Kite for Olympic!

カテゴリー SAILING

先日紹介したISAFのトライアルでは、カイトセーリングをオリンピッククラスとして採用するかどうかも検討されました。カイトセーリングは世界中で急速に広まっています。道具と乗り方の進化も凄まじく、トライアルでもスキフやマルチハルが茶番に見えるほどのスピードでかっ飛んでいました。

カッチョイーーー!しびれるぜ。カイトがオリンピックに入るのには個人的に大賛成です。カイトは空気で膨らませるだけだし、ボードもサーフィンやウインドより短いから、ボードとカイトとリグ一式あわせても12キロしかなく、普通に飛行機で運べます。これはホントに羨ましい。

ISAFで検討されてるレースコース図を見て下さい。上下だったりスラロームだったりいろんなパターンが想定されているんですが、なんといっても注目はフィニッシュ手前。ジャンプしろだって!斬新!

なにせカイトは速い。前にも言ったけど、モスより速い。連中は50ノットを超えてます。セーリングの進化の形として認めざるを得ないでしょ。やってみたいなーマジで。今年の夏、轟に頼んで乗せてもらおう。

唯一問題だと思うのは、カイトがオリンピックに入るとウインドが外れちゃうこと。これっておかしくない?他に外れるべき艇種があるんじゃないの?

今日はイェールのメダルレースの日です。現在女子470級ワールドランキングトップの近藤/田畑が3位。1位には追いつかないけど、2位から6位まで変動する可能性があります。

僕はちょうどメダルレースシステムが採用されるのと入れ替わりで470に乗らなくなったので、選手として経験したことはありません。緊張するんだろうなー。最終レースで得点倍、カット不可なんて選手にとっては酷だと思うけど、これが見る側にとっては面白い。確かにヨットレースが分かりやすくなったと感じます。しかもネットでライブで応援できるのがいいですね。嫁さんと2人であーだこーだ言いながら観戦を楽しんでます。

肝心のレースは強風番長のオランダが横綱相撲でトップフィニッシュ。近藤/田畑は6位で総合順位を1つ下げ4位で大会を終えました。本人たちは満足してないだろうけど、立派な成績です。男子の原田/吉田も強風シリーズで健闘して総合7位でした。すばらしい。

イェールって僕も5回くらい出たけど、ほとんど強風のイメージしかありません。ちぎれるほど吹いてる中スピン張って、石橋がトランサムに座ってたのが印象的です。トランサムの方、じゃなく言葉通りトランサムに座ってました。よく吹いてたなーホント。

いよいよ男子470の代表が決まる最終決戦が近づいてきました。バルセロナは軽風のイメージが強く、選手たちもあまり吹かないんじゃないかとインタビューで答えてましたが、いやいや分からんよ。バルセロナは吹いたらとんでもなくビッグウェーブだよ。僕の470キャリアの中で最も恐ろしかった海面がバルセロナです。だいたい大会前の風の評判ほどあてにならないものはないんだから。

とにかく選考は文句のない形で決まって欲しいですね。男女ともワールドで表彰台を狙える力があるんだから、日本人で潰しあうのでなく、スッキリ決まって欲しいところです。大会は5月13日第1レースです。

大人のオモチャ

カテゴリー SAILING

国際Aクラスカタマランで7度も世界チャンピオンに輝いているグレン・アシュビー。北京オリンピックではダレン・バンドックと共にトルネード級で銀メダルを獲得し、現在はエミレーツ・チームニュージーランドでAC45に乗っているスーパーマルチハルセーラーです。

そんな彼が先日Mach2を手に入れました。マルチハルセーリングを究めている彼にとってもフォイラーモスは異次元の魅力を放っているようです。

“Obviously for me it’s funny how the wheels have moved forward since the AC went multihull, some great new technology is flowing across the board in so many different directions. So many people trying to learn new skills and adapt but only a few are succeeding and willing to make the transition.”

「ACがマルチハルになった日から劇的に変わったよね。新しいテクノロジーがいろんな方向からやってくるようになった。だからみんな何か新しい技術を身につけようと挑戦してるんだけど、だったら何か新しいこと始めなきゃね。」

これほどの実績を持つセーラーですら、少年のように目を輝かせて海に出ていくのがモスなんです。楽しくて仕方ないみたい。僕も逆にA-cat乗ってみたいなー。今度スロベニア行った時に乗せてもらおっと。

ぷっwwww

カテゴリー PRIVATE

あまりにくだらない動画を見つけてしまった・・・

なんでビデオ撮ってたんだろ?前にもやられたのかなー?意味不明だ。

リアル天使

カテゴリー PRIVATE

我が家のリーサルウエポン、晴人は現在1歳半。子供ってこの1歳半から2歳の間っていうのが、本当にもう、どうしようもないくらいカワイイんです。赤ちゃんから幼児になる、ちょうどその中間期。こっちの言うことは伝わるけど、うまく言葉がしゃべれない時期。これぞリアル天使っていう時期です。

泣いたり笑ったり、感情は常に端から端へせわしなく動いていて、人間になるための準備期間として、毎日どんどん成長していきます。そのまましばらく止まってて欲しい。一日でも見逃したくない。そんな気にさせられます。

もちろん、大きくなってからもカワイイですよ。小学2年生になった凛子は、発表会に向けてフラダンスを練習しています。その様子を見ていると、とても将来、イェールのバン吹きの中でパンピングするのが似合うとは思えない・・・そして保育園のアイドル、大志は毎日元気いっぱい。最近まぶたが二重になって、誰に似たんだかチョーカワイイ。

まーしかし、それでもこのリアル天使期間は特別です。もう2度と戻らない。時間よ止まれ・・・

トライアル結果

カテゴリー SAILING

ISAFが2016年のリオ五輪での採用艇種を選定するトライアルの結果が公表されました。5月に開かれるISAFのミッドイヤーミーティングに選定委員会が推薦するのは下記の2艇種ずつです。

女子スキフ
Mackay FX, RS900

男女混合マルチハル
Nacra 17, Viper

いやー、我ながら見事な予想でした。 YouTubeの映像見て感想言っただけなんだけど、当たるもんだ。ワッハッハ。

Mackay FXの強みは49erとハルが同じなので、イニシャルコストが抑えられることです。つまりレーザーラジアルの49er版ですね。男子の使わなくなったフネにFXのリグだけ立てればキャンペーンが始められます。ただ、新艇をオールアップで買うとRS900より高いし、パフォーマンスも劣る点がどう評価されるか。

マルチハルはもうナクラ17で決まりでしょう。このフネはマジで乗ってみたい。欲しい!和歌子、ロンドン終わっても痩せるなよ。

そしてこのカテゴリーを強く推進してきた29er XXとトルネードが推薦から外れました。ただ忘れちゃいけないのは、選考委員会の提言はあくまで参考でしかなく、過去にも本会議で覆されてきました。土壇場まで何が起こるか分からない政治力の世界です。ここからまさかの復活があるのか?要注目です。

Point of No Return

カテゴリー SAILING

また一人、もう戻れない領域に足を踏み入れてしまったようです。あのピンクモスの女性オーナー、河合さんの進水を見届けに稲毛まで行ってきました。

そよそよの微風で出て行き、今日は飛べない日かと諦めて帰る時に、一瞬のブローが下りてきて飛んだそうです。その感動、その興奮が昨日のことのように思い出されます。分かる。分かるなー。

4年前の夏、仲良くなったZhikのお客さんがブレードライダーを買ったことを聞き、進水式のお祝いに森戸海岸にシャンパンを持って行きました。まさかその日、自分の人生を変える衝撃を味わうとは知りもせず。風はそよそよ。飛べずに戻ってきたオーナーから「乗ってみる?」と言われ、ものは試しと乗ったら飛んじゃったんですね。

初めて飛んだ時に一番驚くのは、音が消えることです。フッと静寂に包まれて、そこから加速すると風の音だけが聞こえる。まるでナウシカが乗ってるメーヴェみたいに。風と一体化する感覚はそれまでのセーリングで味わったことのないものでした。

あぁダメだ。これはヤバイ。ヨット屋を生業にしていく以上、これを手に入れない訳にはいかない。

着岸する時にはすでにこう考えていました。そして家に帰って、嫁さんに「ヤバイ物に乗った」と告げました。その日の夜はもう、布団の中で身体が浮き上がって、興奮して眠れません。辛抱たまらず、2週間後に中古のブレードライダーを購入したのです。

変わり者の多いヨット乗りの中でも、とりわけモス乗りは変人の集まりです。麻薬中毒者みたいなもので、その魅力に取り憑かれてしまったらもう抜け出すことは難しい。ホント、ディンギー乗りの墓場みたいなもんです。こっから先はありませんから。

という訳で、河合さん。Welcome to 蛾地獄。そこが地獄の1丁目です。脇永さんと僕で4丁目くらい。でも30丁目くらいの先人がいますから安心して下さい。

浮かれ気分で乗り込んだA380ですが、乗ってしまえば特にどうということもなく、まぁ普通でした。ビジネスやファーストに乗らない限りは大差ないんだな、やっぱ・・・ま、美味しいヴァーシュタイナーを飲んで、映画見て、うたた寝したらもう日本。楽なもんです。

帰国したら駐車場で車を受取り、また空港へ逆戻り。前日に届いたMach2の通関と受け取りです。国内第17号、18号艇。ゴールデンウィークに進水する予定です。

今回の出張はポーランドでBlueBlue、ナポリでAC45、トリエステでDBマリン、スロベニアでVSRとSeascape、そして最後に成田でMach2と盛り沢山の内容でした。家に帰って子供たちとお風呂に入ってご飯食べて・・・至福のひとときです。乾杯。

初A380

カテゴリー PRIVATE

イタリアの高速道路A4を500キロ突っ走り、ミラノから帰国します。フランクフルトで乗り換え成田までは初めてのエアバスA380。話題の総2階建て超大型機です。チョー楽しみ!

やっと日本に帰れるよ。うれしかー・・・

お仕事完了

カテゴリー SAILING

いよいよスロベニア滞在の最終日。最も大事なミッションを成功してから帰国しなければなりません。もはや定宿となったホテルをチェックアウトし、レッドブルを飲んで気合いを入れ、VSRの工場へと向かいました。

今年はオリンピックイヤーということもあり、イギリスのRYAを筆頭に、世界中からVSRに注文が殺到しています。高まる需要に応えながらも品質を保つためにVSRが選択した方法は、新工場への移転でした。より広く、効率的な工程の配置。より多くの従業員。そしてハル、デッキ、コンソール等、全てのFRP部分を自分たちで作るという選択をしたのです。

これまでVSRはFRP部分の製作をサプライヤーに外注してきました。ある時はブルガリア、またある時はマケドニア。供給元が変わるたびに、今度こそ高品質で早く生産できるようになると期待してきましたが、一度もその願いが叶ったことはありません。

彼らの製品に対する品質のこだわりは常軌を逸していて、モールドから抜いたパーツをハンマーで叩きながら出来栄えをチェックし、たとえそれが絶対に人の目に触れない、ビルジ溜まりのフタの裏であっても完璧な積層を求めます。かつてはVSRよりも遥かに母体が大きく名の知られた造船メーカーに供給を依頼しましたが、彼らの要求が満たされることはなく、結果として多くの不良(普通は不良とされない)による交換や修理が行われ、最終的な出荷の遅れに繋がっていたのです。

販売代理店として、納期の遅れにいつも頭を悩ませて来ましたが、同時に彼らの製品に対するこだわりには敬服してきました。VSRの高い評判はこういう彼らの姿勢が支えているのですから。

妥協した製品を出荷するくらいなら遅れる方がマシだという考え方の彼らから、できるだけ遅れの無いように製品を確保して届けるのが僕の仕事です。来週から始まるイェールオリンピックウイークの会場に、関東自動車工業ヨット部の新しいVSR5.8Rを届けなければいけません。レースが始まるまでに必ず。

去年のイェールでは、JSAF向けの2艇をトラック輸送し、僕もイェールまで行って納品に立ち合うことができました。しかし今年はもっと状況が厳しく、納品には立ち合えなくなりました。せめて出荷だけは見届けなければ日本に帰れません。滞在最終日の今日、予定では朝8時に出荷する予定でしたが、ようやく夕方6時を過ぎて無事に出荷を見届けることができました。ふぅ・・・ギリギリでお仕事完了です。

さぁ、愛する家族の元に帰ろう。

« 戻る次の記事 »