先日のタモリカップ横浜は、残念ながら台風接近によるレース中止を余儀なくされました。しかもその決定のあとに台風が消滅するという皮肉な結果に・・・でも前夜祭は予定通り行われ、参加者はタモリカップの楽しさの8割は味わえたんじゃないでしょうか。来年以降はさらに盛り上がりそうですね。

ishibasi&goto横浜が中止でも、今年はワンモアチャンスがあります。9月15日、タモリカップ福岡。土壇場で僕もエントリーを決めました!フネはもちろん、我が愛艇サニーキッズ。そして同乗する相棒はなんと、石橋アキラ!石橋/後藤組の10年ぶりの復活であります。

サンフランシスコから帰ってくるのが12日の夜。13日には大阪まで走ってフェリーに乗り、14日に福岡入り予定。馬鹿ですねー、我ながら。YBだよYB。でも楽しそうで我慢できないw

という訳で、タモリカップ福岡にエントリーされているみなさん、どうぞよろしくお願いします。14日にはシースケープの試乗チャンスも作ろうと思います。この小さくて簡単で速くて楽しいフネを、どうか見て乗って笑ってやってください。

夏休み延長!

カテゴリー PRIVATE

IMG_3349夏休み最終日、日本中の子供たちが宿題の追い込みで半ベソかいているであろう本日、我が最愛の家族はカナダ旅行へと旅立ちました。10日間の夏休み延長であります。なぜに夏休みが終わってから行くのか?それは、チケットが今日から安いからに他なりません!

この旅行、もともと凛子の親友がカナダに引っ越してしまったことに端を発します。毎週スカイプで連絡を取り続け、夏には遊びに行くからなどと勝手に約束する娘。そんなに簡単に言ってくれるなよ、と笑って流していました。

しかし某ヨット系雑誌から、僕がアメリカスカップの取材に派遣されるかも知れないという話があり、どうせだったらカナダ旅行と絡めてしまえばいいと、勝手に盛り上がって計画を練ってしまったわけです。その後、カップ取材の件が立ち消えるとも知らずに。

もう一度盛り上がってしまったし、子供たちも楽しみにしてるし、勢いで行ってしまえ〜。と、本日の出国にいたりました。嫁と三匹の子豚は、バンクーバーの友人家族と1週間のバカンスを楽しみます。僕は6日にサンフランシスコへ発ち、7日には家族も合流して、10日まで全員でアメリカスカップを観戦する予定です。

この旅行、最大の懸念は一人残された僕が孤独に耐えられるのかという問題。普段にぎやかなだけに、反動で寂しくて寂しくて・・・葉山近辺で5日の夜まで一緒に夕食を食べてくれる方を募集してます。割と本気で。(ブウは除く)

久しぶりに蒲郡へやって来ました。あのクールなDB-R1を手に入れたのは、豊田自動織機チームの児玉/田中組です。

フネが軽く感じる。すごく浮いてる気がするというのが進水直後のファーストインプレッションでした。クローズはまだセッティングができてないので、前に出ていく感じが足りないけど、これは時間をかけてセッティングを見つけるしかないだろう。リーチングやフリーはいい感じ。心配したほど旧型のピアソンとフィーリングに大きな違いがないので、乗り換えはスムーズに行きそうだ、とのことでした。

実は僕も乗ったんです。チョー久しぶりにパワーパッド付けてスナイプに。何年ぶりだろう?真聖と全日本に出て以来だから、5年ぶりかな。あれ以来、ディンギーはモスしか乗ってないからティラーが重くて重くて・・・とりあえず、ブーツ360とグリップIIのストラップの組み合わせが強烈にグリップすることだけは分かりました。

お2人ともご多忙でなかなか練習時間が取れていないそうですが、それでも主要レガッタでキッチリ結果を残しているのは流石です。今年の琵琶湖全日本では、このクールな新艇で、久しぶりのタイトル奪取を期待しています。

Cool Snipe!

カテゴリー BUSINESS

20130830-午後075251.jpg戯れにカッティングシートでやってみたデコレーション。メッチャかっこいい!

さてこのスナイプは誰のものになるでしょう?

アジア最終日

カテゴリー SAILING

OPアジア選手権最終日、関係者の願いがついに天に届き、MAX 20ノットの風の中、3レースが行われました。序盤は無風に苦しめられた今大会でしたが、終わってみれば、トータル9レースが成立し、選手も運営も皆ハッピーで終えることができました。

今大会とにかく際立っていたのが、シンガポールの強さです。1位から5位を独占し、総合も女子もチームレースも、すべて優勝。まぁワールドでもトップ5に3艇とか4艇とか入っちゃう彼らにしてみたら、当然の結果かも知れません。

20130830-午後063328.jpgあの小さな島国に、これほど完成度の高いセーリングを見せる子供たちがうじゃうじゃいるなんて。風なんか全然吹かないのに。いったいどんなトレーニングしてるのか、一度見に行ってみたいものです。

コーチのハッピーによると、OPで成功した彼のプログラムを他のクラスにも拡大していくそうで、シンガポールの快進撃はまだしばらく続きそうです。

いや〜それにしても疲れました。OPの大会は運営がホント大変。大して働いてない僕ですらこの疲労なんだから、実行委員会の方々の苦労はさぞやとお察しします。

ワールド誘致しようなんて声もあるそうですが、正直言っていいですか?勘弁してよ〜

サインはV

カテゴリー SAILING

大会5日目。アジア選手権も残すところ今日と明日だけなのに、まだフリートレースは2レースしか成立していません。最低でも5レースを消化しなければ大会が成立しないので、今日はなんとしてでも風が吹いてもらわないと困るのです。

関係者の願いが通じたのか比較的早い時間に南風が入り、終日6-7ノットの微軽風でしたが、なんとか4レースを消化することが出来ました。これで合計6レースとなり、大会の不成立は免れたことになります。ヤレヤレです。

肝心のレースの中身ですが、ハッキリ言ってこの大会はアジア選手権というより、シンガポールとタイの親善試合と呼ぶほうがふさわしい。日本を含め、他の国はこの2国の引き立て役でしかありません。成績表は1位から14位まで、SINとTHAしか無いんですから。

一体彼らは何が違うのか?分かり易い動画が撮れたので見てください。

シンガポール3艇と日本の1艇がダウンウインドでゲートマークへ向かってきます。注目して欲しいのはアンヒールの角度です。4艇のうち、特に両端の2艇は40度から45度くらいアンヒールして、マストとブームが丁度きれいなV字を描いていますね?これが速い選手の特徴なんです。

OPは箱形なので、45度のアンヒールで接水面積が最小になります。ここまでアンヒールさせることで、チャインがキールラインの役目を果たし、なおかつセールの効果中心も、そのキールラインの真上に来るんです。

もちろんアンヒールさせた方が速いのは、みんな知ってることだけど、ここまで徹底してはできていない。そういう小さな違いの積み重ねが、大きな差を生んでいるんだと知るべきです。速い選手はどんな時でも、非常にキレイにセールを張ります。マーク回航の度に、きちんとスプリットのテンションを変えます。クローズのスプリットテンションのままダウンウインドを走るなんてことはないんです。

例えば僕がアカデミーで教えに行くと、マークを回るたびにスプリットを抜く選手など一人もいません。それどころかセンターを上げない選手も多い。だって上げても上げなくても大差ないからって。んーなわけない。

OPのように厳格なクラスルールのフネで人に先んじようと思ったら、ホントに小さい、細かいことの積み重ねしかないんですよ。キッチリ艤装して、シッカリ集中して走らせて、バシッとタックを決めて。ボートスピードなんてコンマ1ノットも違わないでしょう。でも一つの動作で数センチ、一つの波で数センチ、少しずつ周りよりゲインすることで、上マークまでには数艇身を稼げる。その数艇身が効くんです。ミートの時に前を切れるだろうし、その分自由にコースが取れる。

何レースやってもSINやTHAが前にいるのはそういうことです。滑りが違うんです。一瞬一瞬を切り取れば、体感できないほどの差かも知れないけど、ちょっとずつ確実に彼らは前に出ていきます。いやーホント、彼らの走りは美しいですよ。OPの上で産まれたんじゃないかと思うくらいに、フネとカラダが一体化しています。

断りきれずに、しぶしぶ受け入れた運営手伝いでしたが、結構楽しんでいる自分に気づきましたw 明日は最終日。チャンピオンはどちらの国から出るのか?

SIN vs SIN

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今日はフリートレースではなく、チームレースの日。それぞれの国が4艇のチームを作り、トーナメント形式で勝者を決めます。日本では広島を中心にチームレースを普及させる動きがありますが、まだ充分にその面白さが広まっているとは言い難い状況です。しかし、OPの世界選手権では、ある意味フリートレース以上に盛り上がるのがこのチームレース。強豪国のチームレースに対する熱の入れようは半端じゃありません。

実際、トップレベルのチームレースは面白い。この動画を見てください。

決勝のシンガポール1対シンガポール2の第2マッチです。高画質でなおかつ大画面じゃないと分かりにくいけど、いかに接戦であるかは分かると思います。黄色リボンのチームがワンツーで入ったあと、もう1艇の黄色がフィニッシュラインにシュートしたのに僅かに届かず、青リボンが3-4-5-6で入りました。

これが4対4のチームレースの醍醐味です。1-2-7-8と3-4-5-6はどちらも合計18点なのですが、同点の場合はトップを取った方が負けなので、3-4-5-6が勝ちになるのです。ワンツーだからと油断してフィニッシュしてしまうと、4艇対2艇の状況になり、相手に3-4-5-6を取られて負けてしまいます。

チームレースが未熟なチームは、ワンツーの状況を守りたいばかりに相手をカバーしきれず、3-4-5-6を作られがちです。上手いチームはどうすると思いますか?ワンツーの選手は3位と4位を無視して、5位と6位のフネをカバーしに行くのです。相手にワンツーを譲り、3-4-5-6を作るために。

するとまたワンツーにされた方が戻ることになり、お互いに戻りまくってなかなかレースが進行しなくなります。目まぐるしく順位が入れ替わり、外から見ているとどっちが勝っているのか全然分かりません。でも選手たちは瞬時にその状況を把握し、とるべき行動を判断しているのです。

ちなみに動画でたまにクルッと1回転しているのは、相手にプロテストされて、自分で非を認めたフネです。ジュリーから判定を出されてしまうと2回転になるので、自分が悪いと判断したら、笛を吹かれる前に回ってしまいます。頭の回転もフネの回転も速い!あっという間に戦線復帰しちゃうんだな。

確かにチームレースは選手にとって、ボートハンドリングやルールの知識、瞬時の判断力などを磨く練習になるでしょう。ただ基本的なセーリングスキルが高くないと、走りだけで勝負が決まったり、カバーしに行ったつもりが抜かれたり、フネぶつけたりで、まったくチームレースの体をなしません。これくらいのレベルのレースが出来るようになれば、チームレースも盛り上がるんだろうけど。日本チームの戦いぶりを見ていると、まだまだ同じ土俵に立てていませんね。いやー、久しぶりにいいもの見せてもらいました。

今日からは、地元葉山で開かれている、OPアジア選手権の運営手伝いに入ります。OPの世界から足を洗ったつもりだったのですが、娘が始めてしまった以上、ホストクラブの親として、できるお手伝いはしなければなりません。

OPに詳しくない方は驚かれるかも知れませんが、いまOPの世界はアジアが席巻しています。シンガポール、タイ、中国、マレーシアなどの国々が競うように強化策を進め、世界選手権のトップをほとんどアジアが占める状況になっているのです。

特に強烈なのは、セーリングを国技として普及促進させているシンガポール。2005年からペルー出身のコーチ(通称ハッピー)がフルタイムで強化プログラムを実行し、目覚しい成果を上げて来ました。

たかがOPされどOP。世界のトップレベルになると、大人顔負けのボートハンドリングとタクティクスを見せてくれます。凄いですよ。

この動画で見えるかな?シンガポールの子のロールタック。メッチャ上手いんです。ロールを起こすと同時にメインシートを僅かに緩めて、セールに最も風が流れる瞬間に引き込んでいるんです。言うなればパンピングタックですね。シートトリムのタイミングと量が絶妙で、僅かでも確実に他のフネより加速しているのが分かります。

こういう一流の技は、何のクラスであれとても勉強になりますね。今日は軽風の中2レースが成立しましたが、この風域でもシンガポールとタイが他を圧倒する走りを見せています。大会は木曜日まで続きます。

ついに本日をもって、四十代の仲間入りをしました。三十代の皆さん、さようなら、お元気で。四十代の先輩方、右も左も分からない若輩者ですが、どうぞよろしくお願いします。

僕は幸いにして人との出会いに恵まれ、なんでも包み隠さずに相談できる友人や、自分を凌駕する才能を持つ部下、そして最愛の嫁さんと子供たちに囲まれて暮らしています。きっとこれから先も山あり谷ありな道のりだと思いますが、仲間や家族と一緒にいられれば、怖いものなんかありません。

人生の折り返しを過ぎ、仕事に子育てに全力を注がないといけない、不惑の年代。

セーリングの楽しみを最大化する

自分に課したこのミッションを達成するために、いままで以上に全力で取り組んでいく所存です。みなさまどうぞ、今後もよろしくおつき合いください。

2013年8月25日
有限会社 SAILFAST
代表取締役 後藤浩紀

30代最後の夜

カテゴリー SAILING

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長崎スタートから17時間経過した午前3時に葉山に到着。1300キロの日本横断ひとり旅は、心配したほどの疲れや眠気も訪れず、元気に帰ってくることが出来ました。もし会社を畳むような事態になったら、長距離トラックでも転がしますかね。

普段3匹の子豚に囲まれて暮らしていると、うるさいとか、静かにしろとか、落ち着けとか言ってばかりですが、わずか数日家を離れただけで、無性に会いたくなるから不思議です。そうなる度に「家に帰ったらいままでより子供たちに優しくしよう」と決意するんだけど、いざ帰ると「やかましい!」とすぐに逆戻り。なんだかなぁ・・・

今日で花の30代とお別れです。会社を立ち上げ、家族が増え、仲間に恵まれ、盛り沢山の30代でした。40歳なんて、死ぬまでならないと思ってたけど、なっちゃうもんですね。

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