久しぶりの我が家。学校から帰ってきた長女、長男、そして保育園に迎えに行った次男。3人とも「おとーさん!」と飛びついて来てくれました。この瞬間は特別です。どれだけ会いたかったか・・・
9月
25
5週間に及ぶ遠征の全日程を終え、帰国の途につきました。辛く苦しい日々でもありましたが、喉元過ぎればなんとやら。嬉しかったことや楽しかったことがそれらを覆い被せてくれる気がします。人間うまい具合にできてますね。次に向けての熱い決意を胸に、帰国してからも歩みを緩めず進んでいこうと思います。
この遠征にあたっても、多大なご支援をいただいたアビームコンサルティング株式会社、コーチのマーク・バルケリー、最愛の家族、そして最高のパートナー田畑和歌子に特に感謝させてください。ありがとうございました。さぁ愛する家族の元に帰ろう。
9月
24
トレーラーを倉庫に預けたり、車をトヨタに返したり、和歌子のレーザーを中古で買った人に引き渡したり、どんどん身軽になって、あとは明日のフライトで帰るだけになりました。
最後の夜はブリュッセル空港近くのホテルに泊まるのが定番なのですが、今回は和歌子が一風変わったところを探し当てて予約してくれました。テルマエホテルといって、400年前に建てられた古城を改築したスパリゾートホテルです。
敷地がとにかく広大で、巨大な温水プール、ジャグジー、スチームバス、サウナ等がこれでもかと充実しています。いうなればベルギー版スーパー銭湯ですね。ただし混浴なのが日本と違うところ。
さすがに和歌子は水着エリアだけで過ごしましたが、僕は思い切って真っ裸エリアにも入ってみました。わお、なんたる不埒な空間! 闇夜に光る温水プールやジャグジーに浸りながら、生まれたままの姿で抱き合う男女。お前らええかげんにせえよ・・・でもそんなカップルのすぐ横をフリチンで平泳ぎする解放感は尋常じゃありませんでしたw
泳ぎ疲れてジャグジーで休んでいると、ベルギー人の男性がひとり、若干おどおどしながら入ってきて、じっとりした目でこっちを見つめてくるじゃないですか。とても目を合わせられません。このホテル、斬新すぎるやろ!
とまぁ驚きの連続でしたが、ヨーロッパでこうしてゆっくり湯船に入れる機会は貴重なので、最後にいい保養になりました。日本のセーリングチームはベルギー発着が多いので、このテルマエホテルはお勧めですよ。価格も安いし。ちょっとクセになりそうw
9月
23
丸一日運転して、一気にフランスを北上しました。道中のサン・セバスチャンにもボルドーにも脇目もふらずに。本音はちょっと寄り道して美味しい食事やワインを堪能したいけど、こんなでっかいトレーラー牽いてたら断念せざるを得ません。
あぁ北に上がると肌寒い。気候の違いを直に感じます。もう秋なんですね。スペインは良かったなぁ・・・
いままで行った中で一番住みたい国を一つ挙げろと言われたら、僕は迷わずスペインです。青い空、陽気な人々、物価の安さ、食べ物の美味しさ、なにもかもが僕の理想に近い。夜はお酒飲んで遅くまで語り明かして、昼は眠いから寝ちゃおうだなんて。そら財政も破綻するわw
さて帰国したらまた忙しい日々が待っています。10月は長崎国体とモス全日本。11月の後半にはシドニーに行き、ナクラを現地調達します。そして12月前半のセールシドニーとセールメルボルンに参加。メルボルンにはなんと家族も応援に来る予定です。年末には一度帰国しますが、年明け早々には再びメルボルンに飛び、モスワールド参戦。しかも1月末にはマイアミOCRも予定しています。
好きなことは仕事にしない方がいいとよく言われますが、少なくとも僕にはあてはまりません。好きなことを仕事にできるほど幸せなことはないんじゃないかな。いましかできないことに全力を注げるのは、理解ある家族と応援してくれるみなさんのおかげです。そしてやるからには全力で取り組むのが礼儀。だから秋からも全力疾走で突っ走ります。
9月
22
アディオスサンタンデール
カテゴリー SAILING
サンタンデール31日目。丸々1ヶ月を過ごし、ついにここを去る日がやって来ました。慣れ親しんだアパートを掃除していると、いかに長い時間をここで過ごしたかを実感します。
覚悟はしていたけど、やはりしんどい1ヶ月でした。怪我で思うように練習が出来ない日々。風も無さ過ぎたり吹き過ぎたりで、まともにセーリングできたのは10日もありません。特に決勝のレースでは、やって来たことの成果を数字に残すことができず、非常に悔しい思いをしました。
10代や20代の頃だったら、もっと落ち込んだかも知れません。でもそこは41年の人生経験を生かし、少ないながらも確かに感じられたポジティブな感触を最大に膨らませてw ネガティブな経験も今後のための貴重なステップとして、すべてを自分たちの成長のための栄養にするのです。
これからも多くのつらい経験をするでしょう。それでもサンタンデールを思い出せば乗り越えられるような気がします。そもそもこの歳になって、こんな経験をできること自体が、ありえないほど幸せなこと。つらく、苦しく、そしてこの上なく幸せな1ヶ月でした。
挑戦は始まったばかり。来年7月にデンマークで開かれる、次の世界選手権で国枠を獲得できるように、これまでの経験を糧にまた頑張っていこうと思います。残念な成績とは裏腹に、スペインの青空のように晴れ晴れとした気持ちです。アディオスサンタンデール!
9月
21
大会最終日。ついに長かったISAFセーリングワールド2014が終わります。今日は49er、FX、フィン、そしてナクラのメダルレースが行われました。
狭い湾の中で、観客のまさに目の前で行われるメダルレース。特にナクラは順位の変動が激しく、とても見応えのあるレースでした。アルゼンチンのランゲがこのレースで2位を取り、総合でも2位。レジェンド健在を見せつけられました。
カタマランのレースは見ていて本当に面白いですね。やってるほうは大変ですがw 早くこのメダルレースに出られるようになりたい。少年のような気持ちでそう思いました。
フネのパッキングも終わり、明日から帰路につきます。早く家族に会いたいけど、もう少しの辛抱です。
9月
20
シルバーフリート終了
カテゴリー SAILING
大会6日目は朝から頼りない風がそよそよと入っては抜け、それでもゴールドフリートはなんとか1レースを消化しましたが、シルバーフリートは出艇もしないままノーレースとなり、レガッタが終了しました。
68艇中の56位というスコアが僕らの初めてのナクラワールドの成績です。数字だけ見ればまったくもって通用していないと言われても否定できません。現実は受け入れるしかない。
それでも誇りに思うのは、まだナクラに乗って30日くらいしか海に出ていない僕らが25ノットオーバーの風が吹く中でレースコースを回り、ときにはトップグループでレースを展開できたこと。6月のセールフォーゴールドの頃から考えたら格段の進歩です。あの風の中で走れるナクラ乗りは、少なくともアジアでは他にいません。
トップ連中との差は確かに大きいです。でもモスを始めた頃に感じた差よりもはるかに近いと感じます。モスではどんなにまぐれでも前で回ることなんかありませんでした。今回のワールドでは、スタートを普通に出て、スピード良く走れるレーンを守れれば、充分戦える手応えがありました。
明日はナクラのメダルレース。早くこの中に残れるようになるようイメージしながら観戦したいと思います。
夕刻、バレンシア在住の早福和彦さんがわざわざ応援に来てくださいました。2010年に無理を言ってオラクル対アリンギのレースを観戦させてもらった時以来の再会です。世が更けるまでいろんなお話をして、本当に光栄でした。早福さんありがとうございました。次にお会いする頃にはもっと成長した姿をお見せします。
9月
19
大会5日目。今日からシルバーフリートでのレースになります。午後から出艇して海面についた頃に風が落ちたので、あとはもう軽風になるかと思わせましたが、雨交じりの風が断続的に入るようになり、結局午後の間ずっと強風が続く中で4レースを行いました。
最初のレースはスタートも良く、2上で更に順位を上げて4位フィニッシュ。幸先いいと思いきや、まさかのリコール失格。いつも出遅れてばかりでリコールしたことなかったのですが、前に出られるようになると今度はリコールかとw でもラインを把握した中で攻め過ぎただけで、レースの内容も良かったので、まぁしょうがない。
次のレースでは風がさらに上がり、周りがどんどん沈していく中で、セーフティーに5位。いいレースでした。ここまでの2レースは失格もあったとはいえ上出来でした。
そして第3レース。最初のダウンウインドでダブルトラピーズの状態から両ハルが飛び、直後にバウが突き刺さりました。以前ならそのまま前に吹っ飛んでいたのですが、なんとか耐えて後ろに。でもヒールが起きてきたことで今度は後ろに力がかかり過ぎてしまい、なんとそのままスターンから沈。フネがバウを上にして完全に海面に立って安定してしまいました。
この状態がなかなか崩せず、なんとかフネを起こしたときには完全にビリになっていました。その後もこのレースは悪いことが重なって、フィニッシュラインに辿り着いた時には旗が下りていました。残念ながらタイムリミットです。
さすがにちょっと凹んだけど、気持ちを切り替えて第4レース。徐々に疲れからか走りも良くなくなり、フリート中盤に沈んで最終レグへ。フィニッシュ間際に他艇に追いつき、最後真っ直ぐいけばいいだけのところで、僕が滑って足がティラーに挟まってしまい、急激にラフして風上艇に突っ込んでしまいました。フィニッシュボートに対してルームをあけないといけなかったのに、コントロールを失ってしまったのです。
バリッという聞きたくない音がいまも耳から離れません。相手のハルに穴を開けてしまったようで、すぐにフィニッシュボートに対してリタイアを告げました。
リコール、タイムリミット、リタイアと4レースのうち3レースで順位がつきませんでした。総合順位も大きく下がるでしょう。特に後半2レースは内容もひどかった。
思うにサンタンデールに来てダガーを振ってから、ずっとフリーで苦労しています。まるでロデオみたいにじゃじゃ馬で、フネが飛び過ぎるのを抑えられません。それを腕でカバーできるようになれば速いはずと思い込んでいましたが、単にリフトを増やし過ぎたのではないかと疑っています。ヨーロピアンの頃の方がずっと安定して走れました。
もちろんもうレガッタ中には変えられないことなので、いまはとにかくあと1日、少しでもいいレースを重ねることです。でも度重なる怪我と2日間8レースの疲労で、特に和歌子の体は限界ギリギリです。もし昨日くらいの風が吹いたらもう厳しいかも。その時はためらわずにリタイアをする覚悟です。
僕らはまだ船出したばかり。フネは壊しても修理や交換できるけど、体はそうは行きません。いまできることをしっかりやって、最後までそれでも笑顔を忘れず、楽しんで戦いたいと思います。
9月
18
大会4日目。ついにビッグデーが訪れました。朝はぶっちぎれるくらい吹いていて全クラスが待機になったのですが、昨日よりも早い時間に風が落ち着きはじめ、各クラスが7つの海面へ散っていきます。ナクラも最後にAP旗がおりました。
落ちたとは言え、25ノットはゆうに吹いています。正直いってナクラでは未体験ゾーン。出艇はできてもベアできる自信がありません。とはいえここは世界選手権。ベア出来ないなんて泣き言を言うヤツがいられる場所じゃないのです。
前を行く連中は比較的簡単そうにベアしていくので、思い切ってティラーを切ってみました。ズブーーーーーーーン 笑いが出るくらい見事なバウ沈w これを見て出艇をとりやめる人もいたかも。それくらい派手なバウ沈でした。ごめんなさいね。えへへ。
海面についたらまぁ吹いてるのなんの。スタートして上マークに向かいながら、どうやってベアしよう?これ上マークでリタイアも有り得るな。そんなことを心配するほど吹いてました。でも不思議なことに上マークを回る頃には少し落ちて心配したほどの事態には至らないんですけどね。
このレースを14位として、ゴールドフリート進出に望みを繋ぎましたが、その後が続かず、予選5レースを終えて44位。残念ながらシルバーフリート落ちとなりました。
目標としていたゴールド入りが叶わなかったことはとても悔しい。でもあと2日レースは続くんです。できなかったことを悔やんでもしょうがない。そんなヒマがあったら、できるようになるよう努力すればいい。すでに気持ちはそう切り替わっています。
まぁそりゃ客観的にいって、まだムリですよね。今日なんて沈せずに、怪我せずに、フネ壊さずにレースを終えることが目標ですから。自分のことで精一杯で、とても周りに目が配れていません。
でもさ、いまはまだヒヨッコだけど、胸に秘める思いだけはデカイんだぜ。いまに見てろよ。
9月
17
吹き過ぎサンタンデール
カテゴリー SAILING
大会3日目。待ちに待った風が吹きました。気合い入れてマリーナに到着したのですが、うーん、ちょっと吹きすぎですw
こういうタフな時に最初に海に出されるのはレーザーです。続いてフィン、470、RS:Xと海上へ。
そしていよいよ49erの順番が来ました。湾を出て行くチャンネルはちょうど爆弾ブローの中でベアしていく角度になっていて、見ているだけで思わず叫んでしまうほどスペクタクルなショーでした。トップ選手たちはさすがにうまくベアしていきますが、中盤以降の選手にとっては高すぎるハードルで、そこら中で沈艇が続出。墓場のような中をドデカイ貨物船が横切っていくという洒落にならない場面も見られました。
はい、これはナクラは無理です。オリンピッククラスの中で最も速くて激しいナクラはこの風では走れません。我々だけ陸上待機のまま長い時が過ぎました。
昼を過ぎ、夕方になり、ようやく風が少し収まってきた頃に出艇。ところが海面にたどりついた頃から急激に風が落ちてしまいます。あれ?あれれ?なんだこのデジャヴ感?
なんと風が落ち過ぎて、昨日、一昨日とまったく変わらないコンディションに。そのまま2時間ほど海上待機ののち、またもノーレースとなりました。3日目を終えて我々のグループはまだ1レースしか消化できていないという危機的状況です。
明日こそ一気に多くのレースを消化するビッグデーになるかな?集中を切らさず、いい準備をしてその時を待ちたいと思います。

