿の成果をしっかり出し、彼らと競いあうことで多くの発見があれば、それが一番の収穫になります。さぁ頑張ろう!

全員集合

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IMG_5133最愛の家族がメルボルンに到着しました。成田からクアラルンプールとシドニーを経由し、実に30時間をかけての長旅。それでも疲れを知らない子供たちは走り回っています。

凛子と大志はこの旅を終えて日本に帰国した日が終業式。そのまま冬休みに突入だそうですw 我が子ながらうらやましい。学校では教わらない大事なことをたくさん教えてあげたいと思います。

メルボルン合宿6日目。あいにくの曇り空でちょっと肌寒いくらいの一日でした。でも幸い風には恵まれて、最大15-18ノットくらいかな?

昨日までと比べてたった数ノットの違いですが、この数ノットでナクラは急に難易度が増します。最大の敵は波。そして最大の難関は上マークでのベアです。今日の練習では奇跡が起こりました。

ベアでノーズが波に突き刺さり、耐え切れずに僕が前に吹っ飛びます。ここまではまぁ良くあること。僕も和歌子も、ビデオを撮っていたマークも全員が沈したと思いました。しかしフネは倒れず、刺さったバウを軸にラフしながら復帰。するとフォアステイを越えた僕はキレイに一周して、何事もなかったかのように反対デッキから戻れちゃったのです!和歌子と顔を見合わせて爆笑しましたwww

出国からずっと休みなしで、なんとかここまで頑張れました。これで合宿の日程は終了。明日は最愛の家族が応援にやって来る日です。

Flying man

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メルボルン合宿5日目。今日も素晴らしい青空の下でみっちり練習できました。恐らく今日はナクラを初めて最も上手くなった一日です。自分でもぐんぐん成長しているのが良く分かります。来て良かった。

markonmothそして練習後のお楽しみ。今日はコーチのマークが初めてのモスを体験する日なのです。190センチ90キロのマークが乗るとモスが小さい!

最初こそオタオタと苦労してたけど、さすが元オリンピアンにして現役のトップセーラー。あっという間にコツを覚えてぶっ飛んでいきます。そして止まれないw いやー面白かった。ボートに戻ったマークは太ももを何度もシュラウドに強打し、脛から血を流し、ガクガク震えながらも最高の笑顔を見せてくれました。

ウェイマス、グランド・モッテ、サンタンデール、そしてメルボルンと僕らのために飛び回って熱く指導してくれる素晴らしいコーチです。マークがいなかったらナクラのことなんて、きっと何も分からなかったでしょう。いつもお世話になってるマークに今日は少しだけ恩返しができたかな。マーク、初フォイリングおめでとう。ようこそ蛾地獄へw

It’s Bermuda!

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2017年に開かれる第35回アメリカスカップの開催地がバミューダと発表されました。前回のサンフランシスコは思ったような経済効果を上げなかったことから、今回の開催地決定は揺れに揺れました。一時期まことしやかに囁かれたのはラリー・エリソンが所有するハワイのラナイ島で行うというウルトラC。さすがに実現しませんでしたが、結果的にバミューダというのもかなりのウルトラCだと思います。

でもどうやらバミューダで行うのはルイ・ヴィトンカップのセミファイナルとファイナル、そしてカップ本戦らしく、ラウンドロビンはニュージーランドで行うとの話もあるようですね。しかもそのラウンドロビンにはオラクルも出るとか。面白いアイディアだ。

個人的にはバミューダが候補に上がったときからずっと期待してました。行ってみたかった国の一つなんです。きっと見に行っちゃうんだろうなw

ジャイブ練習

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メルボルン合宿3日目。出艇した頃は7-8ノットでしたが、気温の上昇に合わせて徐々に風速が上がり、最後は15-6ノットの最高のコンディションでした。これくらいまでなら楽しむ余裕が持てるようになったということです。

まだまだ成長過程。乗れば乗るだけ発見があり、乗れば乗るほど上手くなります。ダウンウインドの走りもジャイブもまだまだ未熟ですが、それでもウェイマスの頃から考えればだいぶ見られるようになってきました。

フネのフィーリングはすごくいいです。むしろヨーロッパのフネよりもヘルムが左右対称に近くて乗りやすい。セールもキレイだし、いい買い物ができたなと喜んでいます。こんなに暖かくていい風が吹く場所なら、練習も辛くありません。さぁたくさん乗り込んで上手くなるぞ!

好景気の国から

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初めてオーストラリアに来たのは98年の暮れでした。あれからもう回数を覚えていないくらい来ていますが、今回ほど物価が高いのは初めてです。ひょっとするとイギリスより高いんじゃないかな?

ここ半年ほどで10円以上も円安が進んだこともあるけど、それよりとにかくドル建ての価格が劇的に上がっています。カフェで軽く朝食を頼んだら25ドルとか、普通にそんな感じ。ふざけんなと。すき家だったら朝食10日分だぞとw

とにかく何につけてもいちいち高い。もう頭の中で換算しなければいいんだけど、ほぼ1ドルが100円だからイヤでも分かっちゃうのがまた腹立つ・・・だから外食は極力避けています。たいして美味しくもないしね。

まーでも実は日本の方が異常なのかな。高倉健が亡くなってから、昔の健さんの映画をiTunesで何本か観たんですが、その中に出てくる80年代の居酒屋のメニューと値段に違和感がありませんからね。実際もう30年以上前から牛乳の値段とか卵の値段とか、居酒屋の生ビールの値段とか、ほとんど変わってません。これはさすがに問題だと思います。物価が上がらないから景気が良くないのか、景気が良くないから物価が上がらないのか。いずれにしろ日本は停滞してるというのをイギリスやオーストラリアに滞在すると強く感じます。

オーストラリアの人々はこんなに物価が上がって大丈夫なの?給料が上がってるから平気なのかな?詳しいことは良く分からないけど、きっと安倍さんが目指す状態はこんな感じなんだろうなと思います。物価や税金が多少上がっても、給料がきちんと上がる社会。でも現実はなかなかそうなってません。少子高齢かつ人口減少のいまの日本には厳しい見方が多いのも事実です。

ただ同時に日本の強さも依然としてハッキリ感じます。世界中どこに行っても日本車がたくさん走ってるし、電化製品も日本製の信頼の高さは間違いなく世界最高レベルです。どこにも負けない優秀な輸出品を持っていて、なおかつこれだけ円安基調とあれば、TPPが締結された場合、一気に輸出が増える可能性は期待できるんじゃないでしょうか。現在の日本が市場から必要以上に低い評価を受けているように感じているのは僕だけじゃないでしょう。早くもっと強い日本が復活して欲しい。そしてもう少し円高に振れ戻って欲しいものです・・・

以上、オーストラリアくんだりまで毎日ヨットに乗りに来ている男の戯言でした。てへぺろ。

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