ヨット屋讃歌

カテゴリー BUSINESS

先週から作業していた、スリーボンドのVSR修理が終わりました。ビルジが大量に入る原因をつきとめ、コンソールやシートをすべて取り払い、不具合箇所を修理し、燃料タンクを新しいものに変えて、もとの状態に戻します。

メーカー責任の修理なので、もちろんお代は一切いただきません。

(ちなみに最後の一枚は 全国1億2000万人のハルちゃんファンの方にプレゼントですw)

会社を興した頃は、知識はない、経験もない、おまけに工具も揃ってないで、ひとつの修理をするのにいまの倍以上の時間がかかっていました。仕上がりも良くないし。でもそこから少しずついろんな修理を経験し、工具も揃え、ヨット屋としてのスキルを高めてきました。まだまだ道半ばで、身につけるべき技能はもっとたくさんあります。

FRP修理だけでなく、チューブ修理、塗装、電気系、リギン、エンジン、ロープのスプライス、ミシン縫製など、ヨット屋さんのスキルって多岐にわたり、すべてを習得するのは大変です。ただこれらのスキルは同時にヨット乗りとしてのスキルでもあります。日々勉強、日々精進することは、ヨット乗りとしての財産が増えていくことも意味するのです。

いやぁヨット屋って楽しいなぁ。

未熟な伝道師

カテゴリー SAILING

IMG_2960富山アカデミー2日目。朝は風が弱かったため、ホイッスルに合わせた動作練習。彼らは富山タックと呼ぶべき、とても奇妙なティラーの返し方をします。そこで富山タック撲滅運動と称して、なんとか少しまともなタックになりました。

午後は風が12ノットくらいに上がり、絶好のコンディションになってくれたのに、どこもかしこも沈、沈、沈、チーン… あえなくハーバーバックとなりました。一番楽しい風域なのになー。

自分の未熟さを痛感させられた2日間でした。彼らはまだ、ヨットが楽しいのかどうかすらハッキリしてない段階で、どうしても安全面の注意事項ばかりに話が偏ります。彼ら彼女らに何が残せたんだろう。ヨットの楽しさを教えに行くつもりだったのに、厳しさばっかり伝わっちゃったんじゃないか。ウーン…

悔しいけど、まだまだ伝道師としての力不足だと感じました。申し訳ないけど、今回のアカデミーで一番勉強になったのは僕だと思います。彼らがこれからもっと練習して、上手になって、もっとヨットを好きになってくれることを願って止みません。

20130622-午後062103.jpgまたもジュニアアカデミー。今週は富山にやって来ました。マリーナ到着から土砂降りの雨で、どうなることかと思いましたが、午後には晴れ間と、そこそこの風に恵まれました。

射北中学校ヨット部という、全国でも非常に珍しい中学校の部活動としてヨットを学ぶ子どもたち。自転車でマリーナに来て、ジャージのまま海に出る彼らは遠い日の自分に重なります。あの頃はザイクなんか影も形もなかったな〜w

琵琶湖や室蘭のアカデミーでは、思いのほか素晴らしいセンスとスキルを持った子に会えて驚きましたが、今回はある意味、予想通りのピヨピヨ軍団です。8歳の娘と教えてる内容がまったく一緒。

たった2日のアカデミーで、何を彼らに残せるのか。どう表現すれば伝わるのか。せめて一人一人に何か上達のキッカケを与えたい。

明日はもっといい日になりますように。

海猿

カテゴリー SAILING

20130621-午後101845.jpgブラインドセーリングで全盲のHIROさんと共に太平洋横断を目指していた、キャスターの辛坊治郎さんが、太平洋上で救難信号を発し、海上自衛隊の飛行艇に救助されました。

お二人に怪我はなく、体調も良好とのこと。まずは一安心です。全盲のパートナーとライフラフトに乗って、船から離れるというのはかなり極限の状況なはず。

最近はセーリング界に不幸が続いているので、無事に救助されたと聞いてホッとしました。何が起きたのかは、ご本人の口から語られるのを待つしかありません。

きっと無謀だとかメディアは騒ぎ立てるでしょう。冒険の世界では無謀と快挙は紙一重。残念ながらチャレンジは開始早々に終焉してしまいましたが、生きて帰ればこそ、またチャレンジすることもできるのです。

あらためて海の怖さを教えられます。そんなに荒れた海上で、小さなライフラフトを見つけて、2人を無事に収容できる海上自衛官ってスゴイ。さすが海猿だ。

朝から憂鬱

カテゴリー PRIVATE

朝7時からいきなり本日のクライマックスでした。サッカー日本代表がコンフェデレーションズカップの決勝トーナメント進出をかけたイタリア戦。2点を先制しながらも、そこから3点とられ、意地を見せて追いつき、最後に突き放されるという怒濤の展開に、ホント朝から精も根も尽き果てました。同じような人が多かったんじゃないかな。

いまのA代表のままでは来年のワールドカップは厳しいですね。先発組のレベルは決して悪くないけど、控えを出すたびに戦力ダウンしてしまうようではダメでしょう。今日の試合はその典型でした。ハーフナーマイクや酒井が入って攻撃力上がりました?ザッケローニには控え組の刷新を求めたい。強く求めたい!

あーもう、とにかく朝から疲れました。しかも今日は午前中に積層したビニエステルが硬化不良起こすし、パソコンに向かえば突然アドビの認証がおかしくなって、その復旧に半日かかるしで、全然仕事が進みません。んもー、サッカー勝ってればこんなことならなかったのに・・・ブツブツ

ブラジル開催は時差が正反対だから寝不足にならないのはいいけど、仕事にならんのは困る。来年の6月が思いやられます。

笑顔の種

カテゴリー SAILING

IMG_2940すごーく久しぶりに江の島に行きました。8年前に葉山に引っ越してきた頃は、それこそ毎週どころか毎日のように江の島に通っていましたが、最近は年に数回行く程度に減っています。

道が混む、車が停められない、電車で行きづらいなどのネガティブ要素は昔から変わりありません。それよりも葉山新港が快適過ぎるからというポジティブな要因で、江の島に行く必要度合いが減ってしまったのです。

リビエラリゾートが指定管理者になってから、葉山新港は利用者本位の運営に変わり、とても快適に過ごせる空間になりました。スタッフも優しくて、感じの良い方々ばかりです。

こうしたいい変化が競争原理の元に波及して、近隣のマリーナに影響を与えてくれればいいんですが、実際はなかなかそうも行きませんね。日本国内に数多あるマリーナの殆どで閑古鳥が鳴き、事業を継続することに汲々としているのが実情です。業界で耳にするのは「昔は良かった」という言葉ばかり。

でも僕は会社を始めた時から不況だったし、セーリング人気は下火でした。過去の栄華なんて知らないし、知りたくもありません。子供たちがセーリングを好きになってくれれば、海の上に笑顔が増えていけば、そして一度離れてしまった元セーラーがまた海に戻ってきてくれれば、きっと明日は今日よりも良くなるはずです。

笑顔の種を蒔こう。誰よりもまず自分が笑おう。

Previewザイク総合カタログ2013のPDF版をダウンロード配布開始しました。5.5MBと少しデータが大きいので、携帯やスマートフォンでご覧の方はご注意下さい。画像をクリックするとダウンロードできます。

残念ながらカタログに載っていてもまだ発売開始していないものもあります。たとえば新しいオースパントップや新しいハイキングブーツ、デッキショーツ等はあと数週間で入荷する予定です。これらの新商品は入荷したらお知らせすると同時に、オンラインショップでもご注文いただけるようになりますのでもうしばらくお待ち下さい。

また新商品でなくても、サイズや色によっては在庫が切れている場合があります。その場合もメールやお電話でご注文頂けましたら、最短で1週間から最長1ヶ月くらいでお手元に届けることが可能です。もちろん、追加の費用は一切かかりません。

オンラインで買うのはサイズに不安があるという方も多いでしょう。そういう場合は備考欄にその旨を書いていただければ、複数のサイズをお送りすることも可能です。返送分の送料のみご負担いただきますのでご了承下さい。

日本列島は沖縄と北海道をのぞいて梅雨まっただ中ですが、あと少しの辛抱で、夏のシーブリーズがやって来ます。雨の日にはそんな夏のセーリングをイメージしながらオンラインショッピングに興じましょうw

470対モス

カテゴリー SAILING

モスが速い速いといっても、470やスナイプ、レーザーしか見たことのない方には実感が湧かないでしょう。そこで昨日、こんな実験をしてみました。470がトライアングルコースを1周する間に、モスが2周できるかの勝負です。成功すれば、モスは470の倍速だと言えます。

ご覧の通り、なんとかギリギリ成功しました。風速は10-12ノット。あと2-3ノット風速が上がれば470もプレーニングして速くなるので難しかったかも知れません。コースがソーセージでも難しいかも。ただしもっとコースが長くなれば、俄然スピードの速いモスが有利になります。

実験に協力してくれた某KO大学のみなさま、ありがとうございました。もとい、勝手に混ざってごめんなさい・・・

我がくれなゐ号は更に強力になり、昨日のコンディションでも29ノットを記録しました。近いうちに新記録を出せると思います。

雨の日曜日。まったく吹きそうにない予報だったので、数日前から凛子のOPの練習につきあうことに決めていました。子供たちは艤装するにも着替えるにも倍以上の時間がかかります。見てると思わず手伝いたくなるけど、自分のことは自分でさせないと意味がありません。グッとこらえながら見守ります。

IMG_2919先週の練習では、海上でパニクって、ずっとボートに乗ってたと聞いていたので、少し心配していました。それだけに初めて我が娘が一人でセーリングしているのを見ると、嬉しくてウルウルしてしまいます。

日本中の子供たちにセーリングを教えてきましたが、やはり自分の子供は別物ですね。とにかく今日は褒めて褒めて褒めちぎりました。「上手い!さすがオレの子だ!」

僕は自分の子供たちにセーリングのトップアスリートになって欲しいとは思っていません。親がどう思おうと、速くなる子は速くなるし、上手くなる子は上手くなります。とにかくセーリングを好きになってくれれば、楽しんでくれれば、それ以上は望みません。ただし、子供たちが自ら向上したいと望んだ時には、できるだけいい環境を与えてやりたいと思います。親であれば当たり前のことですが。

午前中は子供たちの後ろをボートで追いかけながら、予報に反して吹いている北風にムラムラ・・・結局我慢できずに午後は自分の練習に当ててしまいました。セーリングの楽しさを伝えたいんだから、しょうがないじゃありませんか。

異次元の走り

カテゴリー SAILING

エミレーツとルナロッサの練習レースの映像です。ニュージーランドでは一緒にトレーニングしていた両チームですが、カップ開催地のサンフランシスコではこれが初対決。

これ見るともう、クローズでもバンバン飛んでますね。いやホントにスゴイ乗り物だな、こりゃ。あんなのヨットじゃないとか否定的なことを言う人もいるようですが、これは我々ヨット乗りが誇るべき乗り物だと思いますよ。

悲しい事故もありましたが、自動車や飛行機も進化の過程では悲惨な事故をたくさん起こしています。それでも挑戦を辞めない、前に進もうとする強さを持つものだけが、新しい境地を切り開けるんです。この2艇の走りは明らかにこれまでのセーリングから違う次元に進化したものです。

いよいよ7月から挑戦艇決定シリーズ、ルイ・ヴィトンカップが始まります。

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